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厚紙黄印七子餅茶 その2.

製造 : 1995年
茶葉 : 雲南省西双版納州孟海県大葉種喬木晒青茶
茶廠 : 孟海茶廠(国営時代)
工程 : 熟茶のプーアル茶
形状 : 餅茶崩し
保存 : 香港ー広州ー上海−日本密封
茶水 : 日本京都御所周辺の地下水

お茶の感想:
「あなたの選ぶお茶にはどこか共通するものがある。」
上海人のお茶好きと、チェコ人のお茶好きから同じことを言われた。
生茶・紅茶・熟茶・春のお茶・秋のお茶・易武山・巴達山・年代モノ・孟海茶廠・下関茶廠・昆明茶廠・香港倉・広州倉・西双版納倉・・・・。いろいろなタイプをひと通り試していただいてのことで、それでも「どこか共通する」というのだから、明確に説明できることではないのだろう。
どこが共通しているのか、自分でもわからない。
そんなことを考えながらこのお茶。
+『厚紙黄印七子餅茶』(1995年の熟茶)
2004年から2010年まで出品したお茶だった。
プーアール茶がはじめてという、コロンビアとイスラエルの旅人に飲んでいただいた。
熟茶の味は清潔であることがまず大事。
その次に水質がキレイで、舌や喉に心地よいこと。残らないこと。
風味の個性は、茶商にとってはそれほど大事なことではないと思う。
厚紙黄印七子餅茶プーアル茶
厚紙黄印七子餅茶プーアル茶
厚紙黄印七子餅茶プーアル茶
慣れない味であろう異国の旅人の顔が曇らないかどうか観察していたけれど、大丈夫そうだった。
『厚紙黄印七子餅茶』は広州倉で熟成させた独特の「土味」があった。けれど、清涼感のある土味。そこが良いと見て、退倉の後は乾燥状態を保ったのだった。土味は数年の熟成で陳香に変わってゆき、爽やかな印象を与えている。陳香は抽象的な表現で、例えば、柚子の皮を干して寝かせた漢方薬の「陳皮」のようでもあり、古い木の皮のようでもあり、雨の日の岩の苔のようでもあり、様々な香りであるが、人の心をシンとさせる安息感や、どこか懐かしいような印象のあることが共通している。
話はちょっと変わるが、茶葉は人の接し方次第で味を変える。
それはお茶づくりの現場だけではない。
プーアール茶は保存熟成の環境が味を変えるが、それだけでもない。
流通業者の接し方、淹れる人や飲む人の接し方、すべての段階において味を変える機会がある。
愛情のない接し方には、それなりのお茶の味。
愛情のある接し方には、それなりのお茶の味。
たぶん、上海人のお茶好きと、チェコ人のお茶好きは、味が変わると信じている人たちなのだ。

ひとりごと:
安価であろうが高価であろうが、大事に使われている器はいい顔をしている。
器とごはん
そんなこと気のせいだと思う人には、器はそれなりの顔をするのだろう。
そんなことあると思う人には、器はそれなりの顔をするのだろう。
器だけではない。
モノというモノすべて。
生きものという生きものすべて。
お金や空気や水でさえも人の接し方次第で変わる。
もちろん人も変わる。
世界は変わる。


茶想

試飲の記録です。

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