プーアール茶.com

版納古樹熟餅2010年 その42.

製造 : 2010年7月
茶葉 : 雲南省西双版納州巴達山曼邁寨+章朗寨古茶樹2009年秋茶
茶廠 : 農家+孟海県の茶廠
工程 : 熟茶のプーアル茶
形状 : 餅茶
保存 : 通気・密封
茶水 : 京都の地下水
茶器 : チェコ土の茶壺・チェコ土の杯・鉄瓶+炭火
熟成壺
版納古樹熟餅2010年

お茶の感想:
台風が近づいている。
湿った暖かい空気が南の海を渡ってきて肌にまとわりつく。
夏の暑い日にはかわりなくても晴れの日とは身体の環境が異なっている。
気圧の変化も影響しているかもしれない。
自分の場合は、暑くても雨の日は朝から熟茶。
身体を暖める熟茶は夏には避けられがちだけれど、雨の日は別。
だるい身体をシャキッとさせる。
湿度が高いと汗が皮膚から蒸発しにくくなっている。身体に湿気が溜まる。
汗は尿の3倍の排毒作用があると聞いているが、そのせいかどうか熟茶を飲んでパッと汗をかいたらスッと身体が軽くなる。
今日のお茶。
+【版納古樹熟餅2010年】
鉄瓶
焜炉
茶器
甘味・旨味の強い熟茶は口に爽やかではない。
美味しくても暑い日はくどい味。
これもまた良薬口に苦し・・・ということだろ。
注ぎ
このお茶『版納古樹熟餅2010年』は、製造時の微生物発酵がやや過剰なくらいにすすんでいるから、甘味・旨味の成分さえも分解されて比較的あっさりした味で、口感もサラッとしている。けれど、それでも熟茶は熟茶。
一煎め
ところが、喉をとおると涼しい。
秋の旬の新芽・若葉が多い構成なので、メントールの冷たい刺激が口に残る。
身体の節々の緊張がとれて一瞬で景色が変わる。
ふぅーと息を吐く。
味の消えがよくて、さっきまで口にあった味が思い出せないほど。
ギャップがあっていいよな。
このギャップを楽しむには、ちょっと濃すぎるくらいに淹れるのがコツ。
三煎め
さっぱり感や味の消えは熟成するほどよくなっているので、この先もっと淡白な味になると思う。
都の味。

ひとりごと:
チェコのマルちゃんの片口は、実は酒器ではなくて茶器のつもりなのだ。
片口
こういうふうに使うと葉底を観察しつつ出がらしを飲める。
最後の最後まで茶葉を頂く。
お茶愛のカタチ。

刮風生態青餅2018年 その6.

製造 : 2018年4月11日・13日(采茶)
茶葉 : 雲南省西双版納州孟臘県漫撒山(旧易武山)刮風寨小茶樹
茶廠 : 店長と茶友たち
工程 : 生茶
形状 : 餅茶180gサイズ
保存 : 熟成壺
茶水 : 京都の地下水
茶器 : 宜興の茶壺・チェコ土の茶杯・鉄瓶+炭火
餅面
鉄瓶と茶葉

