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大益沱茶05年 その1.

製造 : 2005年9月
茶葉 : 雲南大葉種晒青茶孟海茶区ブレンド
茶廠 : 孟海茶廠民営化後
工程 : 生茶のプーアール茶
形状 : 沱茶100g
保存 : お菓子の缶
茶水 : 京都の地下水
茶器 : チェコ土の茶壺・茶杯・鉄瓶+炭火
お菓子の缶で熟成した茶葉
生産日付
大益沱茶05年プーアル茶

お茶の感想:
前回につづいてお菓子の缶に8年間眠っていたお茶。
+【大益沱茶05年プーアル茶】
生茶のプーアール茶。
ひとことで言うと安モノのお茶だけれど、美味しければよいだろ。
国営の孟海茶廠が民営化されるときに準備されたのが”大益”ブランドで、これまでは開放されていなかった中国大陸の市場に向けて大衆化した製品を供給することになったから、当然それまでの産地では足りないので新興産地の茶葉が使われている。
茶湯の色
正直に言って不味い。
雑味やアク味が邪魔するためにゴクッと強制的に飲み込まないと口から消えない。舌にはシワシワ渋味が残って消えない。
8年間も忘れたまま熟成していて、もうちょっとなんとかなっているかと思ったけれど・・・。
葉底
原料の茶葉の質は悪くない。
製茶が悪い。圧延加工が悪い。
製茶は焦がしているし、圧延の蒸しすぎた煮え味もある。
しかし、2005年ならこれでも標準的な大手メーカーの品質。
製茶はダメでも茶葉の質が良いから煎はつづく。
5煎めくらいから甘味と蜂蜜のような香りが出てくる。焦げの煙たさがスパイスになって、煙草吸う人がこの味を好む傾向がある。
西双版納の南糯山とか布朗山とか巴達山とかそのあたりのお茶に似ている。
ふと思いついてこのお茶。
+【南糯古樹青餅2010年】
原料の茶葉は似ているはず。
南糯山古樹青餅2010年
南糯山古樹青餅2010年
残念ながらこれも不味い。
製法の問題はそれほど見つからない。でも同じような不味さがある。やはり品種特性が生茶に向いていないのだろう。
西双版納の実生(花が咲いて実が成るところから苗が育つ)の古茶樹は、人間の兄弟がそれぞれ異なる外見や性格になるようにバラエティー豊かになって、クローン栽培のような単一化はできないが、茶山を選ぶことでざっくりと同じグループを選べる。
生茶に向いている茶山。向かない茶山。
2013年くらいにそのことに気付いて、軽発酵をすすめた製法を『南糯蜜蘭青餅2013年』で試したけれど、結局それが最後のあがきだった。

ひとりごと:
南糯山が生茶をつくりだしたのは1980年代のこと。それ以前の数十年は緑茶と紅茶。もっと昔は微生物発酵させる黒茶の原料を提供していたはずだ。
大陸での需要に求められて、現在は生茶づくりの歴史がない茶山の茶葉で大量に生茶がつくられているけれど、いずれ淘汰される。はず。
南糯山の茶葉は紅茶や熟茶にしたほうがだんぜん美味しいから。


茶想

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