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中茶牌3917沱茶93年 その6.

製造 : 1993年
茶葉 : 雲南大葉種晒青茶(西双版納孟海地区)
茶廠 : 昆明茶廠
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 沱茶
保存 : 昆明 紙包+竹皮密封
茶水 : 西双版納のミネラルウォーター
茶器 : 小さめの蓋碗
中茶牌3917沱茶93年プーアル茶
中茶牌3917沱茶93年プーアル茶

お茶の感想:
プーアール茶の老茶の味わいには、
中国茶や台湾茶というのとはちょっと違う世界観があると思う。自分は中国茶や台湾茶からプーアール茶に入ったのではなくて、いきなり発酵や貯蔵のお茶の味覚と効果・効能というところから入ったので、その違いというか、その初心を大切にしたいと思う。
中国茶や台湾茶やイギリス紅茶をぜんぜん知らなくても、お茶の味は面白い。
このことをジャンルを超えた味覚マニアたちにアピールしたい。
卸売部は、昨年の夏頃まで中国茶・台湾茶から来る方や、パケ買い(パッケージを気に入って買う)の方までも意識して迷走しかけていたから、いま老茶に注目しなおして、軌道修正しているところである。
老茶の味の世界を楽しめる人たちは、おそらく日本酒の古酒やワインやウィスキーの嗜好を楽しめる人でもある。
1990年代(約20年モノ)の生茶をこの数日に続けて飲んで、突然2010年の生茶を飲むと、まるでジュースのように甘く新鮮に感じる。「酒になっていないじゃないか!」と言いたいくらいだから、やはり酒の嗜好に近いものがあると思う。
手元で蜂蜜酒を醸したときに、その過程でちょくちょく味見してゆくと、アルコール度が増すだけではなく、酒独特の味がでてくるのがわかった。蜂蜜ジュースにアルコールを足すのとは全く違う。酒には醸すという過程で生まれる独自の趣きがある。
老茶には「陰」の風味があって、それが他には無い趣きとなって、なんらかの印象をつくる。例えば音楽は、雨の日や悲しみなどマイナスな感情も心地よく味わえるように、お茶の味にも一見マイナスなところに深い印象ができて、鑑賞のポイントとなることがある。もちろん腐ったり傷んだりしたマイナスな味ではない。清潔を保ちながら経年変化によって醸しだされる「陰」の心地よい味わい。
味覚は食欲と直結しているから、「陰」の味わいを楽しむにはあるていど食欲が衰えたほうがよいと思う。例えば、「焼肉食べたい!」よりも「蕎麦をあてに一杯やりたい!」みたいな感じだろう。だから老茶は一般的に30代後半からだと思う。
「そうそう、自分は○○○でそんな味を見つけている」と思った人は、老茶も楽しめるから、是非このお茶を買って、入り口に立ってほしい。
【中茶牌3917沱茶93年】
中茶牌3917沱茶93年プーアル茶
中茶牌3917沱茶93年プーアル茶
専用茶器も作法も要らない。
1000円くらいで売っているコーヒーポットがひとつあれば十分。
【プーアール茶の淹れ方】
お茶を崩すのは千枚通し。100円ショップでも売っているだろう。
老茶は道具を選ばない。微妙な風味の違いが印象までも変えたりはしない。どんな茶器で淹れてもたいがい大丈夫。ただし水は、せめて浄水器を通したのを使ってほしい。
はじめてのときは茶葉の量を思い切って少なめにするのがコツ。

ひとりごと:
お茶を売るというひとつの行為にも、「この味!」と主張するのを売るのと、他人が欲しがるだろうなと思うのを売るのと、ぜんぜん違う感覚がある。「この味!」が売れた時は、お客様といっしょにお茶を飲んでいる気分になれる。居酒屋やBARのカウンターにいっしょに並んでいるような感じ。勝手に想像しているだけだが、それが楽しい。自分は良いと思ってもお客様は「ギリギリアウトです」というケースもあるだろうが、個人による感じ方の違いがまた面白いから、ぜんぜん構わないのだ。
とはいえ、他人の欲しがるお茶のほうが明らかに需要があるから、それはそれで誰かを雇って店をやらせたほうがよいのだけれど・・・・・・・・。


茶想

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