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孟庫戎氏竹皮茶磚05年 その1.

製造 : 2005年
茶葉 : 雲南省臨滄市双江県孟庫大雪山茶区晒青毛茶
茶廠 : 双江孟庫戎氏茶叶有限公司
工程 : 熟茶のプーアル茶
形状 : 500g (95g×5枚+竹包み)
保存 : 昆明乾倉
茶水 : 西双版納のミネラルウォーター
茶器 : 小さめの蓋碗
孟庫戎氏竹皮茶磚05年プーアル茶
孟庫戎氏竹皮茶磚05年プーアル茶
孟庫戎氏竹皮茶磚05年プーアル茶

お茶の感想:
「生活のお茶」というなら、
もうちょっと安価なのを見つけておきたい。
ということでこのお茶『孟庫戎氏竹皮茶磚05年』。
2005年モノだから2014年今年で9年めの熟成になる。
老茶のような芳香は期待できないが、熟成でまろやかな風味ならこのくらいの年数でも熟茶なら十分。
竹皮包みというのも適度に空気中の水分を吸ったり吐いたりして、酵素分解による経年変化をうながしていそうで良いと思った。
孟庫戎氏竹皮茶磚05年プーアル茶
95gのレンガ型の小さな磚茶が5枚。ちょっと特殊な形だけれど使いやすいと思う。
そして肝心の味は・・・
孟庫戎氏竹皮茶磚05年プーアル茶
孟庫戎氏竹皮茶磚05年プーアル茶
・・・ダメだった。
同じ価格帯の熟茶にはよくある風味なのだけれど、原料の晒青毛茶をしっかり天日干ししないで機会乾燥で仕上げたのが混じっていると思う。(ブレンドでつくっているからすべてがそうではないけれど。)天日干し出来ていない茶葉は、1ヶ月近くも水分を含む渥堆発酵でヘタってしまう。その香りと旨味が出ていた。
このメーカーのお茶は卸売部でこのお茶、
『孟庫戎氏宮廷小熟餅05年プーアル茶』
を紹介していて、同じ2005年のだから良いかと思ったのだけれど、ちょっと違う茶葉なのだろう。重量あたりの価格もこちら『孟庫戎氏竹皮茶磚05年』のほうがだいぶん安くなる。
粉砕した茶葉を使って金色の新芽のところをブレンドすることで、見た目も良く廉価な熟茶をつくる技術なのだと思うが、粉砕した茶葉はどうしても最初の煎でドッと濃く出すぎる。これが味を濁してしまう。サラッと早めに湯を切って出したらよいが、熟茶の味わいはグッと熱を通したほうが魅力が出やすいので、やはり茶葉の形が残っているタイプが良いと思う。
孟庫戎氏竹皮茶磚05年プーアル茶
同じ価格帯でまた別のを探してみる。
このメーカーは原料の茶葉は良いし、この美味しさでこの価格(500gで3900円を予定していた)なら十分満足というお客様もあるだろう。なのであえて選ぶ必要もないのかもしれない。
そんなことを考えながら、ちょっと昔のことを思い出した。
もう15年くらい前のことだけれど、東京都練馬区に住んでいたことがあった。
近所に大きなスーパーや生協の店があったが、おじちゃんおばちゃん二人でやっている八百屋が残っていた。八百屋の野菜は美味しかった。冬になると白菜や大根で自家製の漬物をつくっていた。「美味しいよ!」とおじちゃんがすすめるので買ってみたら、本当に美味しかった。スーパーでパックで売ってるのとぜんぜんちがう深い味わいがある。
ところがその漬物は3日目くらいにカビる。付け汁の表面に白い滓のようなものが浮かんでくる。
「おじちゃんあれカビたよ。」
と言うと、
「ああごめんね、こっちを持ってって!」
と、新しく漬けたのをタダで分けてくれた。ところが新しく漬けたのは以前のよりも美味しくないのだ。
そのことを話してみると、おじちゃんいわく、
「あのカビはね、腹壊すようなのじゃないの。よく漬かると出てくるものなの。うちは防腐剤入れてないから・・・。」
そんなことを言ったと思う。
それから数年後、上海に住んでコックさんに四川泡菜を自家製してもらうようになって、同じ現象が起こったときにこのことを思い出していた。
白い滓は白カビだと思うけれど、お腹を壊すようなものではないというのを経験で知った。さらに、もしかしたら天然の抗生物質ができていて、むしろ身体に良い可能性があると今は思う。
よく漬かった漬物にだけあの白カビが出るのは、野菜の成分をもとに乳酸菌が新しくつくった栄養(旨味の成分でもある)と、表面の空気があってはじめてあの白カビが発生できるからだ。つまり、美味しく漬かった漬物にしかあの白カビは出ない。白カビが出ないよう防腐剤や保存料を入れた漬物はもういらない。そう思った。
当店も、あの八百屋のおじちゃんのような仕事がしたい。
ほんとうの味わい。生活のお茶だから安くて美味しけりゃいいってもんじゃないのだ。

ひとりごと:
西双版納のカフェ
西双版納のカフェ
昨晩やたら腹が減って、アップルパイとチーズケーキと食べた。
老茶の試飲の後は血糖値が下がるから甘いものが欲しくなる。


茶想

試飲の記録です。

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