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越境野生青餅2010年 その4.

製造 : 2010年4月
茶葉 : ミャンマーJing dong 野生古茶樹
茶廠 : 農家+孟海の茶廠
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 餅茶
保存 : 通気のある常温
茶水 : 京都の地下水
茶器 : 宜興の茶壺・チェコ土の茶杯・鉄瓶・炭火
鉄瓶に鉄瓶の湯
餅茶崩し
茶葉

お茶の感想:
布朗山系のお茶は、ここにきて石鹸のような香りが出てきたという話を地元の茶商から聞いたので、このお茶を飲んでみた。
+【越境野生青餅2010年】
たしかに石鹸っぽい香りがある。
煙草と鰹節の混ざったような、もともとのスモーキーな香りに石鹸が交じる。
2010年当時につくった文章を読むと「お香のような香りがある」と書いているが、それが今言う石鹸の香りのことだが、たしかに以前よりも華やかに開いている。
布朗山系統のお茶はあまり好みではないけれど、この美味しさがわからないでもない。
ちょっと濃くすると舌にピリッとしたスパイスを残すワイルドな感じ。
製茶の殺青の鉄鍋炒りのほんのり焦げがもたらす煙たい風味。
何煎めかになるとお米っぽい「糯米香」のほっこりした雰囲気。
苦さを引き立てる甘味の絶妙なバランス。このお茶は苦味に重さがないので軽い。
最近注目する快楽のクスリ的な観点では、どちらかというと気分をパッと明るくさせる酒にも似た陽気さがあって、仲間とお喋りしながら飲むのも良いし、ひとりで仕事をしながら飲むのも集中力を高めるから良いだろう。
注ぎ
茶湯の色
今になって気付いたのだが、このお茶の産地はミャンマーのシャン州チャイントンである。チャイントンは中国語の漢字で景棟(Jing dong)。最近出品したこのお茶と同じ地域。
+【曼晒古樹青餅2017年 その1.】
清朝の貢茶が流行った時代にチャイントンは大規模に茶地を開拓されて、需要が減った時代が長く続いて野生化していたのが近年徐々に見つかっている。
ミャンマーのアクセサリー
チャイントンのあたりは布朗族が多くて、生活のお茶づくりの歴史はもっと長いはずだが、茶文化のお茶づくりは清朝の時代にはじまったと想像できる。
この2つのお茶は、自分の評価が分かれる。
チャイントンの地域には茶山がいくつもあると聞くので、2つのお茶の風味の違いは茶山の違いもあると思うが、そういう問題じゃない。
葉底
美人かどうかの問題。
このお茶『越境野生青餅2010年』は、上に書いたように美味しさの要素は満たしているけれど、美人じゃない。対して『曼晒古樹青餅2017年」は美人である。
その違いを尊重したいと思う。
お茶をつくる現場のどこからその違いが発生するのかも、いくらかわかってきたので、どちらを取るかという選択が迫られたときは迷わず美人を取る。

ひとりごと:
美人とそうでないのとをお茶の価格に反映してゆく。
公平になるように。


茶想

試飲の記録です。

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