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大益甲級沱茶98年 その1.

大益甲級沱茶98年プーアル茶
製造 : 1998年
茶葉 : 雲南省西双版納州孟海県大葉種喬木晒青茶
茶廠 : 孟海茶廠(国営時代)
工程 : 熟茶のプーアル茶
形状 : 沱茶
保存 : 香港ー広州ー上海−日本 紙包
茶水 : 日本京都御所周辺の地下水 
蓋碗できっちり。

お茶の感想:
1998年の熟茶。
【大益甲級沱茶98年プーアル茶】
先日売切れた。
出品していた5年間の間にも、じわじわと熟成変化していたようだった。
同じタイミングで仕入れた『下関銷法沱茶90年代』のほうが先に売切れて、このお茶は残っていた。
「残りわずか」と書いてからもポツポツ売れていたが、定期試飲をしなかったので、この変化に気付かなかった。そういえば、最後のほうは何度もリピートして買い増していた方が何人かいらっしゃった。
手に入りにくくなった老茶は、美味しいを見つけたら誰にも言っちゃいけない。店の人にも言っちゃいけない。誰も気付かないようじわじわ買い増すのだ。
説明文には、「煙味の効いた」と書いているが、煙草のようだった気がするその香りはこなれて、お香の気品が漂っている。「キリッと引き締まった印象」というのもすでに無く、あくまでも透明でやわらかい。味はあるのかないのか、影はあっても姿を現さないのは、やじろべいのバランスがまっすぐに立って死角にあるからだろう。どちらかに傾いてくれないと人の味覚は甘いとか苦いとかはっきりさせられない。
大益甲級沱茶98年プーアル茶
大益甲級沱茶98年プーアル茶
大益甲級沱茶98年プーアル茶
熟茶の味は歳月が経つにつれ浄化されてゆく。
常温と常湿でも繁殖する「金花」のような菌類によって、長期保存中に緩慢な変化がすすんでいるのではないか?と考えたこともある。しかし、このお茶に「金花」がついたのを見つけたことはこの数年なかった。あるとしても広州の倉庫で最初に見た時のみ。
それでも熟成はすすむ。1年も放っておけば味の変化は明らかになっている。
雨の日に湿気を吸ったり、晴れの日に吐いたり、ミクロの世界での茶葉の内部の水分の移動が、製造工程の発酵時に残された酵素の作用を刺激して、分解がすすんだのだと思う。

ひとりごと:
雨。
雨
ワインの人が、季節やその日の天気によって「開く」とか「閉じる」とか話していた。月の満ち欠けも関係しているらしい。
熟茶は、風味はともかく、なぜか雨の日に飲みたくなる。個人差があるのかもしれないからみんながそうだとは言わないが、飲みたくなるときが美味しいとき。たとえ晴れた日のほうが香りが立っても、気持をそっちに合わせることはしない。
しかし、ワインの「開く」とか「閉じる」という感覚も、人間の側の変化でそう感じているところがあるのかもしれない。瓶に詰まったちょっとの液体よりも、成人の肉体の質量からみて、季節やその日の天気や月の満ち欠けによるブレはずっと大きいような気がする。


茶想

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