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黙って酔うべし

泡茶

茶酔いを味わうなら、おしゃべりをしてはいけない。
しゃべると酔いが覚めるから。
このおしゃべりは、他人のおしゃべりではなく、自分のおしゃべりである。
声には出さなくても、だいたい人はいつも頭の中でおしゃべりしている。
思想していると、そのノイズが茶酔いを消してしまう。
黙ること。
できる人とできない人がいる。
できる人にはカンタンすぎて、できない人のことが理解できないだろう。

ヨガを習い始めたときに、ストレッチしながら脱力する、そのコツを知らないことに気付いた。
自分はできない人だった。
先生に教えてもらって、呼吸の練習をして、やっとできるようになったのだ。
これと似て、茶酔いに入るにはまず頭の脱力の、そのコツをつかむところから始めることになる。
他の習い事などで頭の脱力を習得している人は少ないほうだろう。多くの人が騒がしいままお茶を飲んで、茶酔いに出会えないままでいる。
ちゃんと教える人がいないし、その教え方も、他の習い事のようには成熟していない。
でも、これでよいと思う。
中国茶の上等は茶酔いの質にその真価がある。
上等は姿を表さない。
老若男女、お金のあるなしにかかわらず、茶酔いの味わいの姿を、見える人には見えて、見えない人には見えない。
そこがカッコいい。

茶酔いの姿が見えるようになったときは嬉しい。
嬉しいことはみんなに伝えたくなる。
でも無駄なのだ。見えない人にいくら熱く語っても、共有できないのだから。
お茶会で数人集まって、同じお茶を飲んでいても、実は共有できていない。
それでいいのだ。
姿を見ていない人に、「あなたは見えていないですよ」と教えて、自覚していただく必要はまったくない。
見えていないということは、はじめからそれは無いということ。存在しないということ。
そっとしておけば、なにも傷つけない。
ポジションの上下が成立しない。
そのやさしさ、そのむなしさがよい。


茶想

試飲の記録です。

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