プーアール茶.com

宮廷プーアル熟散茶03年 その6.

製造 : 2003年
茶葉 : 雲南大葉種晒青茶孟海茶区ブレンド特級
茶廠 : 孟海茶廠(国営時代)
工程 : 熟茶のプーアル茶
形状 : 散茶
保存 : 西双版納密封
茶水 : 西双版納のミネラルウォーター
茶器 : 小さめの蓋碗・炭火・鉄瓶
鉄瓶と炭
中国の菊炭は白炭

お茶の感想:
上海での勉強会が終わって後片付けをしていたら、古い茶友が茶葉を持ってきた。
1980年代の黒茶であるが、正体がはっきりしないと言う。
試飲してほしいということで、湯を沸かして飲んでみた。
飲みながら、この茶葉にまつわるいろんな物語を聞かされた。正体がはっきりしないわりに物語はたっぷりある。
香港の老六安茶のコレクターが譲ってくれたとか。
台湾の茶商がマレーシアで入手したとか。
お寺が所有していたから最近まで残っていたとか。
竹籠に1斤500gごと詰められているけれど商標は無いとか。
すでに20キロ買ったが、のこり70キロほどあるので全部入手するつもりだとか。
「で、いくら?」
と聞くと、
「800元1斤。」
1キロ1,600元。日本円だと現在のレートで26,750円。
安い!安すぎる。
1980年代の黒茶
ちなみに、当店がまだ老茶を専門にしていた頃に扱ったことがある1970年代の六安。
+【六安茶70年代後期】 
現在の価格はわからないが1980年代の老六安でも1包約500gで1万5千元は超えるらしいので、1970年代のは4万はするだろう。元祖「孫義順」(老舗メーカーの名前)モノなら8万元、日本円で134万円はするかも。と、推測する。イヤ価格の問題じゃない。品が無いのだ。すでに個人のコレクターの手元にあって、死ぬまでチビチビ飲みながら楽しむことになっているが、例えばその人が飲みきらずに残して死んでも、遺族はその茶葉を換金するのは難しいから、自分たちで飲んでしまうか茶友たちに故人の形見として分けるだろう。卸から卸へ小売から小売りへとふたたび流通に戻ってくる理由は少ない。
もうちょっとお金の話をする。
近年の茶葉の価格の高騰は、土地の価格の高騰と同じところに原因がある。
現金の価値の低下がお金の余っている人を不安にさせている。人民元は国外への持ち出しは制限されているが、銀行に行けば米ドルにもユーロにも日本円にも交換できてそのまま預金できる。自国の通貨に不安があれば外貨に換えておくだけでよいはずだが、そうせずにモノや権利に交換しておきたい人が多くて、人気が集中するから高騰する。中国だけじゃなくて多くの国々でそうなっている。国がカンタンに増やせる通貨はそういう宿命にある。
誰しも紙切れや電子的な数字をたくさん持ったまま死ぬよりは、自分や他人の幸せに使って死にたい。
老茶が、味とか効能とかそのモノの価値を超えて評価されていることに違和感のある人は、うねる市場の荒波を見たことがないのか、あるいは見たくない人間社会の業から背を向けているのか、いずれにしても幸せな世間知らずである。
上海の空
上海の武康路
(写真は上海の武康路。前に住んでいた近所の好きな場所。この地区のこの物件4階建て一棟なら20億円するかもな。)
さて、この1980年代の黒茶。
安徽省の六安にしても広西省の六堡にしても雲南省の熟茶にしても、このように新芽・若葉で構成された黒茶の製法は、昔と今とでは大いに変わっている。もっとカンタンに・もっと安定的に・もっと衛生的に・大量に・経済的に・技術革新が重ねられて、見た目は似ていても中身はほぼ別のお茶になっている。
味もさることながら本来もっていた薬効も失っているにちがいない。と、老茶ファンは考えるので、新しいお茶には見向きもせずに残り少ない老茶を探し求める。新しいお茶しか知らない若いお茶ファンたちも一度は昔のホンモノを味わってみたいと思っている。
みんないいカモなのだ。
そんな過去のものは無かったことにして、眼の前の現実を、そして新しい世界をみんなで生きてゆこうじゃありませんか・・・とはならないから、ニセモノや粗悪品の市場は正当な市場よりもデカい。ニセモノや粗悪品と同じくらいに新しい製品が信用されていないとも言える。
判断を急いではならないから、3・4回分のサンプルをもらって帰って試飲することにした。
手元にある宮廷プーアール茶と比べてみる。
今日のこのお茶。
『宮廷プーアル熟散茶03年』(卸売部)
このお茶と比べてみる時点ですでに1980年代はありえなくて、2000年代のものだと冷静に考えている。
1980年代の黒茶と宮廷プーアール茶
左:1980年代の黒茶
右:宮廷プーアル熟散茶03年
並べてみたらわかりやすい。
1980年代の黒茶と宮廷プーアール茶
1980年代の黒茶と宮廷プーアール茶
左:1980年代の黒茶
右:宮廷プーアル熟散茶03年
結果は残念ながら、宮廷プーアール茶そのものであった。
六安でも六堡でもない。1980年代の黒茶なんかじゃない。
熱い湯を注ぐと老茶特有の小豆っぽい香りがフワッと漂うが、泥臭い後味があり、舌の上にねっとりしたものが残る。それに対して『宮廷プーアル熟散茶03年』の後味はサッパリしてキレがよい。
泥っぽいのは保存環境に問題があった風味だが、これを老茶の陳香・陳味と勘違いする人は多い。そういう自分でさえ単独で飲んだときにはわからなかった。
マレーシアなのか台湾なのか香港なのかわからないが、二次加工に醜悪な人の意志が混じっている。
ウソがないのは価格だけ。
2003年の宮廷プーアール茶はキロあたり3倍の価格をつけている。
3分の1の価格の1980年代の黒茶は安いなりに良い・・・というものじゃない。騙したのではなくて、この価格に飛びついた騙されたほうが悪いと価格は言っている。
ニセモノや粗悪品は人の心を傷つける。人間関係を悪くする。
1980年代の黒茶を持ってきた茶友は日本語のこのブログが読めないから、こうしてネタにできるけれど・・・。
いったい誰が騙したのか?誰が騙されたのか?というのを追求すると、茶友が老茶の味を知らないだけならよいが、もしかしたら茶友もグルだったことがわかるかもしれない。茶友の香港の友人との関係が悪くなるかもしれない。香港の友人と台湾の茶商との関係が悪くなるかもしれない。マレーシアの寺の住職の信用に傷がつくかもしれない。
この茶友を紹介してくれた人。上海の勉強会の場を提供してくれている店の主人は、自分にも疑いの火の粉が飛び散ってくるのではないかと心配して、こんなヘンな茶葉を持ってきて!と憤慨している。
醜悪な人の意志が茶葉を介して伝染する。
「あの茶葉は自分は要らないから・・・。」
それだけ茶友に伝えた。
正体は二次加工された宮廷プーアール茶だったとは言わない。

