プーアール茶.com

白牡丹生態茶2014年 その4.

製造 : 2014年4月
茶葉 : 福建省福鼎市磻溪大白茶種
茶廠 : 福鼎の農家
工程 : 白茶
形状 : 散茶
保存 : ステンレス茶缶
茶水 : 京都御所周辺の地下水
茶器 : チェコの陶芸作家マルちゃんの茶壺
白牡丹生態茶2014年

お茶の感想:
白茶づくりは、
お茶の味にもっとも影響力のある「殺青」と「揉捻」の工程が無い。
「殺青」と「揉捻」の仕事をどう解釈するか?
この仕事を人工的と捉えると、白茶というのはもっとも自然な、素朴で原始的なつくり方のお茶ということになる。
もっと深く考えると、人工的な要素を省くことによって自然を人為的に模倣した、わざとらしいお茶ということになる。
さらに深く考えると、わざとらしさを承知で、自然というものに憧れ、尊重したいという人の姿勢を表したお茶ということになる。
もう一歩踏み込んで考えると、人の生み出した技術である「殺青」と「揉捻」の理性や合理性は、自然に調和するのか?そもそも人間は自然に調和した生き方ができるのか?という疑問が前提にあったからこそ、「殺青」と「揉捻」を省くことができたということになる。
白茶という製法を完成させる過程で、このことがじっくり検討されたことだろう。
お茶をつくる職人は世界をどういうふうに見ていたのか。
今日はこのお茶。
『白牡丹生態茶2014年』(卸売部に出品中)
白牡丹生態茶2014年
白牡丹生態茶2014年
製茶職人を意図を汲んで、熱を下げたぬるめの湯で淹れる。
その白茶のひたすらやさしい味は、これぞお茶という感じでもないし、お茶を超越した華やかさもないし、とても自然に寄り添った味と感じられる。自然か不自然かという論議の余地はここにはもう必要ない。
もしかしたら、白茶の味はこのテーマへの回答なのかもしれない。
白牡丹生態茶2014年
『白牡丹生態茶2014年』は白茶の独自性を大事にしてある。
美味しい白茶ならいくらでもあるが、緑茶や紅茶に傾いたような、つまり「殺青」や「揉捻」の味が混じっているのが多いと思う。「殺青」や「揉捻」の工程を省くだけでは不十分。そこを十分に考えてつくられた白茶は少ないと思う。
よく考えられたお茶。
考えるのに時間を割くのは、お茶への愛情。仕事への愛情。人の生き様への愛情。
白牡丹生態茶2014年
白牡丹生態茶2014年

ひとりごと:
チェコの陶芸作家マルちゃん(マルティン・ハヌシュさん)の茶器で白茶を淹れるなら、
先に湯を注いで、
湯の温度がなじんでから、その上から茶葉を入れる。
白茶の茶葉は軽くて水面に浮かぶけれど、下の方からじわじわ浸かってゆく。
3煎めくらいでやっと全部湯に浸かる。
はじめのほうに浸かる茶葉と、後のほうに浸かる茶葉と、抽出される味は均一ではないけれど、これはこれでよいと思う。


茶想

試飲の記録です。

・キーワード検索

・カレンダー

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< December 2018 >>

・表示されている記事

・お茶と年代のカテゴリー

・記録

お茶の歴史
お茶の歴史 (JUGEMレビュー »)
ヴィクター・H・メア,アーリン・ホー

・サイトリンク

・プロフィール

 

mobile

qrcode

powered

みんなのブログポータル JUGEM