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刮風寨冬片老葉2016年 その2.

製造 : 2016年12月(采茶)
茶葉 : 雲南省西双版納州孟臘県漫撒山(旧易武山)刮風寨茶坪
茶廠 : 農家
工程 : 晒干緑茶
形状 : 散茶50gパック
保存 : 密封
茶水 : 京都の地下水
茶器 : チェコ土の宝瓶+鉄瓶
冬片老葉

お茶の感想:
最近このお茶をいろんな人にすすめているがウケない。
+『刮風寨冬片老葉2016年 その1.』
あまり反応がないというか、手応えがない。
たぶん、見るべきところが伝わっていない。
お茶の体感からしたらかなり上質。新茶のものではなく20年モノや30年モノの老茶と同じレベルだと思う。
成長した大葉は身体へのアタリが優しい。冬茶の厚い葉や茎はでんぷん質を多く含むからお腹への収まりがよい。
ひとことで言うと、飲み疲れしないお茶。
毎日飲んでやっとその良さがわかる。ちょっと飲んだくらいではわからない。
冬片老葉
冬片老葉
こんなお茶、いまどき少ない。
その希少性もいまひとつ伝わらない。
毎日同じお茶を飲む生活スタイルの人なんていないから、そういう観点で評価されない。
中国茶全体を見ても、売れ筋の多くは飲み疲れするようなアピールの強いものばかり。お茶を買いに行った店で試飲するとアピールの強いのにどうしても惹かれてしまう。
SNSの口コミも最近はチカラをもっていて、口コミしたい人が口コミしやすいお茶がウケル。ちょっと飲んだくらいではわからないお茶なんてウケないのだ。
プーアル方茶80年代
写真は碁石茶。
4年前にこのブログで紹介している
お茶の産地にあるのは銘茶だけではない。
ある茶山にしかない。ある村にしかない。ある家の人しかつくっていない。そんなお茶がいくらでもあった。名前も分類も定義もないお茶。特定の消費者だけに求められていたお茶。碁石茶もそんなお茶のひとつ。現地を巡ってそんなお茶に出会うのは旅する茶商の楽しみだった。
でも、最近はこういうお茶になかなか出会わない。
農家もSNSを活用して売れ筋を把握したり消費者に直接アピールしたり、マーケティングしている。生産者としては不特定多数に求められるお茶をつくったほうが儲かるし安全だし。労力が同じなら儲かる仕事をしたいのは当然。
名前も分類も定義もないお茶は居所がなくなったのだ。
冬片老葉
冬片老葉
今年の春にチェコの若い茶商が西双版納に訪ねてきて、この『刮風寨冬片老葉2016年』をたくさん持って帰った。
どういうふうに紹介するのかと聞くと、毎月のお試しセットでいろんなお茶と一緒に箱に詰めて200人の会員に配るらしい。15gに小分けするそうだ。
「そんなのでこのお茶の良さはわからないよ!」
と言ってみたものの、
「それしか茶葉を売る術はない。」
と賢そうな顔をして返されて、なにも言えなくなった。
くやしい。こんなヤツに紹介しなきゃよかった。
冬片老葉
と思ったけれど、結局自分も毎日飲むお茶として利用するお客様を見つけられず。同じことだった。

ひとりごと:
すでに人々の生活に毎日のお茶の居所がなくなっているというのに、それを知りながら毎日のお茶を礼賛するのはわざとらしいかなあ。どうだろ。


茶想

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