ひとりごと:
「朝のお茶・晩のお茶」。
この勉強会のお茶選びには時間をかけた。
良いお茶=他人の評価の高いお茶
ではない。
良いお茶=今の自分の身体に良いお茶
であるべき。
どんなに高価で上質でも、今の自分の身体に合っていなければ価値はない。
その観点から、やはりお茶はくすり。
くすりの要素があるから、まずは自分の身体を知ることが大事。
なので、ほんとうは自分で学んだほうがよいけれど、キッカケがない。
毎日お茶を飲むなかで気付きがあって、身体と茶葉とのあいだに自然の法則を見つけて、・・・という具合に道をたどるから時間がかかる。
本を読んだりネットで調べたり外側にある情報ではなく、身体の内側からのサインに注目する。みんなでわいわいするのではなく、ひとりで静かにお茶飲む以外になにもしない。
苦手だよな、みんな。お茶飲みながらもなにかするだろ。
その観点からしたら、ほんとうに良いお茶を飲んでいる人は少ない。
茶葉
朝と夜の身体は違う。
自分の場合、夏の朝は一日のうちで内臓の調子がもっとも良いとき。猛暑なので、昼から夜にかけては胃腸がバテて食欲がなくなる。お茶も茶気の強いのは疲れる。
朝だけが旬の新芽・若葉の茶気の強い生茶や紅茶を飲むチャンス。
熱いお茶を飲んでしっかり汗をかく。
汗をかくので、カフェインなどの茶毒が抜けやすくて後をひかない。
”寒”の性質が身体を涼しくしてくれる。
わずかに舌に痺れる渋味・辛味の刺激が爽やか。
朝ごはんの前に胃腸がシャキッと目覚めて食欲がわいてくる。
自然栽培ならではのミネラル分が熱中症予防になって頭がくらくらしにくくなる。
これほど条件がそろうのは猛暑の晴れた日の朝だけ。
起きたらすぐに湯を沸かすべし。
茶葉は、熟成5年以内の新茶で、春の旬の新芽・若葉のやつ。
ここまで絞り込んだら迷わない。
今日の朝はこのお茶。
+【刮風生態青餅2018年】
茶湯
茶湯
むちゃくちゃ美味しいと感じる。
というよりも気持ちいいと感じる。
ひとつのお茶を飲み続けていると、気持ちいいときとそうでもないときと、ムラがあるのに気がつく。
季節や天気の変化やそのときの身体の調子などで感じ方が変わる。
「このお茶気持ちいい!」と感じるときは茶葉と身体とがピタッと合っているとき。
当たったらうれしい。
ひとつのお茶を飲み続けて、季節と天気と体調をマメに記録したら、どんなときにどんな茶葉が気持ちいいのか早くわかるようになる。自分は記録なんてしないから時間がかかったけれど。
『刮風生態青餅2018年』は、朝は輝くけれど、昼になるとそうでもなくなる。夜になるとむしろ飲んではいけないお茶になる。
春の旬の新芽・若葉のギラギラした茶気が身体に必要なのは朝だけ。
夜はその逆に、穏やかで胃腸にもやさしく眠りを誘うようなお茶がよくなる。癒やしの気持ちよさのあるお茶。
葉底
ちょっと茶葉多め。ガツンといってやった。

ひとりごと:
オカルト小説好きの自転車屋さんが自転車を修理してからこんな話をした。
その小説は、死んだ人の一部を使って記念品をつくる闇の仕事人の話。
例えば、遺族が故人の片身に骨のアクセサリーを欲しがるケースとか。
自転車
闇の仕事人が一日の仕事を終えて、コレクションしている茶葉からひとつを選んで飲むのを愉しんでいて、小説の中にこのシーンが登場するらしい。
自転車屋さんはふと、プーアール茶屋さんのことを思い出したというわけだ。
今この身体にどのお茶を合わせるかということを小説家は知っているのかもしれないな。

茶禅 栖賢寺9月8日 お茶と坐禅ワークショップ

告知:
このイベントは終了しました。

内容:
お茶と坐禅をします。
坐禅の前に、
心が静まり集中力を高める”陰”のお茶を飲みます。
禅堂にて坐禅をします。(40分くらい)
坐禅の後に、
身体をほぐして心も軽やかになる”陽”のお茶を飲みます。

坐禅 栖賢寺住職宗貫
お茶 プーアール茶ドットコム店長ふじもと

栖賢寺禅堂
禅堂
禅堂
正座さぶとん

日時:
9月8日 日曜日 9:00から 11:30頃まで
2時間半くらい。

代金:
ひとり4000円。

場所:
栖賢寺(Seikenji) 書院(大広間)集合
書院は栖賢寺正門入って右手にある建物です。建物の脇をぐるっと回って裏側に入り口があります。
書院
京都市左京区上高野
+【栖賢寺のfacebook】
+【栖賢寺のサイト】
+【栖賢寺のグーグルマップ】



