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茶教室・京都

章朗古樹春餅2016年・黄印 その4.

製造 : 2016年4月7日采茶
茶葉 : 雲南省西双版納州孟海県巴達山章朗寨古茶樹
茶廠 : 店長ふじもと
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 餅茶
保存 : 茶箱
茶水 : 京都地下水
茶器 : 宜興の茶壺・景徳鎮白磁の杯+保温ボトル
寺
新緑

お茶の感想:
タケちゃんの絵の展覧会。
新緑の栖賢寺・鳳凰閣にて。
席
絵
タケ
茶
+【章朗古樹春餅2016年・黄印】
爽やかな日。爽やかなお茶。
保温ボトルにお茶をつくって持って行って、茶壺と茶杯で飲んだ。

香椿林青餅2016年 その5.

製造 : 2016年4月1日(采茶)
茶葉 : 雲南省西双版納州孟臘県漫撒山(旧易武山)香椿林
茶廠 : 農家
工程 : 生茶
形状 : 餅茶180gサイズ
保存 : 茶箱
茶水 : 京都の地下水
茶器 : 宜興の茶壺・チェコ土の杯+鉄瓶・炭火
温め
茶葉
鉄瓶

お茶の感想:
茶教室のメニュー『飲み比べ象明と易武』で選んだお茶。
+【飲み比べ象明と易武(リクエスト)京都】
実は直前に茶葉を変更した。
易武茶区のお茶を『弯弓古樹青餅2014年』のから『香椿林青餅2016年』に替えた。
香椿林は弯弓区にあり、同類である。
変更の理由は、香椿林のほうがより熱帯雨林の風味が現れているから。
孟臘県漫撒山(旧易武山)には国有林に指定されている広域な森があり、その一部はいかにもな熱帯雨林。映画なら恐竜が出てくるジャングル。
この熱帯雨林が地域一帯に湿った柔らかな空気を提供して独特の気候になる。熱帯雨林は年々減少して乾燥した空気が一帯を支配しつつあるから、このタイプのお茶の味はいずれなくなる。
餅面に現れる熱帯雨林の感じ。2017年に撮影した写真を再度掲載。
餅面
餅面
山を歩くといろいろな場所があることに気づく。
高低差や複雑な地形で環境が異なり、そこに生息する植物たちにも違いがある。その場の雰囲気が違う空気も違う。
そこの空気を吸っていた茶葉は、そこの雰囲気そのものを味に宿している。
いろいろな茶山を歩いてきたが、お茶の味はその場所の空気そのもの。
茶樹は山のやや高いところに生息するから熱帯雨林の植物たちに紛れてはいないが、香椿林の茶樹はやや低いところに生息帯があって、すぐ下に迫る緑の悪魔的なモワンと湿った空気を思い出す。
このタイプのお茶は香りが弱い。味には輪郭がない。苦味はあるが甘味のほうが強い。ひとことで言うとぼんやりしている。
初心者の頃は、他人の欲しがりそうな味のお茶を求めていた。
その場の個性を客観視できなかったので、このタイプのお茶の魅力に気付いていなかった。
もしも気付いていたら、他のお茶は要らない。このタイプだけ集めている。
茶湯
葉底
辛味・渋味の刺激が少なくて静かな味わい。
一煎めだけ煮やさないように気をつけて、二煎・三煎としっかり熱を入れてゆく。だんだん苦味と甘味が交代してゆく。十煎になると甘いだけの水になるが、なぜか飽きずに飲み続ける。
飲み比べに選んだもうひとつの『倚邦古樹青餅2014年』は対象的。
倚邦は清代の貢茶ブランドをアピールする産地で”王子山”と名付けられたりして、コマーシャル的な役割があった。お茶の味はいかにもウケの良い味。
面白い飲み比べになると思う。

一扇磨青餅2016年・緑印 その4.

製造 : 2016年03月28日
茶葉 : 雲南省西双版納州孟臘県漫撒山(旧易武山)一扇磨
茶廠 : 農家
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 餅茶
保存 : 茶箱
茶水 : 京都の地下水
茶器 : 中国宜興土の茶壺・茶杯 鉄瓶・炭火
炭
黄印緑印

お茶の感想:
茶教室のメニューに追加。
+【一扇磨青餅飲み比べ(リクエスト)京都】
泡茶
茶湯

一扇磨青餅2016年・黄印 その4.

