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巴達古樹紅餅2010年 その22.

製造 : 2010年04月
茶葉 : 雲南省西双版納州孟海県巴達山曼邁寨古茶樹
茶廠 : 農家+孟海の茶廠
工程 : 紅茶+火入れ
形状 : 餅茶
保存 : 密封
茶水 : 京都の地下水
茶器 : チェコ土の茶壺・鉄瓶
チェコ土の茶壺
チェコ土
鉄瓶

お茶の感想:
晴れてはいるが、台風が近付いているせいで生暖かい風が吹いている。
空気中の水分が皮膚を圧迫してうまく汗が出ない状態。こんな日は発酵度の高いお茶で身体の芯を温める。いっきに汗がでるので着替えを用意してシャワーする。シャキッとしたいなら冷たいお茶ではダメなのだ。
この理屈だとやはり茶気の強めがよい。もっとも茶気が充実している早春の新芽・若葉のお茶がよい。茶気はアルコール度数の高い酒と似ていて、茶の成分を短時間で身体に巡らせるチカラがある。
茶葉
さて、このお茶。
【巴達古樹紅餅2010年紅茶】
生と火入れの体感の違いを探る。
味や香りはすぐにわかるけれど、体感は経験の積み重ねなので時間がかかる。じっくり飲んでゆくしかない。その日の天候や体調も影響するから、夏から冬にかけて時々飲んで様子を見る。
昔の人が紅茶の製法を確立したときに、どのような薬効を求めていたのかを想像してみる。白茶・黄茶・緑茶・青茶・黒茶にはない紅茶ならではの薬効。
その上で、生と火入れはどちらが体感としてより紅茶的なのか。
それとも、こういうときは生、こういうときは火入れ、という具合に使い分けることができるのか。
今日は鉄瓶の熱い湯でじっくり抽出してみた。
火入れ
まず火入れバージョン。
一煎めから透明感のある味わい。
ひとことで言うとまとまっている。
濃い目にするとやや酸っぱい。生よりも酸味が立つ。この酸味は長期保存した烏龍茶にもよくある。味はバランスで、バランスが良いと酸っぱさに気付かされないけれど、意識してみたらあんがいあるものなのだ。
味が澄んでいると喉からお腹への通りもよい。すっと入って収まる。
血が体中に巡って上気して汗が出てくるが茶酔いは軽い。新芽・若葉の強い茶気で頭がゆらっとくるが、目が覚めてシャキッとするほうが勝っている。朝の一杯にピッタリな感じ。
生バージョン
つぎに生のバージョン。
香りは生がよい。熱湯を注ぐと春の野の花の香りがぱっと蘇る。香りの中に涼し気なメントールを感じる。
やや味が濁っている。渋味もある。良く言えばボリュームを感じるが、味が濁っていると喉から腹への収まりがスムーズではなくなり胸につかえる感じがする。濃い目に淹れると生の辛味のピリピリが喉を刺激して一瞬イガっとくるが、消散するのが早いので悪くはない。この刺激は後からメントールの涼しさとなる。
荒れた感じがするのは1煎めだけのことで、2煎・3煎とすすめると落ち着く。渋味は穏やかになる。味は透明感を増して収まりもよくなる。
茶酔いはやや強い。目にグルグルくる。生の酔いは揺れが大きい。身体にやや重く感じる。そして眠くなる。朝向けじゃないかも。
飲んだ順番もあるかと思うので、明日は逆の順番で飲んでみる。
汗をかく
生のほうは煎ごとの変化が大きくて、火入れのほうは小さい。
では、大きめの茶壺で一煎出し切りにしたらどうだろ。
これも次回に試そうと思う。
生バージョン

ひとりごと:
上海のお茶ファンに向けてのイベントをもっとやろうと思う。
お茶をよく飲むし、お金も使っているし、厳しい目をもっている人たち(悪く言えばスレている)に叩かれたほうが自分にも良い。
日本人は面と向かって批判的なことを言うのも聞くのも慣れていないが、上海人は慣れている。
自分の意見を言い出して止まらない人に「今日はわたしが老師を担当します!」と制することが何度もあるが、面白い意見が出て思わぬ方向に転がってゆくこともある。年配の参加者からは昔の古き良き時代の経験談が聞き出せることもある。
今回は日本語と中国語と分けて行ったが、中国語の聞き取りができる日本人は中国語のほうの勉強会に参加する手もあるよな。
そういうのも企画してみようかな。


茶想

試飲の記録です。

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