章朗古樹紅餅2016年・青印 その10.
製造 : 2016年4月6日采茶
茶葉 : 雲南省西双版納州孟海県巴達山章朗寨古茶樹
茶廠 : 農家+店長ふじもと
工程 : 紅茶
形状 : 餅茶
保存 : 密封
茶水 : 京都の地下水
茶器 : 中国宜興土の茶壺・白磁の茶海・チェコ土の茶杯+鉄瓶・炭火
お茶の感想:
茶海を使ったお茶淹れを試す。
やや難しいこの紅茶。
+【章朗古樹紅餅2016年・青印】
おなじ時につくった生茶のほうは上出来で、お茶淹れも難しくない。
紅茶に加工したこのお茶は不安定で味が安定しない。
その要因は火入れの少ない製法にある。
熱によって変化しやすい成分と、そうでない成分と。
これが混じり合ってなじむように泡茶の湯加減と蒸らし時間を調整しなければならない。
高温+短時間と、低温+長時間。この中間に近づけるために茶海に注いでから1分ほど温めながら待って(ここ大事)、成分のなじむのを待つ。
とてもカンタンに美味しくなる。
まろやかで優しい味。
このお茶の場合、まろやかにすることで味をぼかして、底の方にある古樹ならではの力強さを感じさせる表現ができる。
表現は、飲む人に合わせる。
例えば、西双版納孟海県の古樹の紅茶を味比べする機会のある人には、少々荒々しくても直接的な表現のほうが喜ばれる。
そこに興味のない人には、茶海のまろやかな味のほうがウケるだろう。
茶海を使わずに茶壺から茶杯に直接注ぐやり方はとても集中力がいる。
頭の中で熱と茶葉の成分との関係をいろいろ考えて、細かな工夫をしなければ味が荒れやすく、まとまらない。
自動車の運転に例えるとオートマチック車とマニュアル車のようなもの。
お茶淹れの技術を向上させたい場合、湯と茶器と茶葉との関係が手に取るようにわかる直接注ぎのマニュアルトランスミッションが良い。茶海を使うとお茶の味が偶然なのか技術なのかが見えにくい。なんとなく淹れることに慣れてしまうだろう。
お茶淹れの難しさと楽しさは表裏一体。
茶葉 : 雲南省西双版納州孟海県巴達山章朗寨古茶樹
茶廠 : 農家+店長ふじもと
工程 : 紅茶
形状 : 餅茶
保存 : 密封
茶水 : 京都の地下水
茶器 : 中国宜興土の茶壺・白磁の茶海・チェコ土の茶杯+鉄瓶・炭火
お茶の感想:
茶海を使ったお茶淹れを試す。
やや難しいこの紅茶。
+【章朗古樹紅餅2016年・青印】
おなじ時につくった生茶のほうは上出来で、お茶淹れも難しくない。
紅茶に加工したこのお茶は不安定で味が安定しない。
その要因は火入れの少ない製法にある。
熱によって変化しやすい成分と、そうでない成分と。
これが混じり合ってなじむように泡茶の湯加減と蒸らし時間を調整しなければならない。
高温+短時間と、低温+長時間。この中間に近づけるために茶海に注いでから1分ほど温めながら待って(ここ大事)、成分のなじむのを待つ。
とてもカンタンに美味しくなる。
まろやかで優しい味。
このお茶の場合、まろやかにすることで味をぼかして、底の方にある古樹ならではの力強さを感じさせる表現ができる。
表現は、飲む人に合わせる。
例えば、西双版納孟海県の古樹の紅茶を味比べする機会のある人には、少々荒々しくても直接的な表現のほうが喜ばれる。
そこに興味のない人には、茶海のまろやかな味のほうがウケるだろう。
茶海を使わずに茶壺から茶杯に直接注ぐやり方はとても集中力がいる。
頭の中で熱と茶葉の成分との関係をいろいろ考えて、細かな工夫をしなければ味が荒れやすく、まとまらない。
自動車の運転に例えるとオートマチック車とマニュアル車のようなもの。
お茶淹れの技術を向上させたい場合、湯と茶器と茶葉との関係が手に取るようにわかる直接注ぎのマニュアルトランスミッションが良い。茶海を使うとお茶の味が偶然なのか技術なのかが見えにくい。なんとなく淹れることに慣れてしまうだろう。
お茶淹れの難しさと楽しさは表裏一体。