ひごりごと:
春の茶摘みがそろそろかなと農家に毎日電話をして様子を聞いて、ぼちぼち荷物をまとめて車を予約したとたんに天気が崩れてきた。
靴
荷物
景洪の空
天気予報も昨日と今日とでこの先一週間の予想が変わっていて、3月末まで晴れの日がほとんどなくなっている。
2018年の春も難しいのかな。ま、気楽に待つことにする。なんだったら来年まで待ってもよいし。

中茶牌65周年青磚03年 その9.

製造 : 2003年
茶葉 : 雲南大葉種晒青茶
茶廠 : 中国土産畜産雲南茶叶進出口公司
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 磚茶
保存 : 上海密封
茶水 : ミネラルウォーター農夫山泉
茶器 : 小さめの蓋碗
中茶牌65周年青磚03年

お茶の感想:
ひと昔前の人になった自分にはSNSがどのように活用されているのかわからないけれど、上海の小売店やお客様同士はSNSでつながっていて、「ふじもとが怒っているぞ!」というニュースが一瞬でいろんな人に届く。
たしかに怒っていた。上海の小売店と意見が衝突したのだった。
2日後に小売店に顔を出したら、若い店主やお客の教育係みたいな役を買って出るちょっと年配のお客様(今回は楊姐)がいて、いかにも自然な会話の流れで、「他人が口を滑らせた時に、まともに受けないで冗談として流したら、間違いに気付くチャンスを与えられる」みたいなことを教えられた。
そのとおりだ。
楊姐は心配して、事情を知っていそうな何人かに聞き取り調査をして、平和的解決の道を示してくれたのだろう。たしかに誰が悪いという結果にはならないで済んだ。
白黒はっきりさせて固定せさる必要のない問題もある。あらゆるモノゴトは時間とともに流動していて、自分の立ち位置さえも昨日と今日とでは微妙にズレてきている。
道を探る。
雲南でもよく怒っている。
怒りのあるところに問題の核心が潜んでいる。素晴らしい解決策が創造的な仕事につながることもある。だから、「怒る」・「よく考えてみる」・「行動する」、このパターンは外したくない。なので周囲の人達のフォローはありがたい。
自分はSNSを使わないけれど、周囲の人はこれを活用して、ふじもとの怒りを伝えて、ついでにその顛末についても伝えて欲しい。学びの過程。
この中国的というかお茶的なプロセスが好きなのだな。
たぶんそこがこの仕事を続けられるひとつの理由だ。
お茶づくりに関わるようになってからというもの、思い通りにならないことが増えた。山の人も、茶葉も、ぜんぜん言うこと聞かないし、それを言うなら天気がいちばん悪い。いつも天気が悪いと言い訳している。
でも、雨の日が続いたら必ず晴れの日が来る。目の前で起こっているすべてのことは過程にすぎない。その一瞬だけを切り取ってなにかの結論を出すなんてバカな考えだ。
茶葉の観察を続けるのと同じように人の観察も続ける。
今日は2003年のこのお茶。
『中茶牌65周年青磚03年』(卸売部に出品中)
中茶牌65周年青磚03年
中茶牌65周年青磚03年
中茶牌65周年青磚03年
上海で意見が分かれる。
意見が別れるほどお茶的で面白いのだ。
ふじもとは独裁者でいつも自分が決めたようにならないと気に入らない。「うちにはお茶があるけれど、そっちに交換したい魅力的なものは何もない」とイギリスの女王様にモノを言う乾隆帝のような態度に見えている。
今回は上海での価格設定を小売店やお客様に任せてみようと思う。もしもそれが自分の評価よりも低かったら、卸売部の価格を値下げする。

