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8582七子餅茶99年 その2.

製造 : 1999年
茶葉 : 雲南省西双版納州孟海茶区大葉種晒青茶古樹
茶廠 : 西双版納孟海茶廠(国営時代)
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 餅茶
保存 : 香港乾倉ー広州ー上海ー京都
茶水 : 日本京都御所周辺の地下水
茶器 : 大きめの蓋碗

お茶の感想:
リンゴのようなふんわり甘い香りのお茶。
【8582七子餅茶99年プーアル茶】
香港・広州の倉で10年近く熟成された時に、ごくわずかに微生物発酵したと思われる。
このタイプのお茶は「越陳越香」。
年々香りが甘くなったり、「醸し」ならでは味わいが深まる。
当店の手元に渡ったのは5年ほど前。
そのときすでに痕跡は消えていたが、温度・湿度を適切に調節した箱の中に入れて数日後にうっすら白い綿のようなものが現れた。他の新しい餅茶にそれは現れなかったから、やはり香港や広州の茶商の倉庫で「発酵」といえる現象が起こっていたのだろう。
広州倉庫熟成のプーアール茶
この写真は広州の茶商の倉庫のもの。(銘柄は不明)
見るからに白カビ系。カマンベールチーズのようになっている。
8582七子餅茶99年
この写真は当店の箱の中で熟成を試したもの。
割った餅茶の断面に同じく白い綿っぽいものが見える。
7542七子餅茶90年代初期プーアル茶
この写真は『7542七子餅茶90年代初期プーアル茶』香港で熟成されたもの。
これは表面に「白露」と呼ぶ白い粉をふいたような色が残っているが、「白露」の出るのもまた緩慢な微生物発酵が過去に起こった可能性が高いと見ている。
茶商の倉庫で微生物発酵させるのを「二次加工」と呼ぶ。
なんとなく印象が悪いように聞こえるが、実はそんなことはない。上手に発酵させた二次加工のお茶が少ないから、多くの人がその味を知らないだけで、ほんとうに良いのは確かにあり、少数のファンの間で楽しまれていたのだ。
西双版納易武山にある微生物発酵の「生茶」の「黒茶」の存在を確信してからは、易武山の工房で圧延前の散茶のときに発酵しようが、香港や広東の茶商の倉庫で餅茶になってから発酵しようが、結果が同じであればどちらが上等というのは難しいと思っている。
仕上がりの良し悪しをひとつひとつ見極めるしかない。
8582七子餅茶99年プーアル茶
8582七子餅茶99年プーアル茶
8582七子餅茶99年プーアル茶
8582七子餅茶99年プーアル茶
今日飲んだのは、まさに「醸し味」が加わったように感じた。茶葉に残された酵素成分が変化を促して、リンゴのような甘い香りがリンゴのお酒の「シードル」のような落ち着いた陳香になっていると思った。

ひとりごと:
京都倉の相談をしてきた。
ここの季節、ここの空気、ここの雰囲気。
そんなものが沁み込んでゆく熟成。
8582七子餅茶99年プーアル茶
8582七子餅茶99年プーアル茶
8582七子餅茶99年プーアル茶
もういちど『8582七子餅茶99年』を飲んでみた。


茶想

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