注意:栖賢寺には駐車場がありません。
叡山電鉄の三宅八幡から徒歩5分ほど、八瀬比叡山口から徒歩10分ほど。

予約:
予約なしでも大丈夫ですが、予約できる方や3人以上のグループでお越しになる場合はあらかじめメールで教えていただくと幸いです。
+【店長にメール】
もしくは、
+【栖賢寺予約フォーム】

ひとりごと:
タイのチェンマイのヨガ教室で、お茶とヨガを組み合わせたことがある。
お茶を飲むと心が落ち着いて、呼吸が深く穏やかになり、意識が内側に向いてゆく。
ヨガのポーズをとおして自分の中を見つめるのを、お茶が助けてくれる。
坐禅も同じ。
いや、もっと無心に近づけるかもしれない。
やりたくてずっと温めていた内容のイベント。ひとつ夢が叶う。
ありがとうございます。

章朗古樹春天散茶2012年 その2.

製造 : 2012年4月
茶葉 : 雲南省西双版納州孟海県巴達山曼邁寨古茶樹
茶廠 : 農家+孟海の茶廠
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 散茶
保存 : 竹皮包+茶箱
茶水 : 京都の地下水
茶器 : チェコ土の茶壺+チェコ土の杯、鉄瓶+炭火
棚と熟成茶