采茶 : 2016年3月21日
茶葉 : 西双版納州孟臘県漫撒山一扇磨 小樹+古樹
茶廠 : 孟海県工房
圧餅 : 2016年5月14日
工程 : 生茶プーアール茶
形状 : 餅茶180gサイズ
保存 : 茶箱
茶水 : 京都の地下水
茶器 : 中国宜興土の茶壺・チェコ土の茶杯 鉄瓶・電熱
西陽

お茶の感想:
茶葉
茶葉の色に軽発酵の具合が現れている。
+【一扇磨青餅2016年】
泡茶
ちょっと濃い目に、苦底で味のベースをつくる。
しっかりお茶の味の輪郭を立てる。
茶湯
背筋をまっすぐに、姿勢を正したくなるお茶。
葉底
雲南大葉種の中の”中葉種”という大きさの茶葉。
采茶のタイミングの良さが新芽の小ささと細さに現れている。

一扇磨青餅2016年・黄印 その3.

采茶 : 2016年3月21日
茶葉 : 西双版納州孟臘県漫撒山一扇磨 小樹+古樹
茶廠 : 孟海県工房
圧餅 : 2016年5月14日
工程 : 生茶プーアール茶
形状 : 餅茶180gサイズ
保存 : 茶箱
茶水 : 京都の地下水
茶器 : 中国宜興土の茶壺・景徳鎮白磁の茶杯 鉄瓶・電熱
一扇磨青餅2016年・黄印

お茶の感想:
このお茶の”黄印”版を飲む。
一枚モノを崩すのを惜しんでいたので、何年ぶりの試飲。
2016年の春は一天一采のお茶づくりを試した。
山の斜面の一箇所で、その日一日で采茶した茶葉で、ひとつのお茶をつくる。
+【一扇磨青餅2016年】
一扇磨青餅2016年・黄印
一扇磨青餅2016年・黄印
一扇磨青餅2016年には”無印”と”黄印”がある。
この日の鮮葉から2つの生茶をつくった。
これを飲み比べてみる。
無印と黄印
無印と黄印
無印と黄印
左: 無印
右: 黄印
結論から言えば、無印のほうがよい。
軽発酵をすすめると甘い風味が増すが、水質の潤いが減る。
ひとつの茶葉で生茶と紅茶をつくり分けた場合、紅茶は舌触りや喉ごしにカラッとドライな水質になる。それと同じ。
茶王樹
気になって、初摘みが5月3日采茶の茶王樹を飲んでみた。
やっぱりちょっと重たく感じる。

一扇磨青餅2016年 その2.

采茶 : 2016年3月21日
茶葉 : 西双版納州孟臘県漫撒山一扇磨 小樹+古樹
茶廠 : 孟海県工房
圧餅 : 2016年5月14日
工程 : 生茶プーアール茶
形状 : 餅茶180gサイズ
保存 : 茶箱
茶水 : 京都の地下水
茶器 : チェコ土の・茶杯 鉄瓶・炭火
表
裏

お茶の感想:
茶器
宝瓶
茶湯
葉底
3.6gは一人で飲むには多すぎ。
山トレ行って汗を流すつもり。

一扇磨青餅2016年 その1.

采茶 : 2016年3月21日
茶葉 : 西双版納州孟臘県漫撒山一扇磨 小樹+古樹
茶廠 : 孟海県工房
圧餅 : 2016年5月14日
工程 : 生茶プーアール茶
形状 : 餅茶180gサイズ
保存 : 茶箱
茶水 : 京都の地下水
茶器 : チェコ土の茶壺・茶杯 鉄瓶・炭火
鉄瓶

お茶の感想:
6月11日・12日に東京のLAEFMANIAさんでお茶会をすることになった。
陽と陰のお茶の会にしようと思う。
この数日、手元の生茶を順番に飲んでいる。
このお茶は久しぶり。
【一扇磨青餅2016年】
表
裏
もしかしたら6年ぶり?
茶箱に6年間眠っていたけれど、あまり変わった様子はない。
2016年は一天一采をテーマにして、采茶日ごとにいろんなお茶をつくったので種類が多いけれど、熟成がすすんできて明暗が別れている。
茶湯
飲んですぐに美味しすぎる。
泡茶
易武系の甘さと、シュワッと爽やかな辛味の刺激と、まるで炭酸飲料のようなバランス。
古樹味は少ない。
葉底

一扇磨青餅2016年・緑印 その3.

