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老象古樹紅餅2019年・秋天 その1.

製造 : 2019年10月26日采茶
茶葉 : 雲南省西双版納州孟海県巴達山怖司寨古樹
茶廠 : 農家+店長ふじもと
工程 : 紅茶
形状 : 餅茶
保存 : 乾倉
茶水 : 西双版納のミネラルウォーター
茶器 : チェコ土の茶壺・グラスの茶杯 銅瓶・電熱
栗

お茶の感想:
天気がよくない。
週に2日ほど晴れてはまた雨が降る。
空気がしっとりしたままで、秋らしくカラッとしない。
農家と連絡を取り合っているが、晴れる日に若葉の育つタイミングの合う茶樹が少なすぎる。
だからちょっと冷静になれたと思う。
これまでの自分は待ちきれなくて、とりあえず山に行っている。
農家は鮮葉を売るのが仕事なので、客が来たら天気なんておかまいなしに采茶したい。
「もう数日したら新芽は出なくなる」とまくってくる。
チャンスを逃してなるものかと采茶する。
鮮葉は集まるが、やはり天気はいまひとつ。
しかし、待ったなし。鮮葉を捨てるなんてことできない。
仕方なく製茶する。
そしていまいちなお茶ができる。
天気が回復してやっとコンディションが整ったときには、残り少ない新芽・若葉はすでに摘み終わっている。
実は、こういう失敗を何度かしてきた。
なので、天気を待って、待ったがゆえに空振りして、収穫ゼロに終わってもいい・・・と、今回はこの展開を受け入れる。
ま、秋だから、春ほど前のめりにならない。
前回の巴達山でつくったお茶の中で、古樹の紅茶がいい感じ。
毛茶
圧延したら180gサイズ2枚になった。
巴達山は曼邁寨と章朗寨の古樹が有名だが、その他の村々にもほんの少しだけ古樹がある。
巴達山だけでなく、西双版納の茶山にはそういうのがあちこちにある。
少くなすぎて農家にしたら生産効率が悪いし、メーカーからしたら製品化するに足るマーケットはないし。なので、ふだんは近場の有名どころの農家に鮮葉が転売されて、産地偽装のお茶になる。味は似ているし、古樹は古樹だし、あまり罪のないウソだな。
このお茶の村の怖司寨は章朗寨に近いから、たぶん章朗寨のお茶になるのだろう。
あとで地図を見たら”老象山”という別の名前があった。
なぜ知ったかというと、北京の茶友が一芽の紅茶づくりのための収茶をこの村でしたから。
一芽のところが一芽二葉で摘まれたトラブルで北京人がモメている脇で、農家と雑談していたら、「ひとりだけ間違って古樹のを一芽二葉で摘んでしまった」という話が出てきた。村からそんなに遠くないというので、すぐにそこを見たいとお願いした。
人造湖
そんなに遠くないといっても30分は山歩きする。それでも古樹の茶地にしたら近いほう。
山の下のほうに人造湖が見える。
このあたりでは有名な釣り場で、コイ科の巨大魚”青魚”がいる。農家がスマホで見せてくれたが、人より太い魚の腹だけが写っていた。大きすぎて頭と尻尾が画面に入っていない。
西双版納の村にゆけば、”生きもの伝説”が必ずひとつやふたつはあって楽しい。
自生する茶樹は、山の形状が複雑になって霊気を漂わせるところに潜んでいる。そういうお茶は美味しい。
この古樹もまたそんな雰囲気漂うところにあった。
茶地
山の上のほうで全体的には明るいが、険しい斜面の入り組んだ谷筋の影になって、そこだけ近づくのがちょっと怖いようなうっそうとした緑。茶樹は一本一本バラバラに、数十本ほど群生している。
過去10年くらいに台刈りされて樹高が低くなったのが多いが、6メートルを超えるようなのも数本見える。
古樹
それでも、美味しいかどうかはお茶にしてみないとわからない。
間違って摘まれた一芽二葉の鮮葉を買い取って、これを紅茶にした。
萎凋
写真は、翌日の朝日で萎凋しているところ。
2キロちょっとの鮮葉だから、乾くと500g弱。
少なすぎて軽発酵の温度が上がりにくいなど製茶の難しい面はあるが、一枚一枚の茶葉に気を配って手加減できる良い面もある。
これまでつくった紅茶は一芽三葉の鮮葉なので、一芽二葉ははじめて。
北京人の一芽の紅茶づくりを手伝って、軽発酵の温度が上がりにくいのを知ったが、これもやはり思うようにはゆかなかった。
晒干で茶葉が乾く前に33度くらいにまで温度が上がるように、ザルに広げる厚みを調整した。
餅面比べ
左: 一芽二葉
右: 一芽三葉
紅茶の紅茶たる赤黒い色が薄いのは、軽発酵の浅いこともあるけれど、この場合は一芽二葉の一芽の配分が多いのが主な原因。
飲んでみたら、なかなかいける。
二煎め
茶湯の色が浅い。黄色い。
このイメージと反して味は深い。骨がある。古樹味がしっかり出ている。
葉底
苦味がいい。
軽快で消えが早くて清々しい。
静かでおっとりした雰囲気は、近くの章朗寨のパワフルな印象とはちょっと違う。
海抜がやや低めの1450メートルくらいのところにあるせいだろうか。
ほんのちょっと余った散茶を3日続けて飲んでいるけれど、飽きない。もっと飲みたい。
2枚しかないけれど、これは商品にできるだろ。
1年ほど熟成させてから出品するつもり。

ひごりごと:
肩を傷めてしまった。
ヨガをしても治らない。
仰向けに眠る姿勢で痛くなるから、休めば休むほど辛い。
肩甲骨がゴリゴリなのだけれど、その原因が別のところにあるのを知らなかった。
盲人按摩の老師に頼っても治らないわけだ。
Youtubeを探してみたら改善のヒントが見つかった。
手首・足首・胸骨・肋骨が固まっているらしい。
何人かの整体の先生がこの点を指摘している。
さっそく手首・足首・胸骨をゆるめる運動をしてみたら、ちょっとましになってきた。
ヨガのポーズでも、手首・足首・胸骨をゆるめるポーズをしていたのに効いていない。
ポーズの意味をちゃんと理解していなかったのだな。
ヨガは奥が深いな。


茶想

試飲の記録です。

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