お茶の感想:
茶葉の保存に石油製品を使わない。
木、竹、紙、陶器、金属など、昔ながらの素材にする。
5年前に熟成壺をオーダーしたときから目指して、少しずつすすめてきて、この夏やっと完成した。
手元のすべての茶葉を石油製品に触れないようにした。
試飲用に崩して小分けしてある茶葉は、まだジップロックやアルミ蒸着フィルムのクラフト紙の袋に入っているけれど、これらもクラフト紙だけの封筒に替えて、まとめてトタンの米びつに入れる。
トタンの米びつ
米びつは蓋がゆるくて、少しの通気を許すようにつくられている。
あとは、茶葉の運搬のときにつかう石油製品をどうするか。
石油製品の無い時代から茶葉は海を渡って遠い異国へ運ばれていたのだし、当店の茶葉もその時代のように保存容器ごと出品しようと思う。
チェコ土の熟成壺
チェコ土の熟成壺
最小単位でこんな感じ。
まとまった量の茶葉と容器をあわせて日本円にして6万円くらいから、いや、10万円以上になるかな・・・。
数十グラムとか、餅茶1枚ごととか、小分け売りするから石油製品の包装材が大量に必要になるわけで、昔の人みたいに1年分から10年分ほどのまとめ買いを対象にすれば需要はあるはず。日本人にはなくても中国人にはある。
商売だから、いろいろちょい試しで経験の消費者マーケットが大きいから、業者はそれに応える。中国茶だけでなく世界中のお茶を飲んで知ってつぶやいて仲間になることが大事で、ひとつのお茶が自分の身体にどう作用するのかをじっくり確かめて日々の生活に上手に利用する人たちのマーケットは小さいから、業者はそこをやりたがらない。仕方がない。
石油製品のゴミが自然環境を悪化させている。
海も川も山も、世界中のどこへ行っても目を背けたくなるような光景に出会う。
過去に西双版納の山でプラスチックゴミの散乱を撮った写真はないかな?と、ファイルの中を探してみたけれど、見つからない。あんなにたくさん見てきたのに、自分もまたカメラの視を逸らして見ないようにしている。汚い大人だな。
いろんな意味で気持ち悪い。
その気持ち悪さがいちばんの動機。
保存熟成の通気性がどうだとか、石油製品の健康被害がどうだとか、理屈は後から探したらよいだろ。いくらでもあるから。
茶葉も自然のものなので、石油製品を嫌っているにちがいない。それだけで十分。
さて、
プーアール茶の生茶の散茶(晒青毛茶)の嵩が大きくて、茶葉と茶葉の隙間の空気の部分がありすぎて、これを茶箱に詰めてもちょっとしか入らない。
スペースを節約して、茶箱の数もむやみに増やさないようにするには、圧延したほうがよい。
そこで、蒸してちょっと柔らかくして手で軽く、いや、かなり強く圧してみた。
熟成保存の茶箱
最終的にはこうなった。
蒸した後に、竹皮で包んでタコ糸で縛って固定して、いったん茶箱にぐっと圧し入れて形を整えて、そのまま瓦の上で天日干しを4時間くらい。途中ひっくり返したり角度を変えたりまんべんなく陽を当てた。
瓦の上で晒干
これだけ厚みがあると4時間では乾かない。雲が多かったせいもある。
その晩、室内で陰干ししているときに発熱しているのに気がついた。
天日干しのときに上がった温度がそのまま12時間経っても下がらない。
温度の下がらないのは、竹皮に包んだ底の部分。つまり、いちばん水分が集まるところ。
やはり微生物発酵だろう。
ちょうど日本は梅雨時で、温度・湿度ともに微生物発酵しやすい条件がそろっている。
茶葉についていたのか、竹皮についていたのか、それとも空気中を漂っていたのか、菌がどこから来たのか知らないけれど、西双版納で試している熟茶づくり実験のときと同じような温度。香り。
次の日の朝には温度が下がっていたけれど、それは茶葉が乾いたから。水分が少なくて菌類のつくった酵素の作用が弱くなったからだろう。
実験が目的なら、竹皮の上から霧吹きでシュッシュと水を足してみる手もあったが、今回はこのまま乾燥させた。
しっかり乾燥してから、茶箱に詰めて蓋を閉めて、長期保存をスタートさせた。
何年か前に丁家老寨の農家の老人に聞いた話。
「昔は、天日干しの茶葉がまだ乾ききらない柔らかいうちに、竹のかごに足で踏んで圧して詰めて、馬の背に乗せてラオスへ運んだ・・・・。」
このときも微生物発酵したに違いない。
昔の生茶のプーアール茶は微生物発酵している説。やはり正しいと思う。
現代の生茶の製法は、圧延作業を効率よく早く済ませるし、その後の乾燥を急ぐし、微生物発酵する暇がない。
その前の段階の、晒青毛茶をつくるときに微生物がちょっとくらい発生していても、二次加工の圧延や運搬の段階で微生物が増殖する時間は与えられない。
茶葉
ゆるく固まっている。
このお茶、どんな味なのかを試してみた。
卸売部で紹介していたこのお茶。
+【章朗古樹春天散茶2012年 その1.】
茶湯の色
ときどき飲んでいるお茶なので、前後を比べる必要がないと思って加工前のを残していないが、甘味が増して、米っぽい香りが加わって、日本の番茶を連想させる。
上のリンクで紹介しているのは2015年2月の記事だから、それから4年経った現在はさすがに熟成変化していて、現在の味が熟成のためなのか微生物のためなのか特定することはできない。
今回は蒸して微生物発酵したが、その味の変化が蒸したことによるものか、微生物発酵によるものか、あるいは両方か、判別することもできない。
ただ、ひとつの事実。
蒸してゆっくり乾かしたら、夏の気候では微生物発酵は避けられない。
これで満足。
圧餅した後の餅茶を、もう一度蒸して水分を含ませて何枚かいっしょにして竹皮に包んでゆっくり乾かしたら・・・・昔の生茶を再現できるよな。
今すぐにでもやりたくてうずうずするけれど、慎重になれ!自分。
熟茶の実験でたくさん茶葉を失ったのを思い出せ。