製造 : 2016年03月28日
茶葉 : 雲南省西双版納州孟臘県漫撒山(旧易武山)一扇磨
茶廠 : 農家
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 餅茶
保存 : 茶箱
茶水 : 京都の地下水
茶器 : チェコ土の茶壺・茶杯 鉄瓶・炭火
本
万代屋

お茶の感想:
開高健の『宝石の歌』。
今また読むと、新しい感動があった。
宝石の傑作もまた、おしつけがましさがない。
「・・・人工物も天工物も、至上の傑作には、はからずも、同じ顔がある。顔のない顔がある。・・・・」
外
5月から変化を追いかけていたこのお茶。
+【一扇磨青餅2016年・緑印】
餅茶
雨の音で湯の沸く音が聞こえない。
しっとりした風味にしたくて茶葉を少量。
熱々の湯を注ぐが、小さめの茶壺だからおそらく温度が下がるのは早め。
ぬるめの湯でゆっくり蒸らす。
茶壺
色
雨のせい。
熟成がどのくらいなんてわからない。
葉底

一扇磨青餅2016年・緑印 その2.

製造 : 2016年03月28日
茶葉 : 雲南省西双版納州孟臘県漫撒山(旧易武山)一扇磨
茶廠 : 農家
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 餅茶
保存 : 茶箱
茶水 : 京都の地下水
茶器 : 宜興の茶壺・チェコ土の茶杯 鉄瓶・炭火
茶壺

お茶の感想:
熟成は茶葉の繊維に出入りする水が影響する。
餅綿
幅の細い茶葉に長く柔らかい茎。
ピンピン跳ねるような弾力。
+【一扇磨青餅2016年・緑印】
古茶樹の品種特性は山に属する。
葉
泡茶の一煎・二煎めが、「あれ?」と思うくらい出ない。味がない。
味がなくても口感は充実している。
泡茶
3杯も飲むと茶酔いがくる。
水平方向にスライドするゆったりした酔い。
潮が満ちて海の水面が上昇してくるような満たされ感。
葉底

一扇磨青餅2016年・緑印 その1.

製造 : 2016年03月28日
茶葉 : 雲南省西双版納州孟臘県漫撒山(旧易武山)一扇磨
茶廠 : 農家
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 餅茶
保存 : 茶箱
茶水 : 京都の地下水
茶器 : チェコ土の茶壺・茶杯 鉄瓶・炭火
青餅

お茶の感想:
5月に入ってから、生茶の風味がやや寝ぼけている。
茶葉の繊維に水が入っている。
このお茶。
+【一扇磨青餅2016年・緑印】
餅茶
泡茶
茶箱で熟成中の一枚を取り出した。
何回分かをまとめて醒茶しておく。
炭団のやわらかい熱で温めた。10分くらい。
ぜったいに焦がさないこと。
香りを立ててもいけない。
茶葉の温度を上げて水を外に出すだけが目的。
茶葉
茶葉
指
途中で茶葉をさわると、指の腹にかすかな蒸気を感じる。
茶缶
常温で2時間くらい冷ましてから蓋をする。
餅茶はもとの茶箱に戻した。
茶箱には保温性がある。
茶箱
醒茶は、保存熟成の生茶のプーアール茶を飲むには大事な技術。
醒茶
泡茶
醒茶後は一煎めからシャキッとした。
1リットルの保温ボトルは、鉄瓶で沸かした湯ののこりを入れておいて、次の日にまた沸かして使えるので便利。
klean kanteenのはゴツいけど、カッコいいよな。
保温ボトル
重いよ。


茶想

試飲の記録です。
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