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安化方磚黒茶2017年 その1.

製造 : 2017年
茶葉 : 湖南省安化県有機栽培農園
茶廠 : 不明
工程 : 黒茶
形状 : 方磚茶1kgサイズ
保存 : 西双版納 紙包み
茶水 : 西双版納のミネラルウォーター
茶器 : チェコ土の茶壺・グラスの茶杯・鉄瓶+炭火
安化方磚黒茶2017年

お茶の感想:
今回のお茶の名前は、適当に付けた。
もともと名前は無い。
黒茶にはそういうのがたくさんある。
昨年に西双版納の不動産王の茶友が安化に行ったときに一枚買ってきて、それが美味しいので北京の土豪(文化や教養の無い成金)が12トンも爆買いして、北京郊外の倉庫に寝かせているらしい。
西双版納の手元には1枚しかない。
正方形の分厚いレンガ状の端のほうを崩してひとカケをもらってきた。
金花カビの培養を試みたかったので、「なにかサンプルは無いか?」と版納の茶友を頼ったら、このお茶が出てきた。
安化方磚黒茶2017年
安化方磚黒茶2017年
このひとカケを崩すときにいつもの茶針で表面を剥ぎ取ろうとしたら、針先が弾き返された。
どうやら圧延するときの茶葉の層がプーアール茶の磚茶とは違う方向に積み重なっているのだが、おそらく金花カビの性質を考えてそうしてある。
黒茶にしては若葉の量が多くて、しっかり粘着していて、カッチリ固まっていた。
製法がはっきりしない。
あくまで推測だが、以下の2通りが考えられる。
1.鮮葉を蒸して殺青して、揉捻して、堆積して(微生物発酵)、揉捻して、蒸して圧延して、積み重ねて(微生物発酵)、出来上がり。
2.鮮葉を蒸して殺青して、揉捻して、乾燥させて、蒸して圧延して、積み重ねて(微生物発酵)、出来上がり。
ま、今回はどちらでもよい。
目的はこの製法について勉強することではなく、金花カビの胞子を得ること。
金花カビは、・・・圧延して、積み重ねて(微生物発酵)の、後者のほうで出現する。
水分とか、温度とか、通気の具合とか、その条件が揃わないと金花は生きられない。そのかわりいったん繁殖すると茶葉をコロニーとして独占支配するので、雑菌の侵入を防ぐことができて保存に強くなる。
炭火
安化方磚黒茶2017年
安化方磚黒茶2017年
安化の葉底
あんがいスッキリしていて、このお茶に似ている。
+【雅安蔵茶金尖芽細08年 その1.】
さて、この金花を移植してみたいのは、このお茶。
+【刮風寨冬片老葉2016年 その1.】
崩して
蒸して
囲って
保温
茶葉を細かく崩して、蒸して、囲って、保温する。
待つこと6日間。
発酵後の茶葉
発酵後の茶葉
茶葉がちょっと黄色く色付いたくらいで、何も変わっていない。金花の黄色い花(胞子)なんてどこにも見当たらない。
試飲
一応飲んでみたけれど、蒸したことによる変化以外の変化が感じられない。
失敗の原因ははっきりしている。
茶葉の乾燥が早すぎて、金花の増殖に必要な水分が足りていなかった。
なぜ乾燥が早いのかというと、茶葉が大きく育って繊維が硬くなりすぎて、水分を含む量が少なすぎるから。
揉捻をしていない茶葉なので、茶葉のミクロの水道管に亀裂が入っていなくて、水も金花の菌糸も入り込む余地がない。
大きく育った茶葉なので粘着力が少なく、布で絞って圧し固めても茶葉と茶葉との隙間が空きすぎて、水分が逃げやすい。
大きく育って繊維が硬くなった老葉が黒茶の原料として適しているのだが、そうはいってもちょうど良い頃合いというのがある・・・らしい。
秋に近づいた9月頃の一芽五葉くらい。教科書にはそう書いてあることが多いが、その頃合い。

ひとりごと:
また来年の夏頃に挑戦する。
種麹をつくるように、種金花をたくさんつくりたいのだ。
熟茶の微生物発酵の後半に撒いてもよいし、西双版納の倉庫熟成の茶葉に撒いてもよいし。


茶想

試飲の記録です。

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