ひとりごと:
なんだか最近文章がラップしている。

中茶牌65周年青磚03年 その8.

製造 : 2003年
茶葉 : 雲南大葉種晒青茶
茶廠 : 中国土産畜産雲南茶叶進出口公司
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 磚茶
保存 : 昆明ー上海 紙包密封
茶水 : 西双版納のミネラルウォーター
茶器 : 小さめの蓋碗
中茶牌65周年青磚03年プーアル茶

お茶の感想:
「春茶は茶気が強くて、秋茶は茶気が穏やか」と言ったけれど、
「茶気」とはいったいなんだろう?
茶気はお茶を美味しくするけれど、身体には悪いものなのだろうか?
そうとも言えない。
結論から言うと、茶気の実態を把握できるのは身体の感覚だけなのだ。
もうちょっと正確に言うと、あなたの身体の感覚であって、私の身体の感覚ではないのだ。
このカンタンな理解の仕方が中医学の根底にあり、健康を支える知恵として有効だと思う。
病院や製薬会社を儲けさせる経済に、協力的ではないけれど。
中茶牌65周年青磚03年プーアル茶
茶気の強い弱いは、茶葉のなんらかの成分が関係しているには違いないが、それだけではない。
茶葉に含まれる様々な成分が副作用的に作用しているらしいが、それだけでもない。
製茶の加工や、保存熟成や、後発酵の微生物による仕事などにより、茶葉の成分がくっついたり離れたり変化したり、なんらかのカタチにあるときに、ある種の作用を発揮したり発揮しにくかったりするのには違いないが、それだけでもない。
外側の問題だけでなく、飲む人の身体のコンディションという内側の問題も関係している。
例えば、酒に強い人・弱い人、強い人でも酔うとき・酔わないとき、酒によっても酔いやすい酒・酔いにくい酒、飲み方・いっしょに食べるもの、いろいろなパターンを経験で体得していって、上手な酒飲みになる。これに似ている。
お茶と長い付き合いをしようと思うと、茶気とどう付き合うか、茶気をどう解釈するかという問題が、年々重要になってゆくだろう。
なぜなら、年をとるほど茶気に弱くなる。これはみんなに共通しているからだ。
茶葉を長期間寝かせるというのも、茶気をやわらげるのに有効な手となる。
老茶の知恵は茶気の扱いについて考えたところから始まったと見ている。
今日はこのお茶。
『中茶牌65周年青磚03年プーアル茶』(卸売部に出品中)
中茶牌65周年青磚03年プーアル茶
中茶牌65周年青磚03年プーアル茶
中茶牌65周年青磚03年プーアル茶
中茶牌65周年青磚03年プーアル茶
一日作業をしながら、ずっと飲んだ。

ひとりごと:
老いて賢くなる。
というふうにありたいな。

宮廷プーアル熟散茶03年 その5.

