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一扇磨青餅2016年・緑印 その3.

製造 : 2016年03月28日
茶葉 : 雲南省西双版納州孟臘県漫撒山(旧易武山)一扇磨
茶廠 : 農家
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 餅茶
保存 : 茶箱
茶水 : 京都の地下水
茶器 : チェコ土の茶壺・茶杯 鉄瓶・炭火
本
万代屋

お茶の感想:
開高健の『宝石の歌』。
学生のときと、10年くらい前にもう一度読んだ。
今また読むと、新しい感動があった。
宝石の傑作もまた、おしつけがましさがない。
「・・・人工物も天工物も、至上の傑作には、はからずも、同じ顔がある。顔のない顔がある。・・・・」
そうだよな。
茶葉の話をするのが嫌になって、ブログの更新が1ヶ月ほど止まった。
しかし、いくらやかましく言おうが、茶葉の実力というか素質というか、そこは動かない。変えられない。
情報に惑わされて、そのもののチカラをまっすぐ見るのは難しいことも、昔から変わらない。
大丈夫だ。
また話をつづけようと思う。
外
さて、熟成のこと。
茶葉に空気中の水が入ってきて「風味がぼやけた」と、5月の中頃に話していた。
7月、梅雨はまだ明けていないけれど、意外と茶葉はカラッとしている。
空気中の水は温かいほうから冷たいほうへ流れる。
おそらく今は、茶葉のミクロの繊維の中のほうが温かくて、水が外に吐き出されたのだ。
あくまで推測であるが、それっぽいことが起こっている。
鼻や指の感覚で、そうなのじゃないかな?ということ。
5月から変化を追いかけていたこのお茶。
+【一扇磨青餅2016年・緑印】
餅茶
雨の音で湯の沸く音が聞こえない。
しっとりした風味にしたくて茶葉を少量。
熱々の湯を注ぐが、小さめの茶壺だからおそらく温度が下がるのは早め。
ぬるめの湯でゆっくり蒸らす。
茶壺
色
1ヶ月ほどで味が柔らかくなった気がするが、たぶん気のせい。
雨のせい。茶器や淹れ方のせい。炭火で湯が沸くのに1時間も待ったせい。
熟成がどのくらいなんてわからない。
でも嬉しい。
葉底

ひとりごと:
保存熟成の場所を移動させることになった。
予期しないことがあって、仕方がない。
振り返ると、これまでの10年間でも6回ほど移動させてきた。
周囲の環境が変わってダメになったり、家主さんの都合が変わったり、経営難で縮小したり、熟成が思わしくなかったり。
こんなはずじゃなかったけれど仕方がない。
これから先の10年間も安定しないと覚悟はしているが、一箱20キロ以上ある茶葉だから、移動のたびに階段を上がったり下がったり、クルマに積んだり降ろしたり。腕や肩や腰に食い込んだ重さの記憶が刻まれていて、想像すると冷たい汗が出る。
10年間の茶葉の変化はちょっとなのに、人間の変化は大きいよな。
長年熟成のお茶の味は、大事にされてきた古い木造の建築物を見るのと似た感動がある。


茶想

試飲の記録です。

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