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茶教室・京都

倚邦古樹青餅2014年・秋天 その4.

製造 : 2014年10月28日
茶葉 : 雲南省西双版納州孟臘県象明倚邦山小葉種古樹
茶廠 : 易武山の工房
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 餅茶
保存 : 木製の茶箱
茶水 : 京都の地下水
茶器 : チェコ土の茶壺・茶杯・鉄瓶+炭火
倚邦古樹青餅2014年・秋天
倚邦古樹青餅2014年・秋天
倚邦古樹青餅2014年・秋天

お茶の感想:
この茶葉、思っていたよりも良いかもしれない。
できた当初に気になっていた渋味が落ち着いてまろやかになっている。
『倚邦古樹青餅2014年・秋天』
温める
注ぎ
注ぎ
茶湯の色
透明感があり、後を引く苦味が軽快で心地よい。
シンプルな味で、熟成の安定した4年目は何度飲んでも新しい発見は少ない。
でも飽きが来ない。
このお茶の茶地は村から1時間半も歩く森の中にある。
倚邦山のような歴史のある茶山は、村の周辺ほど品種のバラエティーが多くなる。茶樹を選ばないで混采すると、いろんな個性の茶樹のいろんな味が混ざることになる。
易武山の麻黒や落水洞周辺、漫撒山の丁家老寨や張家湾周辺もそういう傾向がある。
かつて明代から清代にかけての貢茶づくりにおいて、品種の栽培実験が村の周囲で行われたせいかもしれない。
村から離れたところは、原生種が群生しているか、それとも清朝の貢茶の需要があった時代に植樹された品種が群生しているか、いずれにしても村から遠く離れているほど他所の血が混ざりにくい。
このお茶の透明感は純血に近いものを感じる。
茶湯
葉底
昇りも沈みもしない宙に浮く感じの秋のお茶の体感。
生茶のわりに身体が温まる。
飲んでからすぐにどっと汗が出て、涼しくなって長袖を着たが、早春のお茶ほど寒くはならない。
茶箱熟成することにした。
茶箱熟成
茶箱
生茶の餅茶数種をギッシリ詰めて18キロはある。
茶葉がたくさん集まると、お互いに湿気を調整したりして良い影響を与える。
茶箱は壺熟成とはまた違う変化があるかもしれない。
チェコ土の徳利
香取90
酒湯
苦味が甘味を誘う。
寺田本家の香取90。9月9日の蔵出しのを入手した。
体感の良さと素朴な味わいでこの酒を選んでいる。熱燗ならではの大きな波に揺られて眠くなる。


茶想

試飲の記録です。
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