ひとりごと:
8月3日・4日の京都好日居でマルちゃんの喫茶、チャイオブナが開催される。
+【チェコ の マルティンさん の 葉月 の チャイオブナ】
2019年8月3日土曜日
13:00〜20:00
2019年8月4日日曜日
11:00〜17:00
このお茶持ってゆこうかな。

勉強会 朝のお茶・晩のお茶 好日居8月10・17日

告知:
このイベントは終了しました。

テーマ:
朝のお茶・晩のお茶
猛暑になることが予想できるので、
朝の部は身体に涼しい朝のお茶。
夜の部は身体をいやす夜のお茶。
それぞれ2種ずつお茶を選びます。
くすりとしてはじまったお茶なので、どんな茶葉のどんな製法から、どんな体感が得られるのかを実体験していただきます。
お茶の薬効を効かせるために、ごはんは腹六分めくらいに、お酒やコーヒーは飲まないで水だけ飲んでお越しください。
ヨガや太極拳など、事前に軽く身体をほぐしてからのほうがより効果的です。
お菓子は出しません。
朝
朝
晩
晩

場所:
京都 岡崎 好日居(地図)

日時:
8月10日 土曜
 朝の部 09:30から12:00まで
 夜の部 18:30から21:00まで
8月17日 土曜
 朝の部 09:30から12:00まで
 夜の部 18:30から21:00まで

氷
注意:
エアコンありません。猛暑のときは氷に扇風機の風をあてます。

ひとりごと:
くすりと言っても、お茶のくすりは快楽のほうのやつ。

茶学 好日居8月18・23日お茶淹れワークショップ

このイベントは終了しました。

茶学は、お茶淹れのワークショップです。
中国茶のお茶淹れの基本である、水の注ぎの技術を紹介します。
お茶淹れは、水あそび。
この楽しさを知ると、自分でお茶を淹れたくなるはずです。
大人も子供(5歳くらいから)も、はじめての方もベテランの方も、楽しめる内容です。

茶学栖賢寺

場所:
京都 岡崎 好日居(地図)

講師:
プーアール茶ドットコム 店長ふじもと

8月18日 日曜日
 10:00から
 13:00から 中止
 15:00から 中止

8月23日 金曜日
 13:00から 中止
 15:00から 中止

1回 1時間50分です。

お代:
1回ひとり3000円。
2回・3回続けての受講も可能です。

予約:
1回の定員5名さままでとします。
前日までにご予約をお願いします。
+【店長にメール】
前日までに予約が2名に満たない回は中止にします。ご予約頂いている方には前日にメールでお知らせします。

氷
注意:
エアコンありません。猛暑のときは氷に扇風機の風をあてます。

ひとりごと:
先日の栖賢寺の茶学は13才の甥っ子が楽しかったらしくて、つぎも参加表明している。
プーアール茶ドットコムも任天堂みたいに子供の心をつかんで世界征服を試みますから・・・。
茶学栖賢寺まお

庭 陶 茶 と マルティン ハヌシュ 7月13日・14日

告知:
このイベントは終了しました。

京都の栖賢寺
+【庭 陶 茶 と マルティン ハヌシュ】

店長ふじもと
栖賢寺
マルティン・ハヌシュ
マルちゃんとお茶
マルティン陶器
栖賢寺
本堂
マルティンと信楽の土

プーアール茶ドットコムは遊びに来ました。

ひとりごと:
雨だし、交通の便がちょっと悪いし、みんな来ないから、良かった。

茶学 栖賢寺7月28日お茶淹れワークショップ

告知:
このイベントは終了しました。

茶学は、お茶淹れのワークショップです。
中国茶のお茶淹れの基本である、水の注ぎの技術を紹介します。
お茶淹れは、水あそび。
この楽しさを知ると、自分でお茶を淹れたくなるはずです。
大人も子供(5歳くらいから)も、はじめての方もベテランの方も、楽しめる内容です。