製造 : 2003年
茶葉 : 雲南大葉種晒青茶孟海茶区ブレンド特級
茶廠 : 孟海茶廠(国営時代)
工程 : 熟茶のプーアル茶
形状 : 散茶
保存 : 西双版納密封
茶水 : 西双版納のミネラルウォーター
茶器 : 小さめの蓋碗
宮廷プーアル熟散茶03年
宮廷プーアル熟散茶03年
宮廷プーアル熟散茶03年

お茶の感想:
熟茶つづきでこのお茶。
『宮廷プーアル熟散茶03年』(卸売部に出品中)
この見た目にも美しい小さな等級の茶葉をつかって「熟茶」をつくったからこそ、時代の変化を捉えたのだろう。生活のためのお茶、健康のためのお茶としてなら、大きく育った老叶子や硬い茎の部分が混ざるような昔ながらの配分が理想のはず。その常識を宮廷プーアル熟茶は覆した。熟茶のわりに生活臭の少ないお茶となったことが、時代のツボを突いたのだ。
生きるための生活から、楽しむための生活へ。
都市生活からはじまったその余裕が、特徴あるお茶を育て、確たるポジションを築くまでに至らせ、茶文化の一端を形成してゆく。
そう考えると、人々の生活とともに姿を変えてゆくお茶の、一時期の変化だけを見て、良いとか悪いとか言うのはバカバカしい気がする。
しかし、
熟茶おいては、当店はこれからは小さな等級の茶葉だけを使ったお茶はつくらないし、新しく仕入れることもないだろう。在庫を売り切ったらおしまい。
宮廷プーアル熟散茶03年
宮廷プーアル熟散茶03年
宮廷プーアル熟散茶03年
宮廷プーアル熟散茶03年
宮廷プーアル熟散茶03年
宮廷プーアル熟散茶03年
いろいろ飲み比べる機会の多い自分の体が、この小さな茶葉のタイプの熟茶を選ばなくなってきているからだ。老叶子や茎の混ざった昔ながらの熟茶を飲みたい。
台地茶を原料にした旨味の強い味はしつこいと感じて、古茶樹の透明な味のほうが口にも体にも優しいと感じる。
同じように感じるお客様が全世界に数百人いるだけで、当店はその方向で仕事ができる。
熟茶づくりは資金的な負担が大きいので、何年かに一度しか挑戦できない。当店の販売力では、ちょうどそのくらいでよい。
茶摘みをどうするか、製茶をどうするか、発酵の水は、技術は、道具は、・・・・孟海県に行くといろいろ具体的なアイデアが湧いてくる。

ひとりごと:
久しぶりに風邪を引いた。
孟海県が寒かった・・・。
そういえば、指圧で風邪が治るという話をどこかで聞いたので、最近見つけた凄腕の盲人按摩の老師のところへ行ってきた。
1時間。
背中と首と顔とを指圧されて、ピタッと治った。
「自分はここに来た時はたしかに風邪を引いていたよな?」と、自分を疑う。
なぜ指圧で風邪が治るのか?
おそらくそれを解説できる人は居ない。老師だって、風邪の時はこのツボやこのコリをこういう具合に圧すということだけを知っていて、因果関係を知っているわけではないと思う。
結果がすべて。いい仕事だ。
熟茶づくりも説明はいらない。美味しいか、体に気持よいか、その結果がすべて。

中茶牌65周年青磚03年 その7.

製造 : 2003年
茶葉 : 雲南大葉種晒青茶
茶廠 : 中国土産畜産雲南茶叶進出口公司
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 磚茶
保存 : 昆明ー上海 紙包密封
茶水 : 西双版納のミネラルウォーター
茶器 : 小さめの蓋碗
中茶牌65周年青磚03年プーアル茶
中茶牌65周年青磚03年プーアル茶

お茶の感想:
朝から雨。
しかし音が弱い。
空のチカラが衰えてきて、雨季が終わろうとしている。
雨の日は熟したお茶。
昨日のお茶の煙味の余韻があるうちに、このお茶を飲んでみる。
『中茶牌65周年青磚03年プーアル茶』(卸売部に出品中)
中茶牌65周年青磚03年
中茶牌65周年青磚03年プーアル茶
中茶牌65周年青磚03年
今日改めて味わうと、煙味は軽いが、かなり渋いと感じる。舌や歯茎にシワシワくる渋味。苦味もある。
喉にスースーとメントールの刺激が心地よく、飲んでからしばらく息するごとにスースーを味わえる。茶酔いはまろやか。ふんわり体が包まれる。
熟成10年だから全体的には穏やかだが、しかし、この苦い系統のお茶をしばらく飲んでいなかったので、慣れない。
易武山の甘い系統のお茶に舌が慣れているのだ。
中茶牌65周年青磚03年プーアル茶
上質を求める飲み比べは、同じ系統のお茶でないと意味が無い。例えば、易武山と南糯山のお茶とを比べてみても、自分の好みしかわからない。易武山と易武山のお茶を比べてはじめて良し悪しがわかる。
このお茶なら「下関茶廠」や「昆明第一茶廠」の年代の近い生茶と比べると、煙味には煙味に、渋味には渋味に、苦味には苦味に、それぞれに上等があることが分かるだろう。そうして好きになって、ひとつの方向を専門的に探求すると体が味を覚えてゆく。お茶が自分のものになる。
あの山この山、あの地域この地域、あの製茶この製茶、いろんなお茶を知ろうとすると、頭では知ったつもりになれても、体がついて行かないだろう。
プーアール茶好きだからといって、いろいろ知る必要はないのだ。南糯山のお茶しか知らないエキスパートのほうが、世界のお茶を知る人よりもずっと上等を知っていることもありうる。なぜなら、上等の上のほうはどんなお茶にも共通しているところがあるから。

