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蛮磚古樹青餅2018年 その1.

製造 : 2014年04月10日
茶葉 : 雲南省西双版納州孟臘県象明山曼庄国有林古樹
茶廠 : 農家+孟海の工房+北京人の茶友
工程 : 生茶
形状 : 餅茶200gサイズ
保存 : 西双版納
茶水 : 西双版納のミネラルウォーター
茶器 : 紫砂の茶壺・グラス杯・鉄瓶・炭火
餅面表
餅面裏

お茶の感想:
なかなかいい茶葉。
いい茶葉とすぐにわかるのは”蛮磚”(曼庄)という茶山が自分のホームグラウンドにしている漫撒山からそんなに遠くなくて、品種特性が似ているからだろう。見た目が、漫撒山の刮風寨や弯弓に古来からの大葉種と同じ系統のやつ。
蛮磚山は西双版納の旧六大茶山のひとつで、象明という地域に属している。象明は”倚邦山”や”革登山”や”曼松”の香り高い小葉種や中葉種が有名だけれど、地理的には漫撒山からそんなに遠くない。
ものすごく簡略化した地形でこの2つの地域を見ると、象明と漫撒山(易武)には南北縦に山脈があり、その間を川が流れて大きな谷を形成して、2つの山脈を分けている。
餅面裏
(その川。奥の方にダイ族の村の古い瓦屋根が見える。)
漫撒山の高いところから大きな谷を見下ろして、向こうに見えるのが蛮磚山や倚邦山になる。
この記事にスケール感がわかりやすい写真がある。
+【革登単樹秋天散茶2014年 その1.】
北京人の茶友は2015年から蛮磚に腰を下ろしてお茶をつくっている。
といっても、彼は商売人なので自分の手を動かさない。太っているから身体の動きが悪い。農家がつくるのを側で見るだけ。圧餅も工房の職人の作業を見るだけ。オリジナルな印刷の包装紙に包んでオリジナルなお茶が出来上がる。
小さなお店のオリジナルはだいだいそうなのだけれど。
ま、他人の商売には口を出さない。
「ただ、このやり方ではお茶の勉強はできないぜ!農家のつくるのを側で見ていてもその仕事が良いのか悪いのかわからない。」
というのがわかっているから、ここへ持ってきて試飲させるのだよな。
茶葉
一煎め
1煎目から3煎目まで煮え味があった。
お茶をグツグツ煮たような野暮ったい味。
3煎めまで杯の底に黒い粉が残る。鉄鍋で茶葉が焦げた粉。
これは殺青でお茶を煎る鉄鍋を一回ごとに洗わないから出てくる。
北京人に聞いてみたら、3回に一度だけ洗って、洗うときは金タワシで鍋の表面を擦っているらしい。
メンテナンス方法が間違っている。
1回ごとに鉄鍋に軽く水を流して、どこの農家にもある竹箒のブラシで水といっしょに汚れを掃き取るだけでよい。表面の黒鉄の酸化皮膜を削り取らないようにするべき。
3煎め
9煎め
4煎めくらいから製茶の悪いところが流れ去って透明感が出てきた。
美味しいので9煎か10煎までじっくり飲んだ。
刮風寨の古茶樹にも負けない素質を感じるので、聞いてみたら、蛮磚の一般的な古茶樹ではなくて国有林の森の中のやつだった。村から30分車で走ってから山道を歩いて30分というから、刮風寨の森に比べたら規模は小さいが、原生林に囲まれた茶地らしい。
やはり森のお茶だから、新芽・若葉の成長と采茶の人員確保と天気とのタイミングがなかなか合わなくて、1日の采茶でできた晒青毛茶は2キロ。春はこの2キロがすべて。
葉底
葉底
北京人の持ってきたサンプルはこの他に2種ほどあったけれど、このお茶だけじっくり飲んで終わった。
いい茶葉に出会ったらこうなる。
いっぺんにいくつもお茶を飲むのは、どのお茶もそこそこの質ということ。かもしれない。

ひごりごと:
川の向こうに見えていた村。
ダイ族の村
ダイ族の村
ダイ族の村
2014年の秋に散歩した。
その後ここに行っていないけれど、瓦屋根はまだ残っているのかな。
魚とり
この日、その川で魚捕って食べたのだった。
今は少ししか獲れなくなったと聞いている。


茶想

試飲の記録です。

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