プーアール茶.com

下関銷法沱茶90年代 その3.

下関銷法沱茶90年代プーアル茶下関銷法沱茶90年代プーアル茶
製造 : 1998年頃
茶葉 : 雲南省臨滄茶区大葉種喬木晒青茶
茶廠 : 下関茶廠(国営時代)
工程 : 熟茶のプーアル茶
形状 : 沱茶
保存 : 香港ー広州ー上海 紙包みのまま
茶水 : 日本京都御所周辺の地下水 
小さめの蓋碗できっちり。

お茶の感想:
昨日『大益甲級沱茶98年』だったので、今日はこのお茶。
「小さめの蓋碗」+「ぬるめの湯」で淹れる。
【下関銷法沱茶90年代プーアル茶】
しっかり固まった欠片をほぐすためにも、
洗茶はサラッと一瞬で終えてから、つぎの1煎めの抽出時間をじっくりとる。20秒ほど。
しかし、濃くし過ぎてはいけない。明るい透明な色のうちに蓋碗から茶海に注ぐと、底のほうの欠片に浸透していたわずかな湯が赤い血のように染まっている。その濃い何滴かのを混ぜて味を調整する。
2煎めは茶葉がすでに開いているので、抽出時間は10秒にも満たない。
下関銷法沱茶90年代プーアル茶下関銷法沱茶90年代プーアル茶
美味しい。
喉を通ってすぐに鼻へと抜ける香りに、熟茶にはめずらしい蘭香がある。甘味は強いながらもサラッと透明で、気高い印象を与える。
下関銷法沱茶90年代プーアル茶
このお茶のほうが『大益甲級沱茶98年』よりも人気が高かったのだが、熟成がさらにすすんだここに来ては甲乙つけがたい。個人的には『大益甲級沱茶98年』のほうがこの先は楽しめるかもしれないと思った。
プーアール茶の仕入れをはじめてまだ間もない頃に、産地もタイプも異なる美味しい熟茶に出会えたことが、今になって良い経験だったと思える。

ひとりごと:
巴達山賀松寨
過去に調査研究の人とお茶の調査方法について意見を交わしたことがある。
それは「緑茶」と「熟茶」の2つの成分を比べるというものだった。
「発酵していないもの」と「発酵させたもの」の違いをみる。しかし、とある調査結果では「緑茶」と「熟茶」の産地が違っていたのだ。それはおかしい。
山が違えば気候も生態環境も土質も違う。それに伴って品種も違うだろうし、茶摘みのタイミングも違うだろう。原料の成分が違っていたら、分析で得た結果が発酵による違いなのか、元からの違いなのかを特定できない。調査をするのなら、同じ山の同じ農地の同じタイミングで茶摘みした茶葉で、緑茶と熟茶をつくり分けるか、鮮葉(摘みたての茶葉)のうちに成分分析をしておいて、製茶後と比べるという手続きが必要だろう。というような内容だったと思う。
複雑な自然環境において、条件を特定するのは難しい。新しい発見やなんかは、動かざる証拠を求めるアプローチに重要なカギがあるのだろう。
美味しいお茶を求めるアプローチにもこの問題がある。
よくあるのが、美味しいお茶のできる産地の山の標高や気候や土質が、良い産地の条件とすること。


茶想

試飲の記録です。

・キーワード検索

・カレンダー

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< December 2018 >>

・表示されている記事

・お茶と年代のカテゴリー

・記録

お茶の歴史
お茶の歴史 (JUGEMレビュー »)
ヴィクター・H・メア,アーリン・ホー

・サイトリンク

・プロフィール

 

mobile

qrcode

powered

みんなのブログポータル JUGEM