ひとりごと:
口直しにこのお茶。
漫撒山の甘い系統のお茶。
+【瑶郷古樹青餅2014年】
瑶郷古樹青餅2014年プーアル茶
瑶郷古樹青餅2014年プーアル茶
瑶郷古樹青餅2014年プーアル茶
やはり甘い。そして辛い。渋味にも近いその辛味がヒリヒリする。
新しいお茶は上等なやつほど辛い。熟成したお茶の後はこの辛さに慣れない・・・。

中茶牌65周年青磚03年 その6.

製造 : 2003年
茶葉 : 雲南大葉種晒青茶
茶廠 : 中国土産畜産雲南茶叶進出口公司
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 磚茶
保存 : 昆明ー上海 紙包密封
茶水 : 西双版納のミネラルウォーター
茶器 : 小さめの蓋碗
中茶牌65周年青磚03年プーアル茶
中茶牌65周年青磚03年プーアル茶

お茶の感想:
金継ぎは、
欠けた陶器や磁器を、漆と金箔で繋ぎあわせる技術。
大変な手間だけれど、ものを大事にする心が気持ち良いし、修正後は金色のヒビが入ったような模様ができて美しくもある。
日本の茶道が流行った昔に、器をわざわざ割って金継ぎさせた茶人がいたという話を何かの本で読んだ。おそらくその器はキレイすぎて凡庸だったのだろう。
しかし、その行為は美しくないと思った。作為的で臭い。
老茶のお客様が、
「湿倉のお茶も以前は美味しいと思ったけれど、最近はあまり・・・」ということをおっしゃっていた。
これはもしかしたら湿倉による独特の風味だけでなく、その作為が臭ってしまうのではないのか?
作為のあるのは飽きるし、疲れる。
湿倉にもいろいろあって、ほんとうに具合よく仕上がっているものは魅力的な風味を醸して美味しい。
乾倉でゆっくりありのままに変化したお茶は、アピールは弱くて誘惑もないけれど、チカラが抜けていてほっとする。あえて美味しいと言わせるほどでもないのは、飲む人にどこか優しい。
中茶牌65周年青磚03年プーアル茶
『中茶牌65周年青磚03年』
このお茶は倉庫も包装も特別な工夫はなく、昆明の空気の薄い高地の海抜約1800メートルの乾倉で熟成されてきたから、10年経った今でも老味がはっきり出ていないけれど、2煎め3煎めのどこか遠くで微かにメラメラしているのがわかる。製茶の技術不足による煙味で傷ついた香りの向こうに蜂蜜の甘い色香がほんのり漂うのは、飲む人にわざわざ「甘い蜜の香りがする!」と言わせない程度で、落ち着いている。
香港倉が終わったのは、茶商たちの自覚のないまま熟成の過当競争で作為が臭って、お茶ファンが疲れたのではないのか。
中茶牌65周年青磚03年プーアル茶

ひとりごと:
日本の茶道はどことなく疲れる・・・。
中国茶もこれから競争が加熱して作為のスパイラルに陥って、10年後には疲れると、ここに予言しておく。

中茶牌65周年青磚03年 その5.

製造 : 2003年
茶葉 : 雲南大葉種晒青茶
茶廠 : 中国土産畜産雲南茶叶進出口公司
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 磚茶
保存 : 昆明ー上海 紙包密封
茶水 : 西双版納のミネラルウォーター
茶器 : 小さめの蓋碗
中茶牌65周年青磚03年プーアル茶

お茶の感想:
一枚ごとにムラがある。
ほんとうにそうなのか?
だとしたら茶葉のどこかにサインが残っていないか?
その違いを比べてみる。
2003年の10年モノ生茶、『中茶牌65周年青磚03年』 (卸売部に出品)
中茶牌65周年青磚03年プーアル茶
中茶牌65周年青磚03年プーアル茶
中茶牌65周年青磚03年プーアル茶
中茶牌65周年青磚03年プーアル茶
中茶牌65周年青磚03年プーアル茶
結論から言えば、今回はまったく同じ味だった。
こうして2つを同時に飲んでまったく同じ味ということは、ほんとうに同じ味なのだ。人の味覚はあんがい繊細なところもあって、こういうふうな比べ方ではものすごく精密に働くらしい。
結局、1枚ごとのムラではなかった。
崩した箇所のムラだった。
1枚の中に、とびきり美味しい茶葉の部分と、そこそこの茶葉の部分が混じっている。
同じ茶山から採取した晒青毛茶にもかかわらずこのムラがあるのは、古茶樹の証。
西双版納の古い茶山の古茶樹は混成の品種からなる。農地として古いほどその傾向が濃くなる。
そうなのだ。このお茶は古茶樹のお茶。
大衆茶メーカーの「昆明茶廠」がつくった65周年の記念茶(たぶん広州の茶葉博覧会で無料で配ったに違いない)だから安モノとは限らない。2003年はまだ大陸にプーアール茶ブームのくる夜明け前だったから、いろんなところに余裕があったのだろう。
中茶牌65周年青磚03年プーアル茶

