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7581五輪金花青磚91年 その1.

製造 : 1991年
茶葉 : 雲南大葉種晒青茶
茶廠 : 中国土産畜産雲南茶叶進出口公司 昆明茶廠
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 磚茶
保存 : 香港ー昆明乾倉 紙箱包
茶水 : 京都御所周辺地下水
茶器 : 大きめの蓋碗

お茶の感想:
サンプルの茶葉が良かったので、一枚モノを入手しての試飲。
ちょっと珍しい生茶の磚茶。『7581五輪金花青磚91年』。
プーアール茶鑑定本や専門誌でこのパッケージの写真を見たことのあるファンも多いだろう。有名銘柄のひとつなのだけれど、しかし「7581」といえば熟茶の定番。国営時代の昆明茶廠といえば元祖熟茶メーカー。そのためか、生茶は後回しになっていた。たしか、数年前に広州の市場に買い付けに行ったときにも見たことがあったと思うが、試飲までしたことがなかった。
7581五輪金花青磚91年普洱茶
7581五輪金花青磚91年プーアル茶
7581五輪金花青磚91年プーアル茶
『下関銷法沱茶90年代』と同じく、もとはフランスに輸出されていたもの。
【下関銷法沱茶90年代プーアル茶】
1976年から東南アジアやフランス向けに香港の「天生茶業」が磚茶の輸出を担っていたらしい。その1991年モノのこの銘柄。香港倉に一定期間とどまっていたことは明らかで、だからこそ今ここにこうして残っているわけだが、そのときの倉庫熟成が原因と思われる暗い影が落ちていた。
7581五輪金花青磚91年プーアル茶
7581五輪金花青磚91年プーアル茶
7581五輪金花青磚91年プーアル茶
残念。もしも出品できたら1枚9,800円にする予定だった。この味でこの価格。老茶の生茶として当店の看板商品になるだろうと思った。初めての人には老茶の美味しさと出会うきっかけになっただろう。
何度も試飲した。
レモンのような柑橘系の鮮烈。チョコレートの芳香と甘味。穀物の温かみ。漢方の薬味。良いところだけを見ると良質の老茶ならではの風味があった。けれど、「ヘタっている」と最近呼ぶのだけれど、香港の倉庫の高温多湿に耐えきれずに腰の折れた風味がある。「白露」と呼ぶ白いのが表面だけなら良いが、崩した内部にたくさん見つかるとたいがいダメなのだ。このお茶がまさにそうだった。
7581五輪金花青磚91年プーアル茶
7581五輪金花青磚91年プーアル茶
7581五輪金花青磚91年プーアル茶
7581五輪金花青磚91年プーアル茶
おそらく、「大丈夫だ」というお客様もいらっしゃるだろう。
このヘタった風味がまったくない完璧な老茶なんて驚くほど高額に決まっているし、現在流通している老茶の多くにはこのヘタった風味があり、慣れれば見過ごすこともできなくはない。お腹の具合が悪くなることもない。
過去に扱ったお茶には、このヘタった風味を許したのもある。
例えばこのお茶。
【後期紅印鉄餅プーアル茶】
しかしこのときは生茶の老茶をいくつも出品していたから、お客様は選ぶことができた。選ぶことのできない現在に出品するのとはちょっと状況が違うのだ。

ひとりごと:
老茶探訪はネタ切れ。
西双版納の茶山の春が始まったから、現金は新しいお茶のほうへ向かうことになる。
熟成壺
熟成壺
窯元にて、熟成壺が難しいことになっている。
うまくゆかないことが続くな・・・。
熟成壺
土の配合を変えてもう一度。

中茶牌3917沱茶91年 その1.

製造 : 1991年
茶葉 : 雲南大葉種晒青茶(西双版納孟海地区)
茶廠 : 昆明茶廠
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 沱茶
保存 : 香港ー昆明 紙包密封
茶水 : 西双版納のミネラルウォーター
茶器 : 小さめの蓋碗
中茶牌3917沱茶91年プーアル茶
中茶牌3917沱茶91年プーアル茶
中茶牌3917沱茶91年プーアル茶

お茶の感想:
『中茶牌3917沱茶93年』(卸売部に出品)
これと同じ銘柄で、1991年モノがあるので入手して試飲してみた。
その報告。
中茶牌3917沱茶91年プーアル茶
中茶牌3917沱茶91年プーアル茶
中茶牌3917沱茶91年プーアル茶
ぜんぜんダメだった。
こんなの飲んだら身体に悪いというレベルだった。
香港の倉庫もダメっぽいけれど、昆明の倉庫でのダメな感じの風味が出ている。
おそらく20度以下の低温で湿気たのだろう。昆明の倉庫は乾燥していて比較的安定していると思ったけれど、ダメなところもあるのだな。
このお茶だけではない。
今回入手した老茶のほとんどがダメ。10個入手してたった2個だからむちゃくちゃ打率が悪い。こんなに不味いのが多いと試飲するのが楽しくなくなる。
やはり老茶は終わったのだろうか?
美味しくない老茶ばかり流通していたら趣味にならない。いろんなところでいろんな老茶が買えて、いろんな美味しさが楽しめるからこそ趣味になる。せめて10個のうち6個は美味しい思いをしなければ買う気がなくなる。老茶はやめておこうということになる。
こまったなあ。

ひとりごと:
念のために1993年のと比べた。
中茶牌3917沱茶93年と91年
左: 1993年
右: 1991年
中茶牌3917沱茶93年と91
中茶牌3917沱茶93年プーアル茶
中茶牌3917沱茶93年と91年
やはり1993年のは美味しい。
崩れた茶葉が多いから圧案が緊密になって、同じ重量の沱茶なのに小さい。
見た目よりも風味の違いが大きいから、おそらく茶葉の産地が違うのだろう。そして倉庫の管理もよかったのだろう。

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茶想

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