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7581荷香茶磚97年 その6.

製造 : 1997年
茶葉 : 雲南大葉種晒青茶景谷茶区
茶廠 : 中国土産畜産雲南茶叶進出口公司 昆明茶廠
工程 : 熟茶のプーアル茶
形状 : 磚茶
保存 : 上海密封
茶水 : ミネラルウォーター農夫山泉
茶器 : マルちゃんの片口と湯のみ
7581荷香茶磚97年
7581荷香茶磚97年
マルちゃんの片口
7581荷香茶磚97年

お茶の感想:
昨日と同じように、マルちゃんの片口でこのお茶。
『7581荷香茶磚97年』。
しかし、うまくゆかない。
いつもの赤い茶湯の色が出ない。
7581荷香茶磚97年
7581荷香茶磚97年
熱量を意識して、はじめに器を温めて、ちょっと多めに熱い湯を注いだが、それでも味がぼやけてしまう。
成長した茶葉のお茶を淹れるにはもっと熱量が必要ということか。
このお茶づくりには1980年代の技術が採用されているということだが、茶葉の色やお茶の味から推測するに、微生物発酵初期の段階で、空気をあまり与えないようにしていると思われる。
「陰」の性質。
それゆえにか、体の温まる感じが『版納古樹熟餅2010年』ほど強くない。(急速ではないというほうが近いかもしれない。)
茶葉の成長度と微生物発酵と空気(呼吸)の関係が、味だけでなく効能にも個性を持たせる。山の自然、茶樹の健康状態、摘み取りの時期、殺青の火力・・・・まだまだたくさんの因果関係があるだろう。
お茶づくりの工程のあらゆる場面で、なんらかの判断をするときに、商品としてのお茶の目的がはっきりしていることが大事と思う。どんな人達がどんな場面でそのお茶を飲んで、どういう機能や効果を発揮するべきなのか。
1980年代は、多くの熟茶にまだ生活のお茶としての機能性が優先されていて、その色が濃く残っていると思う。とくに「昆明茶廠」の熟茶はそうだった。
7581荷香茶磚97年
7581荷香茶磚97年
今、市場に求められているのは、なるべく多くの人に売りやすいお茶、買いやすいお茶、わかりやすいお茶、採算の取れるお茶。
目的のはっきりしないお茶が大量につくられて、流通に在庫となっている。

ひとりごと:
わかりやすい説明を求められる。
けれど、わかりやすい説明は良いことばかりではない。むしろその裏に企みがあると疑ったほうが良いかもしれない。情報の出処と経済との因果関係を考えてみる必要がある。
わかりやすい説明でスッキリした気分になれるのは、自分で感じて考えて解釈するという面倒なプロセスを省略して、ひとつやふたつの言葉に固定できるからだろう。
言葉に固めた知識。
固めたまま他人にも伝えやすい知識。
自分で試したり感じたり疑ってみたりということをしなくても済む知識。
別の可能性や例外について探る必要のない知識。
楽なのだ。
しかし、ほんとうに理解するチャンスを失うことがある。
ほんとうに理解するチャンスを他人から奪うこともある。
感じたり考えたり疑ってみたりをしない人が増えてくれたほうが、都合の良い立場の個人や組織や社会もある。そして、そんな商品やサービスがたくさん生まれる。
大事なお茶を、そうはさせないつもりだ。
自分選んだこの仕事を、安売りはしないつもりだ。
具体的にどうしたら良いのかわからないけれど、そういうふうに意識してみる。
結果を急いだら人間を安モンにしてしまう。
上海のパン
上海のパン
上海のBAKER&SPICEの『全酸麦面包』をオリーブ油と黒酢で食べる。


茶想

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