ひとりごと:
もしも自分が古茶樹の特性を理解せずに、消費者のことを思ってムラのできることを嫌った商品づくりをしたら、やはり大手企業と同じことをするだろう。大きな資金があれば、品種改良したり、へんなクスリを撒いたりするかもしれない。
「ムラではなくてユレですよ。」
揺れのあるお茶のほうが原生の品種に近くて、もしかしたら世界でもっとも古い品種のお茶のひとつかもしれない。人とお茶との関係がはじまった頃の、そのままの味が残っているかもしれない。
「だから上等なのです。」
というふうに西双版納のお茶の魅力を語れなければ、古茶樹ブームに便乗した商売をしただけで終わるだろう。
現在、大陸では多くのお茶ファンがはじめて雲南の古茶樹のお茶を飲んでみようということで、どんどん売れているけれど、ほんとうにこの魅力を知り得る人はどのくらいいるだろう。他のお茶どころのお茶がつくってきた上等な「基準」みたいなモノサシを持ちだして語られたりするのではないだろうか。
ま、それでいいのだ。
知る人ぞ知るほうが、当店にとっては都合が良いから。

中茶牌65周年青磚03年 その4.

製造 : 2003年
茶葉 : 雲南大葉種晒青茶
茶廠 : 中国土産畜産雲南茶叶進出口公司
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 磚茶
保存 : 昆明ー上海 紙包密封
茶水 : 西双版納のミネラルウォーター
茶器 : 小さめの蓋碗
中茶牌65周年青磚03年プーアル茶
中茶牌65周年青磚03年プーアル茶
中茶牌65周年青磚03年プーアル茶

お茶の感想:
2003年の10年モノ生茶。
『中茶牌65周年青磚03年』 (卸売部に出品)
かれこれ3枚は崩して飲んでいるけれど、どうやら一枚ごとのムラがあるらしい。目の覚めるような美味しさの一枚もあれば、そこそこの一枚もある。
原料となる晒青毛茶を摘んだ日、茶樹のある山の斜面の上か下か向いている方向はどちらか、製茶の火入れや天日干しの仕上がり、それぞれが茶葉に記録されていて味のムラとなって現れてしまう。それを防ぐために混ぜ合わせてから圧延するのだけれど、同じ茶山の同じ時期に集めた場合は、習慣的にあまりしっかり混ぜない。
ということは、つまりこのお茶はブレンドではないということになる。おそらく西双版納の布朗山のどこかの村だと思うが、ひとつの茶山から茶葉を集めている。
生茶は晒青毛茶の味がストレートに出るからムラが生じやすい。
生活のお茶をつくっていた老舗の「昆明茶廠」を受け継いだ中茶公司のお茶に、1枚ごとのムラなんて気にする人などいなかっただろう。
中茶牌65周年青磚03年プーアル茶
お客様の立場からすると、駄菓子屋みたいに当たり外れを楽しむものじゃないから、ムラがないほうが良いのだけれど、振り返ってみると高級な有名銘柄にもずいぶんムラがあったと思う。当店のオリジナルのお茶にも実は1枚ごとのムラがある。
ちなみに熟茶は製造工程の発酵のところで頻繁にかき混ぜるのでムラがない。
近年の大手茶廠のブレンドモノのお茶にもムラがない。
ティーバッグに入ったお茶やペットボトルのお茶にもムラがない。
「魅力」というものが宿るところを残すためには、キレイにし過ぎちゃいけない部分があるのかもしれない。
中茶牌65周年青磚03年プーアル茶
アタリ!のお茶は、一煎めの蓋碗の蓋から蜂蜜の香りがあふれる。
ハズレ!のお茶は3煎めになってようやくそれが現れる。

ひとりごと:
なじみの新疆の食堂のひとたちがいじめられてはいないかと思って覗いてみたら、ぜんぜんだった。
中茶牌65周年青磚03年プーアル茶
中茶牌65周年青磚03年プーアル茶
むしろ繁盛していた。こんなときこそ頑張る店員さんたちと、民族や宗教の別け隔てなく付き合う人たち。西双版納は急速な発展で変わっているように見えても、人々にはまだ村の感覚が残っている。そもそも近所づきあいのほうが、国や宗教の歴史よりも古いのだ。

中茶牌65周年青磚03年 その3.

