プーアール茶.com

祈享易武青餅2014年 その7.

製造 : 2014年04月02日
茶葉 : 雲南省西双版納州孟臘県漫撒山一扇磨
茶廠 : 上海廚華杯壷香貿易有限公司監製
工程 : 生茶のプーアール茶
形状 : 餅茶357gサイズ
保存 : 西双版納 ステンレス缶
茶水 : 西双版納のミネラルウォーター
茶器 : マルちゃんの小さめの茶壺

お茶の感想:
易武山の老街から近い「麻黒」・「落水洞」などの有名茶地はダメになったとみている。このブログでも何度か書いているが、周辺の山の低いところの原生林が伐採されて、バナナやゴムの畑になったからだ。とくにこの3年くらいは西双版納の高原バナナが都市に向けてよく売れたので、重機で原生林が伐採され、冬の乾燥した季節に野焼され、あっというまに山の斜面は砂漠になっていった。そこにバナナが植えられると見かけ上は緑であるが、原生林ほどの保湿力はない。生態系もない。
原生林から沸き立つ蒸気の湿った涼しい風に包まれていた山の上の茶地は、いまや乾いた熱風が届いて、茶葉はそれに晒されている。
お茶にその「燥」の味が現れるのをいくつかのサンプルで確認している。他人にそれを証明するにはサンプル数が少ないけれど、もう十分だ。
念を押すがこの話は農地やそこから見える周囲の環境のことではない。歩いて横断するなら何時間もかかるような山全体の環境のことを話している。
山全体が健康なところお茶を求めたい。
そうでないと、こんな遠いところまで来ている意味がない。
象明のバナナ園とゴム園
(象明のバナナ園とゴム園。山の上のちょろっと残った森に古茶樹がある。)
孟海の山と畑
(孟海県の山はどこもこんな具合に山の下の方は畑ばかりになっている。)
景邁の観光農園
(古茶樹の観光農園になっている景邁は、裏に回ると台地茶の茶畑ばかりで森はない。)
刮風寨の森
(刮風寨はずっと原生林の森がつづく。)
世界中のお茶どころがすでに山の周辺の森を失っているため、みんなは「燥」の味のお茶に慣れているから、わざわざコストの掛かる森のお茶を求めて深い森に入るのは経営が成り立たないかもしれないけれど、自分は自由人なので、気持ち悪いと思ったことを抱えたまま惰性で仕事をする立場ではない。
今日はこのお茶。
+【祈享易武青餅2014年 その1.】
祈享易武青餅2014年1
祈享易武青餅2014年2
祈享易武青餅2014年3
森のお茶にいちはやく挑戦した上海の老板。
やはり価格が高すぎて販売面で苦労しているけれど、そんなこと初めから分かっていただろう。中国だから、販売権を独占しようとたくらむ業者もいて(ゆくゆくはこのブランド名を活かして偽物づくりをするつもりだろう。)パートナーを選ぶのにも苦労している。
リアルだ。
宣伝広告のうるさい現在の市場においては、よく売れているモノってどこかウソっぽい。
ホンモノは時間がかかる。
明日から一扇磨の山に入る。
祈享の一扇磨とは違う方向の一扇磨で、やはり歩いて3時間くらい森の奥へ入る。
一扇磨の分岐点
前回はここから左へ入ったから、今回は右へ入る。一扇磨から弯弓の方向へ向かうことになる。

ひとりごと:
いい仕事をするぞ。


茶想

試飲の記録です。

・キーワード検索

・カレンダー

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< December 2017 >>

・表示されている記事

・お茶と年代のカテゴリー

・記録

お茶の歴史
お茶の歴史 (JUGEMレビュー »)
ヴィクター・H・メア,アーリン・ホー

・サイトリンク

・プロフィール

 

mobile

qrcode

powered

みんなのブログポータル JUGEM