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漫撒古樹青餅2013年・緑印 その13.

製造 : 2013年4月
茶葉 : 雲南省西双版納州孟臘県易武山瑶洞古茶樹春茶
茶廠 : 農家+漫撒工房
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 餅茶
保存 : 西双版納紙包み+竹皮包み
茶水 : 西双版納のミネラルウォーター
茶器 : マルちゃんの片口・茶碗
緑印プーアル茶
漫撒古樹青餅2013年・緑印プーアル茶
漫撒古樹青餅2013年・緑印プーアル茶

お茶の感想:
森のお茶を飲むとその景色が想像できる。
行ったことも見たこともないのに、なんとなく分かる気がする。
森の空気を感じたことがあるような気がする。
そういう話を何度か聞く。
そのとおりだと思う。
身体という自分にある野生が、原始の森を知っている。想像しようと頑張らなくても、身体が勝手に思い出してくれる。そこに立つことができる。
風の道の茶葉に風が記録されていたように、森の茶葉には森が記録されている。
茶葉のミクロの組織が風や森を物理的に記録している。
ならば、我々の身体もミクロの組織のどこかに、物理的になにかを記録しているだろう。自分の一生にはない経験だとしても、先祖の経験がなにかを記録して遺伝しているだろう。
森を知らないわけがない。
今日はこのお茶。
+【漫撒古樹青餅2013年・緑印】
久しぶりに注文があり、手元のサンプルを飲んでみる。
漫撒古樹青餅2013年・緑印プーアール茶
緑印プーアール茶
緑印プーアール茶
しみじみ美味しい。
もう一杯・もう一杯・もう一杯・やっぱりもう一杯。
ずーっとこのまま飲んでいたくなる。
手足の指先が暖かくなってジンジンして、ゆったり湯上がりのような酔い心地が身体をめぐる。
何かに例えたくなる香りがあるわけでもなく、わかりやすい濃い味があるわけでもない。
自分の中のなにかが揺れて、すべてが淡く消えてゆく。流れてゆく。流されてゆく。見えないチカラに圧倒される。
典型的な西双版納の森のお茶。
緑印プーアル茶
西双版納に居て、中国の全国各地から来る小売店や卸売の人の茶葉の買い付けを傍らで見ているが、こういうお茶は難しい。多くの人がもっとわかりやすい美味しさを求める。それはきっとお客様にもわかりやすい、つまり売りやすいことを考えてのことだろうが、お客様がほんとうに求めているのは、わかりやすさよりもしじみじ美味しいことではないのか。何度飲んでも飲み飽きしないことではないのか。いつのまにか、もうこのお茶でないとダメと思えるような、言いようのない魅力ではないのか。
緑印プーアール茶
体感の心地よさ、その上質を短時間のティスティングで見分けるのは難しい。
このお茶を試飲していながら、それに気付かない人もたくさん見てきた。
自分の中の知らないチカラに気付きたくないのかもしれない。
出会わない人は出会わない。
出会わない時には出会わない。
ま、そんなものなのだ。

ひとりごと:
竹皮には抗菌作用があると言われるが、それは無菌状態だからではない。殺菌効果のある毒素があるからでもない。
竹皮の大好きな乳酸菌という細菌が、まだ水分のある一時期に住み着いて繁殖するからこそ、乳酸菌がつくって残した酵素(天然の抗生物質)の作用で、他の雑菌を寄せ付けないという仕組みだと思う。
竹皮
竹皮
(白い粉を吹いたようなのが乳酸菌のつくった成分)
竹皮に包まれた餅茶は、不測の事態でもしも水が掛かるようなことがあっても、水分を得た竹皮に乳酸菌が再度繁殖して、さらなる抗菌効果を発揮して、雑菌から守られるだろう。
これを、大手メーカーが「竹皮は細菌だらけでキタナイ」と宣伝して、安くて経済的なクラフト紙包みの自社の製品を肯定したことがあった。さすがにお茶ファンにはそのへんに知識のある人が多くて、大手メーカーのヘンな理屈は通らなかった。
消費者の知らないことを利用して、経済性や合理性のわかりやすい理屈で説得して、自分に有利な商売をしようとする。そんなことはあらゆるところにある。国の機関や大学の教授とつるんでいることもある。
お茶にそういうのを許したくない。
そういうズルい手口があるのを消費者に知らせるのは大事と思う。
ちょっとずつ紹介してゆきたい。


茶想

試飲の記録です。

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