製造 : 2003年
茶葉 : 雲南大葉種晒青茶
茶廠 : 中国土産畜産雲南茶叶進出口公司
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 磚茶
保存 : 昆明ー上海 紙包密封
茶水 : 西双版納のミネラルウォーター
茶器 : 大きめの蓋碗
中茶牌65周年青磚03年プーアル茶
中茶牌65周年青磚03年プーアル茶
中茶牌65周年青磚03年プーアル茶
中茶牌65周年青磚03年プーアル茶

お茶の感想:
このお茶ほんとうに旨い。
『中茶牌65周年青磚03年』 (卸売部に出品)
「美味しい」というより、「旨い」のだな。
このお茶を基準にして、問屋さんからまわってくる老茶のサンプルと飲み比べすると、ことごとく撃退してしまうから、出品数がなかなか増えない。
1990年代のこれ(老樹圓なつかしいな・・・・)
老樹圓プーアル茶
老樹圓プーアル茶
とか、「7542」・「下関鉄餅」・「易武山野生青餅」などなど生茶のメジャーもいくつかあったけれど、これらメジャーが2003年のマイナーに勝てない。
たまにこういうことがあるからお茶探しは面白い。
もちろん、2009年頃から増えている高級を意識したのなら勝てる。
例えば、『冰島古樹青餅2013年』 (むちゃくちゃ美味しい)
冰島古樹青餅2013年プーアル茶
冰島古樹青餅2013年プーアル茶
例えば、『老班章磚茶2008年』 (むちゃくちゃ高い)
老班章磚茶2008年プーアル茶
老班章磚茶2008年プーアル茶
例えば、『易武春風青餅2011年』 (当店のオリジナル最高級、やっぱり高くて美味しい)
易武春風青餅2011年プーアル茶
易武春風青餅2011年プーアル茶
【易武春風青餅2011年】
これらはわかりきっている。
今すでに「美味しい」のだから、10年も寝かしたらもっと美味しくなるにちがいない。
・・・・・いや、そうなのだけれど、
これらのお茶の味というのは「美味しい」であっても、「旨い」にはなりにくいだろう。
昔のお茶づくりの職人が近ごろの高級茶を評価したらこうなるだろう。
「こんなに旬の新芽・若葉だけを使ったら、体への当たりが強すぎるじゃないか!」
美味しさ勝負が目的となっている。
お客様の体をいたわったり、財布をいたわることを忘れているのだな。
かといって、近年の安いお茶はほんとうに安かろう悪かろうが多くて、いかにも仕方なくつくっている感がプンプン漂うのだ。ぜんぶを味見しての話ではないけれど、茶山やメーカーを見学する機会が多いから、なんとなく全体的に安くて良いお茶をつくるのが難しそうだと肌で感じる。
この頃の当店のお茶の売れ方を分析すると、出品数を増やさないと店の運営がうまくゆかなくなっている。以前はそうでもなかった。美味しいお茶をひとつかふたつ見つけたらしばらくずっと売れていた。コレクションを趣味にする方以外は、毎日飲むお茶として同じのをずっと繰り返しお求めになることが多かったのだ。
これはもしかしたら、お客様のお茶の飲み方に変化があるではないか?と思ったのだが、お客様から言わせたら、お茶の値段やお茶の味(体感も含む)の変化がそうさせているのかもしれない。
お茶を生活から離してはいけない。
何度も同じことを言うけれど、大事なところだから何度でも言う。
お茶をつくるのは農家や業者だけじゃない。お客様がどんなお茶を選ぶか、これもお茶づくりに関わっているのだ。
中茶牌65周年青磚03年プーアル茶

ひとりごと:
大衆茶づくりのほうが高級茶づくりよりもずっと難しい。
それはもう素材がどうこう技術うんぬんだけの問題ではなく、経営に革新が必要だし、お客様にも理解が要るし、どこから手をつけてよいのかわからないのだけれど、その難しいことを昔の人たちはしていた事実を、このお茶『中茶牌65周年青磚03年』が教えてくれる。
経済や社会や自然環境の変化など、いろいろ言い訳はあるのだけれど、茶山があって農家があって業者があってお客様がある。この組織図は昔から変わっていないのだな。

中茶牌65周年青磚03年 その2.

