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中茶吉幸牌高級熟散茶00年 その1.

製造 : 2000年
茶葉 : 雲南大葉種晒青茶
茶廠 : 中国土産畜産雲南茶叶進出口公司
工程 : 熟茶のプーアル茶
形状 : 散茶
保存 : 昆明 紙包密封
茶水 : 西双版納のミネラルウォーター
茶器 : 小さめの蓋碗 グラスポット350cc
中茶吉幸牌高級熟散茶00年プーアル茶
中茶吉幸牌高級熟散茶00年プーアル茶
中茶吉幸牌高級熟散茶00年プーアル茶
中茶吉幸牌高級熟散茶00年プーアル茶
「ステンレス茶缶大」卸売部に出品中。

お茶の感想:
回ってくる老茶のサンプルが少なくなってきた。
倉庫問屋さんのネタが尽きてきたのを肌で感じる。
期待していたのがハズレるたびに、卸売部に出品中の老茶をじわじわ買い増すことにしている。
サンプルのこのお茶『中茶吉幸牌高級熟散茶00年』は2000年の熟茶。
中茶吉幸牌高級熟散茶00年プーアル茶
「吉幸牌」というのは国営時代の輸出販売会社であった中茶公司が、東南アジア向けを意識した商標だったのではないだろうか・・・うろ覚えなので正しい情報がわかれば訂正させていただく。
ひとつ特徴があって、茶葉が袋に密封されており、さらに箱はフィルムで密封されている。これほど念入りに密封されて14年間も熟成されたプーアール茶は少ない。散茶はだいたい10キロから20キロ単位で麻袋やナイロンの編み袋に入れて、それを木箱や段ボールで囲うので、わずかな通気を許している(通気というより通湿を許すのが重要視されていると思うが・・・)。熟茶はとくに保存に強いお茶で、おそらく微生物発酵で菌類がつくって残した酵素による作用がわずかながらつづくから、密封するよりも若干の通気を確保したほうが良いと考えられる。
保存がどうあれ、老茶は味がキレイでなくちゃならない。商標も年代も銘柄も関係ないのだ。味で勝負。
中茶吉幸牌高級熟散茶00年プーアル茶
とりあえず蓋碗で淹れてみたら不味かった。
「あれ?」と声が出たくらい意外な酸味がある。酸っぱいのだ。腐敗による酸味ではない。ただ、味のバランスが傾いているだけだろう。
この酸味には覚えがある。
当店のオリジナルの生茶や紅茶をつくる過程で試している軽発酵の直後にある酸味だ。つくる途中で発生するが、その後の製造過程や保存熟成で徐々に薄れてゆく。
もしかしたらこの茶葉も・・・と思って、袋から出してステンレス茶缶に移したまま一晩寝かせて、もういちど飲んでみた。
中茶吉幸牌高級熟散茶00年プーアル茶
中茶吉幸牌高級熟散茶00年プーアル茶
中茶吉幸牌高級熟散茶00年プーアル茶
今度は書いてある通りに淹れてみることにした。
中茶吉幸牌高級熟散茶00年プーアル茶
中茶吉幸牌高級熟散茶00年プーアル茶
こうして淹れると酸っぱいのはましになってバランスが取れるが、それでも「甘い!」と声が出る年代モノの熟茶のようにはならない。
2000年につくられた当時から酸っぱかったのだろうか?
それとも密封保存のためにそうなったのだろうか?
しばらく手元で寝かせて時々空気に晒して、変化を観察しようと思う。
いずれにしても出品にいたるほどの美味しいお茶ではなかった。

ひとりごと:
「愚か者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。」
初代ドイツ帝国の宰相、オットー・フォン・ビスマルク(1815年 - 1898年)という人の言葉。
辺境茶
お茶にも上には上がある。
2014年春の漫撒山でお茶を探してきたが、これはあくまでも、お客様にわかりやすい味であるとか、買いやすい値段であるとか、メーカー各社がこのクラスのをどのくらいの価格で出してくだろうかとか、あるいは他社は出せないだろうとか、客観的に茶葉の良し悪しを判断していると思う。
しかし、そうじゃないお茶を2つ仕入れてしまった。
仕事を忘れて辺境茶マニアのひとりとなって、「これなら価格がいくらになっても良い」と内心で思いながら「ある分だけ全部もらう」と言って、漫撒山の辺境茶を専門にする工房から2袋を買ってきた。ある分だけと言ってもこの2袋しか分けてくれない。それぞれもう一袋ずつあったのにどうしても売ってくれないのだ。
この2つは、いろんな面で自分の経験を超えたところにある。
辺境茶
じっくり勉強させてもらおうと思う。
高価になるが、お客様がどう思うかは考えずに出品するつもりだ。
茶と馬とが交換された時代からこのクラスのお茶の値段が下がった歴史はない。


茶想

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