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波がよせるように煎がすすむ

波がよせる。
一煎め・二煎め・三煎め・四煎め・五煎め・・・・・。
この始まり、この移ろい、この終わり。
一煎めで始まる。
予兆はまず外側からくる。
眼に光と色。鼻に香り。耳に音。肌に空気。
さっきまでとどこか違ってくる。
野生が目覚めて敏感になる。

波

二煎め・三煎め。
内側に波が入ってくる。
舌や頬や歯茎に後味。喉にうるおい。腹の底にぬくもり。
吐く息・吸う息ごとに深くなる覚醒やまどろみ。
手足の指の先までじんわりしてくる血の流れと心の鼓動。
波に乗る。
茶酔いに身を任せて揺れるままに揺れる。
波の味わいは言うまでもなく煎と煎のあいだの時間にある。
一杯めを飲んでから二杯めまでのひととき。
二杯めを飲んでから三杯めまでのひととき。
だからお茶を淹れるときはこの”間”を意識しなければならない。
そんなに難しくはない。
自分のタイミングでやればよい。
おそらくみんなも同じ波長でゆれるから。

杯

プーアール茶ならだいたい四・五煎めでピークがくる。
ピークの後の波はゆったりおだやかになってゆく。
いつまでも浮いて漂っていたいけれど、凪いで静まるより先にお腹がタプタプになるから、どこかで終わらせないといけない。
いや、終わらせなくても終わりはくる。
なんらかのカタチで必ずくる。
終わりたくないよな。
でも、終わるのだ。
どうしようもないのだ。
終わりの味わいを味わえ。

残

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