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老班章古樹青餅2005年 その1.

製造 : 2005年
茶葉 : 雲南省西双版納孟海県老班章古茶樹
茶廠 : 不明
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 餅茶
保存 : 西双版納ー上海 紙包み
茶水 : 西双版納のミネラルウォーター
茶器 : 小さめの蓋碗
西双版納

お茶の感想;
知り合いの茶荘で2005年の老班章を飲んだ。
老班章のお茶は「先苦後甜」。
苦い!と感じた瞬間にそれが消えてなくなり、甘味だけが舌に残る。だから苦いほど甘い。思い出しただけで唾液が湧いてくる。
このわかりやすい特徴があるから本物を知るのが簡単で、初心者にウケるのかもしれない。近くの山々の同品種の古茶樹モノは、同じ苦味はあれどなかなか消えなかったり、先に甘味で後から苦味が来たりして、老班章ほど美しくキマらない。
2005年のこのお茶は、過去に飲んだ老班章の中では最も優れていると思うが、やはりその個性の「先苦後甜」が際立っているのが高得点なのだと思う。
「先苦後甜」を邪魔する味や香りが無いから良いのだろう。
茶気が強くて透明感があるのは春一番の采茶にしかできない技。そして、殺青の炒りはしっかり。当店のお茶では卸売部の『漫撒生態青餅2014年』くらいしっかり火が通っていて、独特の芳ばしい深煎り香がある。それを証明するように、熟成9年目にしては茶湯に赤味が少ない。
老班章古樹青餅2005年プーアル茶
老班章古樹青餅2005年プーアル茶
老班章古樹青餅2005年プーアル茶
老班章古樹青餅2005年プーアル茶
また、深煎りすると孟海県の古茶樹に共通してある「煙草味」をかなり消せるようなのだ。「煙草味」を好むかどうかの問題ではなく、香りに個性の無い平凡なほうが「前苦後甜」が引き立つ。
洗練された感じなのだな。
茶気が強くて、はじめは苦くて後が甘い。お茶のいちばん高値をつける春において、季節の喜びを表現するにはぴったりの味わい。
お茶屋さんとしては広告宣伝料と考えて本物の老班章が欲しいわけだ。優れた老班章のお茶がひとつあれば店の信用度は上るだろう。
老班章古樹青餅2005年プーアル茶
同じ茶荘の2013年の老班章に5600元の値札がついていたが、今回飲んだ2005年のほうがもちろん高いだろう。包み紙は白紙でメーカーは不明だが、2005年はおそらく個人の愛好家が自分で晒青毛茶を集めてメーカーの設備を借りて圧餅したのだろう。
1980年代以前の上質な老茶が入手困難になった今、店の看板になるお茶のポジションに老班章がぴったり納まる。専門店が老班章の上質を競うと、お茶ファンにとっては店のレベルを知る目安にもなる。
こういう喧嘩のためのお茶もひとつくらいあったほうが、華やかで良いのかもしれないな・・・。「ラオスの原生品種です。」なんてマイナーなお茶では店のチカラ比べができない。

ひとりごと:
店の主人が、
「良くないと思うけれど、どこが良くないのか?」
と評価を頼まれたお茶『易武落水洞古樹青餅2009年』。
易武落水洞古樹青餅2009年プーアル茶易武落水洞古樹青餅2009年プーアル茶
秋の茶葉ということだったが、秋になる前の雨の季節の茶葉だった。茶気が弱く水っぽい。落水洞特有の蜂蜜香がほとんど無い。


茶想

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