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巴達古樹紅餅2010年 その21.

製造 : 2010年04月
茶葉 : 雲南省西双版納州孟海県巴達山曼邁寨古茶樹
茶廠 : 農家+孟海の茶廠
工程 : 紅茶+火入れ
形状 : 餅茶
保存 : 密封
茶水 : 京都の地下水
茶器 : チェコ土の茶壺・銅のヤカン・白磁の茶杯
銅のヤカン
白磁の茶杯

お茶の感想:
上海での勉強会があんがいよかった。
「体感を探る」テーマだと、お茶の良し悪しよりも自分の身体に合うかどうかで評価できる。お茶の良し悪しを話すと、参加者は間違っちゃ恥ずかしい・・・という遠慮があって本音を言いにくい。しかし、自分の身体のことなら正解も間違いもないから飾らないないままを口にできる。価格が高かろうが他人の評価が高かろうが、自分の体に合わないものは合わない!と言える。
お茶はけっして美味しいのをそろえたのではなかった。やや問題があるのもある。(もちろん健康を害する問題ではない。)
+『勉強会・上海 体感を探る 8月1日』
けれど実験としては最適。そう。参加者は知らないうちに人体実験されていたのだった。
そして成果があった。自分の身体ではわからないところに光を当てることができた。
7月31日の中国語と8月1日の日本語と合わせて13人ほど。参加者の中にはある種のお茶に身体が合わない人がいて、敏感に反応してくれた。
自分がよくわかっていなかった2つの問題。
早春に采茶したことによる茶気。
「生」な製茶の仕上げによる茶気。
どちらにも弱い人、どちらかに弱い人、この2つのパターンがあった。
そして今回のいちばんの発見は「生」な仕上げに弱い人は、たとえ冬片老葉のような季節外れの大葉を采茶しても酔い心地に気持ちよさがないということ。さらに1950年モノという長期熟成を経てもまだ「生」を感じるということ。
さて、今日のお茶『巴達古樹紅餅2010年紅茶』。
火入れバージョン
火入れバージョン
上海に置きっぱなしにしていた宝モノをいくつか持ち帰ってきた。
銅のヤカン。清代末期の景徳鎮の杯。そしてこのお茶の火入れバージョンのサンプル。
『巴達古樹紅餅2010年紅茶 その17.』(火入れの様子)
1枚モノが何枚かあったので久しぶりに試飲してみたら、その場に居合わせた上海人のお茶ファンに買い尽くされた。
手元には崩したサンプルのみ残っている。
火入れバージョン
当初、上の記事を読んでみても火入れバージョンの評価は低い。喉から胸にかけて「燥」な苦しさがあった。乾燥機の荒れた熱がそのまま茶葉に記憶されたような感じ。1年半ほど経った今は完全にそれが落ちて、静かな語り口になっている。
火入れしない「生」のほうは涼しい口当たりが特徴。火入れバージョンには今もこの口当たりの涼しさはないが、飲んだ後の余韻の涼しさはむしろ火入れのほうがよいかもしれない。口当たりの涼しさは「生」の成分のスパイスが関係しているらしい。舌にピリピリした刺激が「生」な仕上げのお茶には共通してある。勉強会で飲んだサンプルの茶葉にもそれが見つかる。
生か火入れか。
日本酒の生と火入れとの違いに似ているところもある。
生は味に複雑かつ多彩なところが全体のボリューム感につながるが、悪く言えば騒がしい。その点、火入れのはスッキリして静かである。ピリピリはほとんどない。静かなゆえに底力をストレートに感じることができる。まっすぐ筋の通った感じ。
うーん。
火入れバージョン
これなら火入れバージョンを追加でつくってみてもよいかな。餅茶そのまま火入れするのだからいつでもできる。
サンプルがなくなるまで試飲して、それからゆっくり考えるとしよう。
体感はどうかというと、今回のではわからないから次回に検証する。

ひとりごと:
鉄と銅。
鉄と銅
ぜんぜん違うよな。熱の伝わり方もぜんぜん違う。銅のヤカンは表面がキンキンに熱くてちょっとでも手が触れたら痛いくらい熱い。
銅のヤカン
音に例えると高音域がクリアー。
お茶の味もそういう感じに入る。
体感の違いもあるだろな。
これを実証する勉強会をしたい。


茶想

試飲の記録です。

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