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刮風秋水紅餅2018年 その1.

製造 : 2018年10月18日(采茶)
茶葉 : 雲南省西双版納州孟臘県漫撒山(旧易武山)刮風寨茶王樹
茶廠 : 農家と店長
工程 : 紅茶
形状 : 散茶
保存 : 密封
茶水 : 西双版納のミネラルウォーター
茶器 : 白磁の蓋碗・グラス杯・鉄瓶・炭火
刮風寨遠景
刮風寨近景
原生林
車の窓
車

お茶の感想:
刮風寨に行ってきた。
今年の秋も雨が多いからダメかと思いながら行った。
これほど雨水の多いのは2011年の秋以来。その秋は川下のタイで大洪水となった。
一般的には雨水が多いと茶の味は薄くなるが、2011年の秋のお茶は甘くてふくよか。もう売り切れたが、手元に残ったサンプルは年を経るほどに魅力を増している。
+【紫・むらさき秋天紅茶2011年】
今年2018年も春・夏・秋とずっと雨がつづいて、2011年と似た状況。
刮風寨の古茶樹の森はとくに山が深くて、雨の日は山に入れない。茶葉が収穫できる日が少ないから、第二波と呼ぶ春の二番摘みからして収穫量が少ない。茶葉は大きく育って枝・幹・根を養う。
瑶族の農家は10月になって山道や茶地の草刈りをして、古茶樹の森に入れるようにして秋の旬を待った。
ところが連日の雨続き。茶葉の成長具合を日々報告してもらっていたが、新芽・若葉は少なくて、しかもやや硬くなりはじめていると聞いた。この状況も2011年の秋の巴達山に似ている。
「つくれなくてもいいから見に行こう。」東莞人の茶友の判断が良かった。
大木
山
森
革
森
ススキ
見に行ったその日の午後から晴れ。
森の緑の反射する光が眩しすぎて、夢の世界にいるみたい。
2日目、刮風寨の村から古茶樹の森”茶坪”へ車で40分+歩いて3時間。今回はバイクに乗らずに歩いて行った。帰りも歩いた。久々の長時間の山歩きなので足はガクガクになったが、森の涼しい空気が気持ちよくて疲れを感じなかった。
煮茶
山小屋
茶樹
春の茶摘みを手伝ってくれた苗族のメンバーが前日から山小屋に泊まって10月18日の早朝から采茶してくれた。といっても、収穫するにちょうど良いタイミングの新芽・若葉のある茶樹は3本だけ。茶摘み人員は4人だけ。収穫量は15キロあるかないか。
茶葉
茶葉
村に戻ると、もうひとつの古茶樹の森”茶王樹”に入っていた苗族の2人が、収穫した鮮葉を運んできたところだった。これもたった2本の茶樹から采茶されて10キロあるかないか。
茶王樹の森のお茶はまだつくったことがないので、自分はこちらを選んで紅茶をつくることにした。
萎凋
太陽萎凋
茎の長い秋の茶葉
秋の茶葉は茎の部分が長く育っている。刮風寨の原生種に近いやつはとくに長いから、これを柔らかくなるまで水分を抜いて萎凋させるのに次の日の昼までかかった。最後の1時間は太陽萎凋させた。
十年
揉捻前
揉捻後
萎凋後の茶葉1.2キロほどに分けて揉捻。1回20分×8回分。途中休憩もして3時間かかる。腕立て伏せを3時間続けるようなもの。ヘトヘト。
渥堆軽発酵
布袋に詰めて渥堆軽発酵がはじまったのが午後4時。この日はこれで終わり。
軽発酵の速度は茶葉の水分や気温や、布袋やプラスチック袋で調整する酸素の供給量などで変わる。次の日の朝の太陽での晒干を待つのにちょうど良い時間を計ったつもりだったが、深夜の1時に軽発酵十分と判断して竹ザルに茶葉を広げた。
晒茶
晒茶
瑶族の布
絶好の晒茶日和。気持ちよく一日で乾燥しきった。
瑶族の藍染も天日干し。
太陽の熱を下げるための陰干しをひと晩して、次の日に山を降りた。
山を降りてからまた雨が続いている。
景洪市の雨
刮風秋水紅餅2018年
刮風秋水紅餅2018年
刮風秋水紅餅2018年
葉底
今はまだ散茶だが、天気が良くなってから圧餅する。
ひと足先に『刮風秋水紅餅2018年』と名付けた。
圧餅の蒸気の熱と水分でもうちょっと軽発酵がすすむ。それも計算している。
今のところカンペキ。
今年の秋の水は甘い。

ひとりごと:
ダイ族のお祭りに呼ばれた。
殺鶏・殺猪・殺牛。
すべて村でつくられた健康な食材と健康な酒。化学調味料も入れないように茶友がオーダーしている。
美味しいに決まっている。
「ドゴー・シュイ・シュイ・シューイ・シュイ。」
乾杯の掛け声が村のあちこちで響いた。
ダイ族の村
ダイ族のごちそう
現地の不動産王の茶友の奥さんがこの村出身のダイ族。
親戚を何軒か訪ねてごちそうとお酒を頂くのだが3軒めでダウン。
各家庭が申し合わせたように異なる料理をつくって待っているので30種以上料理を食べたと思う。
雨もまたよし。


茶想

試飲の記録です。

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