プーアール茶.com

醸香老茶頭散茶90年代 その1.

醸香老茶頭散茶90年代プーアル茶醸香老茶頭散茶90年代プーアル茶
製造 : 1995年頃
茶葉 : 雲南省景谷茶区大葉種潅木晒青茶
茶廠 : 昆明第一茶廠(推定)
工程 : 熟茶のプーアル茶
形状 : 散茶
保存 : 香港ー広州ー上海−日本 紙袋
茶水 : 日本京都御所周辺の地下水 
蓋碗できっちり。

お茶の感想:
老茶頭の18年モノ。
老茶頭は深く発酵しているから、
お茶のお茶たる渋味・苦味を失ってエッジが効かない。
とろみの強い液体にある甘味・旨味は穀物のやさしさで主張しない。
だから黒々とした茶湯の見た目に反してあっさりしている。
しかしこのお茶はちがう。
個性的なカカオ風味。チョコレートそのもの。
この個性が、茶葉の素質のものか、発酵の成果なのか、複合的なものかはわからない。
ただ、ひとつ別の原因が考えられる。
このお茶を出品した時の写真をみると、オレンジ色の粉をふいたような跡がある。
【醸香老茶頭散茶90年代】
説明文には金花カビ(麹菌の一種)の可能性を示唆している。
金花カビは熟茶づくりの発酵工程の後半で一時的に(長くて2週間ほど)発生するのを確認しているが、保存熟成のあいだにも発生することがある。
空気中の水分だけがたよりの無水発酵だから、とても緩慢な活動で、1ヶ月間くらいで風味を大きく変えたりはしないだろう。しかし、このお茶は香港や広州の茶商の倉庫に長年あった。熟茶づくりの水分を多く含む発酵工程とはまたちがった風味がここで生まれる可能性がある。
繊維質まで噛み砕かれた茶葉はポロポロで姿を留めるのがやっとの有機物の塊。味もまた老茶頭からさらに遠く離れたところまできている。

ひとりごと:
醸香老茶頭散茶90年代プーアル茶
発酵のお茶のすごいところはこんなに異端になっても作意を見せないところだ。
まるで偶然なったふうに装っている。


茶想

試飲の記録です。

・キーワード検索

・カレンダー

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< July 2017 >>

・表示されている記事

・お茶と年代のカテゴリー

・記録

お茶の歴史
お茶の歴史 (JUGEMレビュー »)
ヴィクター・H・メア,アーリン・ホー

・サイトリンク

・プロフィール

 

mobile

qrcode

powered

みんなのブログポータル JUGEM