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7572熟茶磚96年 その1.

製造 : 1996年
茶葉 : 雲南省西双版納州大葉種喬木晒青茶(布朗山班章)
茶廠 : 孟海茶廠(国営時代)
工程 : 熟茶のプーアル茶
形状 : 磚茶
保存 : 昆明乾倉 紙包密封
茶水 : 西双版納のミネラルウォーター
茶器 : 小さめの蓋碗
7572熟茶磚96年プーアル茶
7572熟茶磚96年プーアル茶
7572熟茶磚96年プーアル茶
7572熟茶磚96年プーアル茶
7572熟茶磚96年プーアル茶

お茶の感想:
老茶探訪のつづき。
記念品としてつくられたお茶らしい。
「7572」の配方(ブレンド圧延)が成功してから20周年と書いてある。班章の古樹、つまり「老班章」の茶葉が使われていることになるが、この当時は現在のような高価なものではなく、主に熟茶になっていた。
「7572」の「75」は1975年のことだが、それから20年は1995年になるが、春節が1月末か2月になって、旧暦上では20年となる1996年に記念品を配ったということなのかもしれない。
「7572」の3番目の「7」は7級の茶葉が中心にブレンドされるということ。最後の「2」は孟海茶廠のこと。この時代はまだ専売公社制なので、国の定める製品番号があった。
「7572」はもともと生茶だったが、いつのまにか熟茶に変わっている。
【早期7572青餅70年代プーアール茶】
民営化した後の「7572」は熟茶の常規茶となって毎年つくられている。
1990年代から孟海茶廠の熟茶づくりは旨味や甘味の濃い味を求めていたと思う。渥堆発酵における加水を多くして、発酵度を高めたと思う。
昨日紹介した昆明茶廠の軽発酵の熟茶。
+【7581荷香茶磚97年 その1.】
これとは対照的な孟海茶廠の濃厚な味の熟茶。
とくに大きく育った茶葉は澱粉質や糖質をたくさん持っているから、それがメインでブレンドされたこのお茶は、数ある孟海茶廠の熟茶銘柄の中でも旨味・甘味が強いほうだろう。発酵の微生物の活動もエネルギーを得て活発になりすぎるせいか、もはや炭になったかというくらい焦げている。この黒さは雅安の蔵茶にも似ていると思って、横に並べて記念撮影した。
【雅安蔵茶金尖芽細08年 その1.】
7572熟茶磚96年プーアル茶
色の感じは似ているが、発酵のタイプも風味もまったく異なる。
7572熟茶磚96年プーアル茶
このお茶『7572熟茶磚96年』は、ひと口飲んで「甘い!」と感じる。「甘ったるい!」とさえ感じる。茶湯にとろみまである。10年以上熟成されているので雑味は少なくするする飲める。身体の温まる感じも格別で、印象はとても良かった。
念のため先日の『銷台甲級沱茶90年代』と比べてみた。同じ孟海茶廠の1990年代。
【銷台甲級沱茶90年代 その1.】
銷台甲級沱茶90年代プーアル茶
銷台甲級沱茶90年代プーアル茶
左: 銷台甲級沱茶90年代
右: 7572熟茶磚96年
比べたら『7572熟茶磚96年』はぜんぜんダメだった。焦げ臭が気になり、甘さが舌に残ってしつこい。旨味・甘味はつくり手のねらい通りなのだろうけれど、飲む人の味覚の生理的欲求をいたずらにかきたてようとするその気持ちが気持ちわるい。
孟海茶廠の熟茶は全般的に旨味・甘味が強くてそれに誤魔化されるので、単独で飲むとたいがいどれも美味しい。飲み比べをしたほうがよいと思った。

ひとりごと:
新疆羊肉串
熟茶を飲むと肉を食べたくなる。


茶想

試飲の記録です。

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