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老撾高幹青餅2019年・秋天 その3.

製造 : 2019年10月20日から27日(采茶)
茶葉 : ラオス・ポンサーリー県・孟臘県漫撒山(旧易武山)天門山寄り
茶廠 : 瑶族の農家+義烏人
工程 : 生茶
形状 : 餅茶
保存 : 密封
茶水 : 農夫山泉
茶器 : チェコ土の茶壺・景徳鎮の茶杯・鉄瓶+炭火
泡茶
炭

お茶の感想:
肩が痛い。
もう4ヶ月つづくが、途中から痛みのタイプが違っていて、症状をネット検索したら"亜脱臼"というやつだとわかった。
ヨガとか按摩が逆効果なわけだ。むしろ傷めていたわけだ。
昨年の11月の圧餅で重い石型を上げ下げしたときに靭帯を損傷したのだと思う。
幸い、激しい痛みがきたら自分で治せる。
めまいしそうな痛みに耐えながら、脇の下の肋骨あたりに指をあてて強く圧すと、なぜか痛みが収まる。おかげで肋骨あたりが青あざだらけになっている。
しばらく安静にするしかないな。
シーズンオフでよかった。
ラオスの高幹の茶樹のある森に入るのは4月に延期した。2月は間に合わない。
4月はちょうど采茶の季節だから、いきなり現場でお茶づくりを手伝うことになるけれど、そんなのは慣れている。条件が整わない中でいい仕事をする。みんな同じように条件が整わない中でやっているのだし、現場で瞬時の工夫と判断が大きな差をつける。そこには自信がある。そのときだけ天才になるから。
この地域のお茶づくりは体力勝負なので、農家もメーカーの職員もみんな若い。
いつのまにか現場では一番年上になっている。体力の限界は過ぎているから今年が最後と思って現場に向かっても、また新しい興味が湧いて、つぎにつながってしまう。
ただ、ちょっと変化の兆しが見えてきた。
2020年1月2日・3日・4日の上海の試飲会で、ひとつはっきり見えたことがある。
高幹のお茶を飲みだしたら、みんなもう他のお茶はいらなくなる。
例えば、ふたつめに出そうものなら、用意していた他の何種類ものサンプルを試さないで終わる。もしくは、たとえ試しても、ひとくちかふたくちで「また戻りたい」とリクエストが出る。
子供
子供にもわかる。
味の問題じゃない。体感の問題。
高幹のお茶を飲んで気持ちよくなったら、もうそこから降りられないのだ。
あんな味もこんな味も試したいという興味は理性的すぎて、快楽には勝てない。
味にはあれこれ個人の嗜好があるかもしれないが、体感はひとつ。みんなが良いかそれほどでもないか。心地よい音色に反応するようなもの。
自己評価的には、この秋の『丁家老寨紅餅2019年・秋天』などは手応えがあったのだ。もしかしたら高幹ともいい勝負するのじゃないかと思ったりしていた。
でも、比べたらもうぜんぜん。遠い遠すぎる。製茶の技術を過信していた。
チカラを注いでつくったお茶なのに、こんなにも天地の差がひらくなら、今後は高幹と同じレベルの素質の茶葉が手に入らないかぎり、製品化するのはやめておこうかな・・・
時間と労力がむなしい。
製品にしたら誰かに売らないといけないし。
熟成のために器と場所を用意しないといけないし。
販促のための活動もしないといけないし。
誰かの手元に渡ってからも、ちゃんと美味しく飲めているのか心配だし。
いや、そうしたことぜんぶがお茶なのであって、自分はその要所要所でできることをしたらよいのだけれど、その仕事は自分じゃない。そこは天才じゃないし。
「値ごろなお茶ありませんか?」
義理チョコみたいな義理お茶を欲しがる友人たちには悪いけれど、昨年の秋の『巴達生態紅餅2019年・秋天』が最後だ。
義理お茶のために肩を傷めていたのでは割に合わんからな。
上海試飲会

ひとりごと:
写真を一枚も撮らなかったけれど、久々に香港に行ったのだよな。
香港島のど真ん中の高層ホテルにした。
高いところは高いところなりのアホらしさにつきあってみた。
パリッとしたスーツ姿の西洋人が多かった。もしかして10年前よりも外人が増えている?
お昼の時間の公園におしゃれなオフィスワーカーたちがどっと出てきて華々しかった。公園だけじゃない。ハイブランドの広告でピカピカの大通りにも、高層ビルを渡る長い長い通路にも、地下鉄駅にも、おしゃれなお金持ちがあふれている。
この狭い土地にチカラとか気とか運とかが集中している感じ。空気が濃い感じ。林立する高層ビルの間を大きな龍が舞っていてもおかしくない。
この人達、基本的になにも生産せずに、たいしたサービスもせずに、なんらかの理屈をこねて金利という数字を増やすだけでめしを喰っているのだよな・・・。


茶想

試飲の記録です。

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