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中茶牌3917沱茶93年 その4.

製造 : 1993年
茶葉 : 雲南大葉種晒青茶(西双版納孟海地区)
茶廠 : 昆明茶廠
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 沱茶
保存 : 昆明 紙包+竹皮密封
茶水 : 西双版納のミネラルウォーター
茶器 : 小さめの蓋碗
中茶牌3917沱茶93年プーアル茶
中茶牌3917沱茶93年プーアル茶

お茶の感想:
もうひとつ老茶に共通してあるもの。
「煙味」。
これも近年のお茶づくりでは避けられるようになった。
しかし、本当に避けてよかったのか?
このお茶『中茶牌3917沱茶93年』や『中茶牌65周年青磚03年』 (卸売部に出品)
の煙味はとても魅力的。
1990年代最後の高級茶、このお茶にも絶妙なバランスで煙味が薫る。
【92紅帯青餅プーアル茶】
味だけではなく、保存熟成にもなんらかの因果関係があるかもしれない。薬効もあるかもしれない。
煙味のできる原因は3つ。
1つめは、ある茶樹の品種が自ら持っている煙草味。
2つめは、殺青の薪の火の煙がまわったもの。
3つめは、農家の居間にある囲炉裏の煙がうつったもの。
2.と3.は茶葉の外から来る煙。こうした場合、煙の物質の直接的作用が見られがちであるが、勘でモノを言うとそれよりも間接的・複合的作用のほうが大きな成果をもたらしている。
農家は煙味を意識してつくっているのではない。
昔ながらの山の生活によって出来てしまうものなのだ。殺青の道具を整え、仕事場や倉庫をキレイにつくり直したら、煙味を排除することができる。
お茶づくりを経験すると、もっとキレイにつくりたいという気持ちにかられる。この流れから、いかにもポジティブに煙味を避ける対策がとられる。
そして実際に煙味のあるお茶とないお茶とを飲み比べたら、無いほうが美味しいと思える。
この流れがダメだ。
飲み比べがどうだっていうのだ。飲み比べには錯覚もある。
キレイな味はつくり手のエゴ。わかりやすい味はお客様に媚びへつらう行為であり尊敬が無い。思慮が浅い。
煙味のプーアル茶
煙味のお茶
なぜ煙味をありのままに捉えようとしないのか?
その美しさをまっすぐ鑑賞しようとしないのか?その機能の可能性について考えないのか?2000年以上も煙味のお茶がつくられてきたのになぜその実績をサラッと無視できるのか?世界的に煙味のあるお茶がつくれるところは雲南省南部や隣接するラオス・ミャンマーくらいしか残っていないのになぜその価値を無視するのか?
理由はカンタン。
煙味が偶然にできたものであり、農家がそれを意図していないからだ。
意図しないものは賢くない。頭が悪い。だから排除するべき。
これは脳ミソの暴走だ。
脳ミソが世界征服のために仕組んだ罠だ。
ほんとうに良いお茶を選ぶには、脳ミソの勝手な暴走をゆるしてはいけない。
味を感じる。体で覚える。心を信じる。
お茶を味わいを知るということが、脳ミソから世界を救う。
中茶牌3917沱茶93年プーアル茶
煙味のお茶は初めの1煎・2煎を流して3煎めから飲むとよいと多くの茶荘は紹介しているが、さっと湯を切りあっさり淹れると1煎めからすばらしい霞のかかった朝の景色がひろがる。

ひとりごと:
脳ミソはいろんな罠を仕掛けてくる。
ときには国の政治家になったり、大学の教授になったり、新聞の記事となったり、ソーシャル・ネットワーキング・サービスとなって、あたかも賢いようなふるまいをする。
しかし、そこが脳ミソの弱点だ。
自分を賢いと過信している。自然界で偶然に起こっていることを過小評価している。自らもまた自然界の偶然の積み重ねで生まれてきた臓器のひとつだということを忘れている。そして自殺や戦争や自然環境破壊という大失敗を繰り返している。


茶想

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