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7592七子餅茶1999年 その1.

製造 : 1999年
茶葉 : 雲南大葉種晒青茶孟海茶区ブレンド9級
茶廠 : 孟海茶廠(国営時代)
工程 : 熟茶のプーアール茶
形状 : 餅茶357gサイズ
保存 : お菓子の缶
茶水 : 京都の地下水
茶器 : 宜興白泥の茶壺・チェコ土の茶杯・鉄瓶+炭火
お菓子の缶の熟成茶
お菓子の缶

お茶の感想:
お菓子の缶に入れたまま押入れに仕舞って忘れていたお茶。
上海から西双版納に引っ越すときに売り切れたはずだが、おそらく円盤型が崩れて売ることができないようなアウトレットを手元に残したのだ。ということは、8年間は忘れていたことになる。
4種あるが、このお茶から飲んでみる。
+【7592七子餅茶1999年】
7592七子餅茶
7592七子餅茶
1999年の熟茶で、9級をメインに構成した粗茶葉が使われている。
微生物は粗い茶葉や茎のでんぷん質を好むので、この手の茶葉は散水してからの発酵の立ち上がりが早くて、茶葉が水を含むことで余計な変化の起こる期間が短くて、雑菌が入って腐敗するリスクも少なくて、それがサラッとした味わいになって現れるが、その一方で微生物が活発になりやすく高温になりすぎて、茶葉が焼けるというか煮える。
まさにそういうふうに仕上がっている。
泡茶
喉にイガっとくる刺激があるのは、茶葉の質や製茶や発酵工程の仕事荒さが影響している。
1999年あたりは産地のお茶づくりが荒れていた時期なので、こんなものだろうと思う。刺激はやがてスースーとクールミントに変わるので、悪いこともない。
熟成による変化で気品が備わって、バラの花やお香のような香りがチラチラと薫る。これにはちょっと期待。このまま純化してゆくと上等になるだろう。
体感は穏やかでゆったり。
粗茶葉の栄養で手足の先の指先の毛細血管までもが開いて血が巡って身体のチカラが抜けてゆったりするが、旬の茶葉ではないため茶気が弱く、脳を揺らすような茶酔いの快楽はない。
茶湯の色
いい具合にチカラの抜けたお茶。
普段飲みにして疲れないお茶。
ちなみに、中国のネットショップを検索すると、同じ1999年の7592は一枚1980元(現在レート32500円くらい)で出品されていた。
ま、そんなものか。
お菓子の缶はしっかり密封できるので、茶葉が湿っていないかぎり乾燥気味に保存できる。失敗はまずない。入手しやすいので長期保存の容器としておすすめ。気温の変化の影響を受けやすいので、安定したところに置けばよい。押し入れは良いが、建物によっては陽の当たる側の壁だったり、湿気の溜まりやすい位置だったりすることもあるので、その点は考慮しなければならない。
熟成のコツは、忘れてしまうこと。

ひとりごと:
味を忘れないうちにこの熟茶を飲んだ。
+【版納古樹熟餅2010年】
版納古樹熟餅2010年
泡茶
これだけを飲むと熟成を経た透明感が際立つが、『7592七子餅茶』の後に飲むとそれほどでもないと感じる。10年の差がある。
茶葉の素質の良さや茶気の充実ぶりは圧勝かもしれないが、濃いし、辛いし、ピチピチしていて若いというかまだ青いのだな。
枯れの味わいは年月にしか出せないということか。


茶想

試飲の記録です。

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