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昆明老方磚92年 その1.

製造 : 1992年
茶葉 : 雲南大葉種晒青茶
茶廠 : 昆明茶廠
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 方磚茶
保存 : 昆明乾倉 紙包み 
茶水 : 西双版納のミネラルウォーター
茶器 : 大きめの蓋碗・グラスポット
昆明老方磚92年プーアル茶
昆明老方磚92年プーアル茶
昆明老方磚92年プーアル茶
昆明老方磚92年プーアル茶

お茶の感想:
1990年代の老茶のサンプルを試していたら、ひとつ酸っぱいお茶があった。
通常ならダメと判断するが、その酸っぱさに覚えがあった。
四川省の蔵茶と同じ。
【雅安蔵茶金尖芽細08年 その1.】
風味が似ているだけではなく、湯を注いでからの色の出方も似ている。
プーアール茶のようにさっと湯を切って淹れると、やはり酸っぱい。乳酸発酵が関係した味だ。
昆明老方磚92年プーアル茶
しかしこれは、雲南省の昆明茶廠がつくったお茶。だからプーアル茶。
微生物発酵の「黒茶」である。
微生物発酵しているのに「熟茶」と分類しないのは、「渥堆発酵」という熟茶づくり固有のプロセスを経た味がしないからだ。それよりもむしろ年代モノの生茶に近い味。
このタイプのお茶はぐっと熱を通したほうが旨味が出る。おおきめのポットにたっぷり熱い湯を注ぐ。
昆明老方磚92年プーアル茶
しみじみした旨味がある。
雲南省の「昆明茶廠」は藏茶をつくっていたのだ。
四川省の「雅安茶廠」だけが藏茶の製法を知っていたのではない。門外不出ではなかったのだ。
雲南省にいつの時代から藏茶づくりがあったのか?このへんが気になるけれど、自分が注目するのは、「昆明茶廠」は藏茶の製法を知っていたこと。知っていても、藏茶の製法とは異なる「生茶」と「熟茶」をつくる道を選んだこと。そこが面白い。
味の違い、体感の違い、薬効の違い、そしてそれを求める市場の違い。つまり人々の生活習慣の違い?
そのあたりが四川省の黒茶と、雲南省の黒茶を分けたのだろう。
いつの時代かわからないけれど、
「なぜそうしたのですか?」
と、ターニングポイントにいた職人に直接インタビューしたい。
今日はこの2つの黒茶を飲み比べる。
「蔵茶」の「黒茶」と、「生茶」の「黒茶」。
昆明老方磚92年プーアル茶と沈香黄片老茶磚80年代プーアル茶
昆明老方磚92年プーアル茶と沈香黄片老茶磚80年代プーアル茶
昆明老方磚92年プーアル茶と沈香黄片老茶磚80年代プーアル茶
昆明老方磚92年プーアル茶と沈香黄片老茶磚80年代プーアル茶
昆明老方磚92年プーアル茶と沈香黄片老茶磚80年代プーアル茶
左: 昆明老方磚92年
右: 沈香黄片老茶磚80年代 (卸売部に出品)
面白い!
この味覚の世界。深い!深すぎる!
この違いは飲んだ人だけがわかるお楽しみとさせていただく。

ひとりごと:
「いやー、プーアール茶ドットコムの仕事はやっぱり面白いねー。」


茶想

試飲の記録です。

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