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ずっと川を見ているのつづき

朝日

+【ずっと川を見ている】
川を見るといっても、ほんとうに見れるのは10日めくらいから。
何度もここに来ているけれど、それでもはじめの数日はまっすぐ川を見れていないと思う。
川のいい感じのシーンを写真に撮ろうとか、この美しさを文章にしてブログに書こうとか、なにか目的があったり。あんなことこんなことを思い出して、心がおしゃべりしたり。
川に調和していない。
みんな同じだと思う。
大人は誰でもそうなると思う。
自分の子供の頃を思い返しても、なにも考えずに無心になって山とか海とか川とかを見て、心の揺れるに任せられたのは5歳くらいまでじゃないかな。10歳にもなったらもう、夏休みの宿題の絵とか、作文とか、なにか目的を持ってしまったような気がする。
10日間もいたらさすがに暇になる。
暇が大事。
朝の川
暇になって、もうこれ以上することもなく、あえて考えることもなく、ただ川を見るだけの時間ができる。
やっと、背負っていた見えない荷物がおりる。
心は黙ってただ川を見る。
チェンコーンのメコン川は太陽が強くて眩しいので、じっくり目を向けられる時間は長くない。
夜明け前からの2時間くらい。日没の2時間くらい。夜に宿のベッドに横になって窓ごしに見える暗い川面をたぶん2時間くらい。
川は24時間流れているけれど、6時間も見たらいいほう。これで十分。残りの18時間は食べたり寝たり洗濯したり人と交流したりお茶したり、いわゆるふつうの生活をしたらいいのだ。
ねこ
朝は朝の川の気持ち。
夜は夜の川の気持ち。
そこになんらかの意味を求めない。
例えば、朝の川は空と水の色が秒速で刻々と変わってゆく。秒速で心も揺れる。夜の川は暗くて心細いけれど、対岸のラオスの街灯の小さな光とか、月明かりに浮かんでくるほのかに白い水面をとか、小さな安心に浸る。
そのまま。見たままにする。
川の一部になってしまう感じ。自分がなくなっている。
暇になって川を見たら自分がなくなる。
ふだんは自分があるばかりになりやすくて、しんどいからな。
月と川

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