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一扇磨青餅2016年・緑印 その2.

製造 : 2016年03月28日
茶葉 : 雲南省西双版納州孟臘県漫撒山(旧易武山)一扇磨
茶廠 : 農家
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 餅茶
保存 : 茶箱
茶水 : 京都の地下水
茶器 : 宜興の茶壺・チェコ土の茶杯 鉄瓶・炭火
茶壺

お茶の感想:
熟成は茶葉の繊維に出入りする水が影響する。
となると、品種特性の問題でもある。
例えば、糸の太さや織り方とかで布の質は様々になる。これにちょっと似ていると思う。
繊維はミクロすぎて見えないけれど、茶葉のカタチや質感に現れるところはわかる。
餅綿
幅の細い茶葉に長く柔らかい茎。
ピンピン跳ねるような弾力。
昨日このお茶を崩して気付いたのだが、これは品種特性のものだ。
+【一扇磨青餅2016年・緑印】
紹介ページでは「采茶のタイミングが少し早かったのが原因」と解説していたが、それだけじゃない。
もともとこういうカタチの、つまりこういう性質の茶葉だったのだ。
このカタチには見覚えがある。
最近ではこのお茶もそう。
+【刮風八樹青餅2018年 その1.】
おなじ漫撒山。
西双版納の古茶樹の品種特性は山に属する。
兄弟のようなのが漫撒山一帯にチラホラあるのだろう。
大きな谷を挟んだ対面にある革登山にも似たのがあった。
葉
泡茶の一煎・二煎めが、「あれ?」と思うくらい出ない。味がない。
そこも『刮風八樹青餅2018年』と似ている。
味の出方も繊維の性質が影響していると思われる。
試飲会で一煎めの味がないときのお客様の反応・・・。
たぶんドキドキしているよな。
実はこっちもちょっとドキドキしている。
煎を重ねても淡々としている。
「茶葉の量、間違ったんじゃないの?」と、お互いに思っていたりする。
でも大丈夫。
味がなくても口感は充実している。
泡茶
3杯も飲むと茶酔いがくる。
昇ったり降りたりしない。水平方向にスライドするゆったりした酔い。
潮が満ちて海の水面が上昇してくるような満たされ感。
かすかにお香のような落ち着いた香り。
熟成香と思われる。
できたてのときに白花香があったはずだが、その鮮烈はもう影すらない。
味の印象はあまり変わらない。
西双版納の倉庫で湿気た茶葉にありがちな、干し葡萄のようなダラけた甘酸っぱさはない、透明で清らかな風味を保っている。
熟成の方向に間違いはない。
ただ、すでに4年経っている。
微妙すぎるだろ。
誰にでも違いのわかる到達点までゆくのに、どう見てもあと50年はかかるだろ。
このお茶は美味しいからあと10年も残らない。
いや、そういう問題じゃない。
50年後には生きていないし。
葉底

ひとりごと:
わかっていても止められないし。
今年も来年も50年後を夢見て、また新しいお茶を保存してしまうのだ。


茶想

試飲の記録です。

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