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広西六堡茶90年代 その1.

製造 : 1990年代
茶葉 : 広西壮族自治区梧州
茶廠 : 農家
工程 : 黒茶
形状 : 散茶
保存 : 広西壮族自治区梧州梧州市ー西双版納
茶水 : 西双版納のミネラルウォーター
茶器 : 小さめの蓋碗
広西六堡90年代
広西六堡90年代

お茶の感想:
広西壮族自治区の黒茶(微生物発酵のお茶)六堡茶をいくつか試した。
残念なことに、六堡茶もまた伝統の製法ではなくなっている。
1990年頃からだと思うが、メーカーの設備で「渥堆」(加水による微生物発酵)製法が取り入れられ、熟茶のプーアール茶と似たつくり方となった。味も似ているだろう。
広西六堡90年代
広西六堡90年代
広西六堡90年代
昔は生茶のプーアール茶と同じく、晒青緑茶(天日干しの緑茶)を農家がつくって、竹籠に詰めたのを出荷していた。後発酵(この場合は無加水での微生物発酵)は、農家に保管されているうちにも少なからずあったはずだが、その多くは中流通の茶商や貿易会社の倉庫で行われたと聞いている。このタイプの黒茶は「越陳越香」。長年じっくり保存熟成させることで、ますます魅力的な味になってゆく。
当店で過去に扱った1970年代の六堡茶。
+【広西六堡茶】
前回の上海でも老茶の愛好家に1980年代のを飲ませてもらったところだが、あるところにはある。しかし、仕入れて売るとなると値段が飛ぶから難しい。
プーアール茶の老茶が高騰した前例があるから、ちょっと未来を予測できた茶商がすでに買い漁って、世界各地の老茶ファンの手元にしっかり収まっていて、現在も流通に残る六堡茶に老味は期待できないだろう。
それでも六堡茶を試すのには理由がある。
近代的な製法であろうが、なかろうが、六堡茶の茶商たちは麹の類である「金花」の無加水発酵に積極的である。倉庫で囲って独自の味を醸している。
もしかしたら、ちょっと特別な風味が見つかるかもしれない。
広西六堡90年代
広西六堡茶90年代
広西六堡茶90年代
広西六堡茶90年代
広西六堡茶90年代
広西六堡茶90年代
広西六堡茶90年代
広西六堡茶90年代
広西六堡茶90年代
広西六堡茶90年代
広西六堡茶90年代
広西六堡茶90年代
広西六堡茶90年代
広西六堡茶90年
結論から言うと、ひとつ見つかった。
本日紹介のお茶『広西六堡茶90年代』。
8つのサンプルを試して、たったの1つ。7つは残念な感じだった・・・。
サンプルの中には、1970年代・80年代・90年代・2000年代といろいろ記してあったが、1970年代と1980年代のは明らかに偽物。渥堆発酵の味がする。
1990年代のはいくつかあったが、そのうちのひとつにちょっと生茶の老茶に似た風味を見つけた。茶商に確認すると、これもやはり熟茶製法ということだが、水の散布の少ない味。プーアール茶の熟茶であれば1980年代までの技術による味。
良いと思う。
茶葉の素質はベストではない。秋茶葉だと思われ、春茶のような茶気・香気は立たない。淡々と穏やかな表現。水質に密度はないがキレイな質感。喉越しは柔らかい。
何煎でも気持ちよく飲める。
気持ちよく飲めること。いくらでも飲めること。これこそ黒茶の良さ。
広西六堡茶90年代

ひとりごと:
良いお茶を見つけても仕入れられるとは限らない。本当の仕事はここから先。


茶想

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