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漫撒陰涼紅茶2015年 その4.

製造 : 2015年03月22日
茶葉 : 雲南省西双版納州孟臘県漫撒山丁家老寨古茶樹
茶廠 : プーアール茶ドットコム
工程 : 紅茶
形状 : 餅茶
保存 : 密封
茶水 : 西双版納のミネラルウォーター
茶器 : マルちゃんの片口と湯飲み
マルちゃんの片口
マルちゃんの片口と湯飲み

お茶の感想:
最近お客様からいただくコメントがいい感じ。
老茶の枯れた味と、マイルスディビスのトランペットの枯れた音。
雨の日のお茶と、雨の日の音楽のセレクト。
熟成の茶葉と、大学の校庭にあった広葉樹の落ち葉の香り。
ゆっくり湯を沸かして丁寧に淹れるお茶と、量子物理学と人の精神。
茶葉が採取された森の呼吸と、お茶を飲むときの呼吸。
そんな感じの静かな観点。
当店はお茶を売る立場であり、お金と交換させていただく手前、つい安易にわかりやすい価値に訴えかけやすい。ダイエットや健康の栄養価値、毎日一回あたりのコストパフォーマンス、他の地域のお茶との価格競争力、産地や製法における希少性、無農薬・無肥料などの栽培条件、有名茶山・有名職人・有名メーカー・・・。
そんな感じのやかましい観点。
たしかにそれはモノを買う強い動機になるけれど、そこに注目されたお茶は、それ以上の価値を発揮するのがかえって難しくなるような気がする。
伝えにくい価値こそ大事。
定量化しにくかったり、みんなに共通しないかもしれない個人的な観点。
心に作用して静かに感情を揺り動かして、美しいことや幸せなことに敏感になったり、自然界と自分の身体との関連に気付きがあったり、それぞれの人生に浸透してゆくお茶。
本当はそういうところにこそ価値があると思っているのに、いざ売るとなるとそうじゃない、わかりやすい観点を紹介する。
真鍮のヤカン
漫撒陰涼紅茶2015年
お茶づくりの現場においても同じことがある。
わかりやすい価値をつくろうと作為的になったり、わかるところだけを重視して効率を追求したり。
心の動きを無視している。
人間が心地よい環境は、茶樹も心地よく感じている。
栽培の環境は、茶葉の生産量や茶摘みの効率を追求したものであってはいけない。
季節を無視した乱獲は、茶樹を痛めていると同時に、人間も傷つけている。
製茶のときに人間が心地よく感じるリズムは、茶葉の加工の結果(つまりお茶の味)にも気持ちよさが移る。作業はその日その時の人間のコンディション(その日の天候などに左右されている)とシンクロするべきで、機械のリズムに任せてはいけない。
気持ち良く飲めるお茶は、気持よく育ったお茶、気持ちよくつくられたお茶。
だから人の心に作用する。
こんな理想を追求するとお茶は高くなる。売れにくくなる。
しかし、安いお茶をつくろとして、産地では過剰生産による大量の在庫が発生している。いったいどれだけたくさんの茶葉が売れないゴミとなって捨てられているだろう。流通にも在庫が大量にある。業者が損失を確定したくないために売れない茶葉を倉庫いっぱいにかかえている。全国各地の倉庫にいったいどれだけの茶葉が捨てられるのを待っているだろう。ズルい業者がそれをうまく商品化して消費者に売る。しかし、そんなお茶は1回か2回で気持よく飲めないことがバレて、消費者の手元でやはり捨てられるのを待つだけになる。
こんなことしていたらバチが当たる。
お茶をつくる人も、売る人も、買って飲む人も、心の動きを軽視してはいけない。心は人間が自然界と交信する唯一の手段。
今日はこのお茶。
+【漫撒陰涼紅餅2015年】
漫撒陰涼紅茶2015年
マルちゃんの片口
漫撒陰涼紅茶2015年

ひとりごと:
喋りすぎて疲れた。
でも元気が戻ったらまた喋る。
心が喋るうちはずっと喋り続ける。


茶想

試飲の記録です。

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