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漫撒一水紅餅2016年 その4.

製造 : 2016年4月3日
茶葉 : 雲南省西双版納州孟臘県漫撒山(旧易武山)香椿林
茶廠 : 店長+孟海県の工房
工程 : 晒干紅茶
形状 : 餅茶180gサイズ
保存 : 通気を許した保存
茶水 : 京都の地下水
茶器 : 宜興の白泥の茶壺+チェコ土の杯+鉄瓶+炭火
宜興の白泥の茶壺
漫撒一水紅餅2016年

お茶の感想:
漫撒山の原生品種に近い茶樹が日陰で育ったことの"陰"の味わい。
+【漫撒一水紅餅2016年】
手で揉捻したことでこの効果が引き立っていると思う。
紅茶は紅茶で特別なことのない味であるが、身体への影響と心への作用に個性がある。
口に溶ける。喉を滑る。腹になじむ。背中や肩がゆるんで沈んでゆくような体感。
なにもしたくなくなる脱力感。心が静まって、だまって一点を見つめたままになる。
多くの紅茶が目の覚めるような”陽”の性質を持つので、それを飲み慣れた人からすると、あるいはそれすら気付いていない人からすると、陰の味わい方がわからないだろう。
仲間と無言のままでは悪いのでがんばってお喋りしたり、なにもしないのはもったいないのでお茶を飲みながら仕事をしたり音楽を聞いたり、とにかく陰に光を当てて潰してしまう。
注ぎ
白泥の茶壺
陰翳礼讃。暗がりの美しさ。
この美しさを表現する絵画や写真は数あれど、体感させることができるのはお茶ならではだろう。
ということを伝えたくて勉強会をする。
学芸員や評論家が芸術作品を解説するように、お茶の鑑賞方法をカッコよく解説したい・・・・と思う気持ちをぐっと堪えて、陽の味わいの紅茶と飲み比べる。
陽の紅茶。
+【孟海旧家紅餅2018年】(卸売部)
自分で気付いていただく。
この場合、2つのお茶を同時に口にしてもどちらが陽で陰なのかわからないから、ひとつずつじっくり飲む。
注ぎ
実は10日ほど前に仲間内でお茶を飲む機会があって、この実験をした。
あんがい効果がはっきりわかって面白かった。
陽の紅茶を飲んだ後はおしゃべりがはずんで、陰の紅茶を飲みだしてからはみんなだまってしまった。
意識しなくてもその感覚はすでに自分の中に発生している。
このとき解説資料を用意していたが、勉強会では資料も無しにする。
茶学の資料
資料があるとそこに目がゆく。外の世界の情報を拾うほうに意識が向いてしまう。
自分の中に意識を向けてほしいのだ。目を瞑って光の情報を断つくらいのほうがよい。

ひとりごと:
美の鑑賞は外側にはなくて内側にある。
自分の身体や脳がその美をどう捉えてどう反応するかという問題。
個人的なものだから、言葉やなんかで共有するのは、共有できているという誤解を共有しているだけかもしれない。


茶想

試飲の記録です。

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