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南糯山神青餅2011年 その8.

采茶 : 2010年秋茶 2011年春茶
茶葉 : 雲南省西双版納南糯山老Y口寨古樹
圧餅 : 2011年12月
茶廠 : 農家+孟海の茶廠
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 餅茶
保存 : 西双版納 プラスチックバッグ密封・陶器の壺
茶水 : 西双版納のミネラルウォーター
茶器 : 白磁の蓋碗・グラス杯・鉄瓶+炭火
炭火

お茶の感想:
前回のつづき。
+【南糯山神青餅2011年 その7.】
それから4ヶ月経っている。
この4ヶ月間は2つとも陶器の壺に眠っていた。
南糯山神青餅2011年
左: 真空パック(4ヶ月前まで)
右: 熟成壺
餅面の色の差がなくなったような気がする。前回は熟成壺のほうが明らかに黒っぽかった。
西双版納は冬が暖かい。冬を越したこの4ヶ月間の平均気温は22度くらいあったのではないかな。
多くのお茶ファンはこのほうが熟成に向いていると考えているが、自分はその逆と考えている。四季がはっきりしていて、冬はしっかり寒いほうがよい。
北京の茶友が「北京で寝かせたのはダンボールの中であろうが陶器の壺であろうが、乾燥しすぎて変化しないどころか乾いた口感と喉ごしになって具合が悪い。」と言うのだが、それはマンションの一室で保存しているからだろう。北京の冬は北海道くらい寒いけれど、温水管のセントラルヒーティングで建物ごと暖められるから乾燥が激しい。
これでは冬が無いのと同じ。
冬のしっとりした空気に包まれつつも密封保存できるのが理想と考えているので、常温・常湿の保てる場所が欲しいが、北京の中心部に住んでいる一般人にそんな場所は少ない。
西双版納はというとこれもマンションの一室で部屋を密閉しているので乾燥している。湿度は55度くらい。
ここではあまり良い熟成が期待できないと考えて、今後はここでの長期保存はしないつもりでいる。
飲み比べ
飲み比べ
飲み比べ
葉底
左: 4ヶ月前まで真空パック
右: 熟成壺
1-7煎くらいまで飲んだが、その差はほとんどなし。
あえて言うと熟成壺のほうが若干甘い。でも、葉底を見ると熟成壺のほうが茎の部分が大いので、そのせいだったのかもしれない。
前回の記事では煎を進めるほどに差がひらくと書いていたが、それもほとんどなし。あえて言うと熟成壺のほうが若干深みがある。
4ヶ月で差が縮まった結果となった。
生茶にしても熟茶にしても西双版納で長期熟成させるのがどうも思わしい結果にならないということで、上海や日本に移しているわけだが、移してから一年も経つと風味が復活したような、精彩を取り戻したような、そんな気がしていたが、錯覚ではなくて実際になにかが上書きされているのかもしれない。
このテストの結果にしても、最後の4ヶ月間の保存環境がなにかを上書きしたようなカタチになっている。
熟成8年目のお茶で、この2つの違いは8年のうちのおよそ1年半くらいの期間だけで、しかも真空パックしていたか、わずかな通気を許していたかだけの差しかないから、4ヶ月もあれば十分にその差が埋まるということだろうが、自分はむしろこの4ヶ月で埋まる変化の大きさのほうが気になる。

ひとりごと:
多少の上書きで味の印象が変わってしまうのなら、熟成味が完成しているとは言えないよな。


茶想

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