製造 : 2003年
茶葉 : 雲南大葉種晒青茶
茶廠 : 中国土産畜産雲南茶叶進出口公司
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 磚茶
保存 : 昆明ー上海 紙包密封
茶水 : 西双版納のミネラルウォーター
茶器 : 大きめの蓋碗
中茶牌65周年青磚03年プーアル茶
中茶牌65周年青磚03年プーアル茶
中茶牌65周年青磚03年プーアル茶

お茶の感想:
引き続き卸売部の、『中茶牌65周年青磚03年』。
たぶん何度も同じような話をするけれど、大事なことは繰り返すのだ。過去の文書と重複しても気にしないで書きたいと思う。
このお茶を飲んで、やはり生茶のプーアール茶は10年以上寝かせてからが完成品だと思った。しっかり渋く鮮やかな風味なのに、成分は熟成してまろやかになっている。生茶にしては身体に優しい。腹の底が温まる。
このような味と体感のバランスは、長期熟成にしかできない技だと思う。出来立てのお茶の溌剌とした風味には魅力があるけれど、溌剌とした風味には棘がある。とくに春の旬には棘が多い。薬にもなる成分は摂りすぎると毒になることもある。
薬になるか毒になるかは個人によって異なるし、その日の体調によっても飲む分量によっても異なる。だから、「○○○○という成分にどういう効能・効能があって・・・」と学者みたいな言い方よりも、「冬に青いお茶を飲んだら体冷やすよ・・・」とおばあちゃんみたいな言い方のほうが実践的なのだ。
春の旬の棘の成分はパッと心を捉えるチカラがあるから、外からのお客を迎える茶席のお茶には欠かせない。しかし、家で毎日飲むようなお茶ではないと思う。
昔の人たちは毎日飲むお茶の強い棘の成分を嫌っていた。そういう工夫が一部のプーアール茶にも残っている。
例えば、
大きく成長した葉や茎の部分をいっしょに摘む。
しっかり揉捻して茶葉の内側の成分を抽出する。
半発酵させる。
微生物発酵させる。
遊牧民みたいに5分くらい煮出したり、バターやミルクと混ぜて飲む。
そして、長期熟成させるのもひとつの手だ。
どの文献に書いてあったのか忘れたが、1600年代の記録に緑茶を壺に入れてまろやかになるまで数年待ったという話が出てくる。この緑茶はおそらく生茶とおなじく天日干しで仕上げたもので、長期保存に適していたのだろう。
『中茶牌65周年青磚03年』はまさにそんな感じのお茶。
中茶牌65周年青磚03年プーアル茶
中茶牌65周年青磚03年プーアル茶
今日はかすかに新鮮な葡萄の香りを後味に見つけた。
品種がちがったり、山の斜面がちがったり、農家によって製茶技術がちがったり、仕上がる日の天候が違ったり、いろいろなムラがあるから、しっかり混ぜ合わせてあってもムラが残る。毎日飲むお茶としてはムラがあったほうが飽きないと思う。

ひとりごと:
たまたま女性のお客様とのメールのやりとりで気付いたのだが、生茶の棘のある成分は女性のほうが嫌う傾向がある。
中国の茶葉の小売店は、たいがい女性の店員がお茶を淹れて試飲させてくれるが、生茶の新しいのは飲まないようにしているという店員さんがあんがい多い。身体が受け付けないのだろう。
ほんとうはこういう話がお客様ひとりひとりとできるのが理想だと思う。ひとりひとりとお茶の味の好みの話をするということは、ひとりひとりの身体に適したお茶を紹介できるということになる。
どのお茶が一番人気だとか、お買い得だとか、そんなことよりも、その人の身体が今いちばん必要としているお茶をすすめられる。あるいは飲まないほうがよい日もあるだろう。
お茶だけでなく料理もそうなのだ。
例えば、
なじみの居酒屋に行くとする。
「今日はパソコン見過ぎて目が疲れた。」
と話したら、居酒屋のおやじが、
「サザエのキモ喰いな。今日いいのが入ったよ。」
とすすめてくれる。
サザエのキモが自分の口に合うかどうかなんてこの際どうでもいいのだ。苦くても良薬。苦味と優しさが混然一体となった忘れられない味覚となるだろう。口にやさしい料理ばかりが親切じゃない。
けれど、こういう味覚のことを教えてくれる人がお店にも家にも居なくなっている。
店は顧客満足のために優しい味やウケる味ばかりを狙う。
(だから農家のつくる野菜も品種改良されて薬効の無い味になる。)
家は核家族化しておじいちゃんおばあちゃんは役に立つ出番なく施設に入る。
(もっとも僕らの親の世代はすでに食生活の知恵を失っている。)
身体によいお茶の選び方。飲み方。自分で探って知るしかないところもあるが、そのヒントをくれる人がもっと身近にいてほしいよなあ。
キノコ鍋
鶉の干し肉を出汁にしてキノコ鍋をつくった。キノコは3種。天然の長芋(山薬)も入る。


茶想

試飲の記録です。

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