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中茶牌7581雷射磚02年 その1.

製造 : 2002年
茶葉 : 雲南大葉種晒青茶(雲南省景谷地区)
茶廠 : 中国土産畜産雲南茶叶進出口公司
工程 : 熟茶のプーアル茶
形状 : 磚茶
保存 : 昆明ー上海 紙包密封
茶水 : 西双版納のミネラルウォーター
茶器 : 大きめの蓋碗
中茶牌7581雷射磚02年プーアル茶
中茶牌7581雷射磚02年プーアル茶

お茶の感想:
今日は熟茶。
卸売部の、『中茶牌7581雷射磚02年プーアル茶』。
熟茶もいろいろ。
このお茶は景谷地区の味の個性が出て、ちょっと苦い。熟成12年めになった今は「参味」と呼ぶ薬用人参のような香味があり、好きな人にはたまらない。嫌いな人もあるかもしれない。
熟成10年目くらいから出てくる「荷香」・「棗香」・「樟香」・「参香」・「沈香」などの個性には魅力がある。
長期保存中には見えないミクロの世界でいろんな現象が起こっているのだ。
熟茶は微生物発酵の黒茶。
微生物の生きているのは製造工程の発酵のときであって、製品化したときにはその活動は止まっている。加熱や乾燥で微生物はいったん死んでいる。
しかし、微生物が残した大量の酵素成分がまだ生きている。
酵素は生きものではなくてタンパク質の一種だから、「生きている」という表現は正確ではないかもしれないが、酵素成分がもたらす結果はまるで生きものの仕業のように思えるから、このように表現されるのだと思う。
発酵時に活躍する微生物は生きものなので「食べる」ことでエネルギーを摂取しているが、手も足も口もないから、酵素で茶葉の組織を溶かして細胞壁から吸収するしかない。そのために大量の酵素をつくって身の周りにばらまくが、これがどうやら食べるためだけに機能するのではないらしい。他の雑菌を寄せ付けない抗生物質をつくって自分だけのパラダイスにしたり、仲間になる別の微生物を養う栄養となったり、複合的に作用しているのだ。
加工時の加熱や乾燥で微生物が枯れ死んでも酵素は残っている。酵素の働きは適度な水分や温度が必要で、まったくの乾燥状態ではほとんど機能しないらしい。しかし、まったくの乾燥状態というのはまずありえない。ほんの少しでも茶葉は空気中の水分を吸収したり吐き出したりしていて、これが酵素の働きになんらかの影響を与える。
だから保存環境によって熟成に様々な結果が得られるのだ。
中茶牌7581雷射磚02年プーアル茶
中茶牌7581雷射磚02年プーアル茶
このお茶『中茶牌7581雷射磚02年プーアル茶』は、昆明の「乾倉」と呼ばれる比較的乾燥した涼しい環境に置かれていた。これがもしも湿度も温度も高い香港や広東の倉庫に置かれていたら、ひと味ちがった風味になったと思う。自分の経験では、日本のように梅雨の季節の湿度と温度のあるところでは、もうちょっとしっとりした風味になる。
保存環境によって熟成に異なる結果を得られたら、ひとつのお茶からふたつの風味がつくれる。
オリジナルのお茶『版納古樹熟餅2010年』でこれから試そうと思っている。

ひとりごと:
さて、これから試飲。
1980年代から1990年代の老茶。
90年代老茶のプーアル茶
ビンテージ価値のある銘柄からちょっと外れたところのだから、その方面での鑑定はしない。茶葉をしっかり見て・触って・嗅いで・お茶にして飲んで、葉底(煎じた後の茶葉)の色・形状・質感を確かめて、そして試飲後の体感に注意する。

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