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大益五子登科小餅11年 その2.

製造 : 2011年
茶葉 : 雲南省西双版納州孟海県大葉種喬木晒青茶
茶廠 : 孟海茶廠
工程 : 熟茶のプーアル茶
形状 : 小餅茶150g
保存 : 昆明ー上海 紙包み
茶水 : 日本京都御所周辺の地下水 
茶器 : 小さめの蓋碗
大益五子登科小餅11年プーアル茶
大益五子登科小餅11年プーアル茶

お茶の感想:
熟茶づくりは原料となる茶葉の良し悪しに加えて、渥堆発酵(微生物発酵)の仕上がりがお茶の質に大きく関わるから、実績のある大手メーカーが強い。
2004年の雲南省のお茶づくりおよび販売が完全自由化された後、西双版納州孟海県の小さな町には新しいメーカーが乱立して、熟茶づくりを始めた茶廠も多い。比較的資本のある中堅メーカーの新しい設備はキレイだが、設備がキレイというのと、渥堆発酵がキレイにゆくというのと、ちょっと違うのだな。
自由化からすでに10年経ったけれど、1970年代から国営メーカーとして熟茶をつくり続けてきた孟海茶廠や、その下請けで1990年代から熟茶をつくっていた中堅メーカーに追いつくのは難しい。
渥堆発酵で働く微生物は古い倉庫で熟練職人へと進化しており、その条件下でないとうまく働かないから、人間の職人を大手から引き抜こうが、より上質な茶葉を使用しようが、新しい倉庫での微生物の活動は古い倉庫に追いつかない。
このお茶を飲んでそんなことを思う。
『大益五子登科小餅11年』(以前に卸売部に出品していた)
キレイに発酵している。完全発酵という言葉が思い浮かぶ。
大益五子登科小餅11年プーアル茶
「来自世界火山生態磁化帯・孟海古生茶園」
大益五子登科小餅11年プーアル茶
「大益制作技術入選国家重非物質文化遺産名録」
大きなことを書くのがいかにも中国の元国営企業。
孟海茶廠の熟茶は現在も良いと聞いているが、流通する価格から推測するに原料となる茶葉はいまひとつ。同じく熟茶づくりでは老舗の「老同志」ブランドの海湾茶廠が高価格な熟茶を2014年に出品していて、ちょっと気になる。
上海で試飲してみようかと思う。
大益五子登科小餅11年プーアル茶
大益五子登科小餅11年プーアル茶
大益五子登科小餅11年プーアル茶
茶葉の変色は均質。
コーヒーのような香りに干し柿のような熟れた果実風味が混じったのは、渥堆発酵の発熱を制御しきれず60度以上の高温で蒸れたためだと思う。茶葉の堆積は多いほど温度が保ちやすいが、多過ぎると熱が逃し難くなる。大量生産しすぎじゃないのかと思う。

ひとりごと:
大手メーカーの熟茶製品に明らかな差をつけられる見込みがなければ、わざわざオリジナルで熟茶をつくるのは馬鹿らしいと思う。コマーシャル食品にはぜったい負けたくない。


茶想

試飲の記録です。

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