茶学
上海での茶学
茶学
タイでの茶学

講師:
プーアール茶ドットコム 店長ふじもと

日時:
7月28日 日曜日 
 10:00から
 13:00から
 15:00から
2時間くらいです。

場所:
栖賢寺(Seikenji)
京都市左京区上高野
+【栖賢寺のこのイベントの案内】
+【栖賢寺のfacebook】
+【栖賢寺のサイト】
+【栖賢寺のグーグルマップ】



注意:栖賢寺には駐車場がありません。
叡山電鉄の三宅八幡から徒歩5分ほど、八瀬比叡山口から徒歩10分ほど。

予約:
予約の必要はありませんが、3人以上のグループでお越しの場合はあらかじめメールで教えていただくと幸いです。
+【店長にメール】

ひとりごと:
子供たちの淹れるツヤツヤの水の美味しさに、大人たちの技術が勝てない。
心をひらく。身体をととのえる。水になじむ。
お茶淹れの原点に触れていただきます。
茶学
茶学

チェコのマルちゃんとお茶談義 7月8日・9日

このイベントは終了しました。
後片付け

7月12日からマルちゃんの展覧会があります。
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京都の栖賢寺
+【庭 陶 茶 と マルティン ハヌシュ】
日程:
7月12日 金曜
7月13日 土曜
7月14日 日曜
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ひとりごと:
子供の頃の夏休みみたいに遊びのプランがたくさんありすぎて寝る間がない。
眠い。眠いのにイベントが終わって後片付けをしながらも深夜までマルちゃんとお茶談義が続いた。
ほんとうは、イベントが終わってからのお茶談義のほうが面白いので、そこをみなさんに公開したいけれど、イベント中にその面白さをシェアしようとしたら、テレビのバラエティー番組の司会者みたいなスキルが要るよな。
今回のイベント中にちょっとそのチャンスがあったのは、2日目に好日居の喫茶と勘違いして来られたお客様3人を迎えたとき。
ひとりは妊婦さん。あとふたりはお母さんと赤ちゃん。
好日居の喫茶ならきっと親切な態度で断っていると思う。静かにしなければならないから。でも我々はWelcome!
「妊婦でもお茶飲んで大丈夫ですか?」
それが最初の会話だった・・・。
どうなるのかわからないコントロール不能な展開を、マルちゃんと自分なら面白くできるはず。
他のお客様が内心ドキドキしている雰囲気もどこか可笑しくて、もしもここでマルちゃんと目が合うとワハハと笑ってしまうと思って、そうならないように自分は茶席から離れてマルちゃんひとりに任せたけれど、あのときがチャンスだった。もっと思わぬ方向へ展開させて盛り上がったかもしれない・・・と、ちょっと後悔。
マルティン・アキ
茶杯
マルティン・アキさん(マルちゃんの奥さん)とマルちゃんの茶杯

刮風生態青餅2018年 その5.

製造 : 2018年4月11日・13日(采茶)
茶葉 : 雲南省西双版納州孟臘県漫撒山(旧易武山)刮風寨小茶樹
茶廠 : 店長と茶友たち
工程 : 生茶
形状 : 餅茶180gサイズ
保存 : 熟成壺
茶水 : 京都の地下水
茶器 : 宜興の茶壺・景徳鎮白磁の茶杯・鉄瓶+炭火
国有林の立入禁止

お茶の感想:
今年から、漫撒山の国有林の入り口で北京から来ている森林公安が検問することになった。
一扇磨・弯弓・刮風寨の森の入口3箇所に朝の8時から15時頃まで見張りを立てている。
農家以外の外地人は森への立入禁止。
地元の茶商でさえ許されない。
農家の話では、まだ見張りの立っていない朝の8時前に入ればよいらしくて、茶友らの一部は今年もそうして森に入って采茶現場を見ているが、違法になる。外国人の自分はこんなところで引っかかりたくない。麻薬地帯に近いから意地悪されると命にかかわる。
ちょっと様子見したい。
森に入らなくても村へは行ける。
村で農家の摘んできた鮮葉を待って自分で製茶するのもよいし、農家が晒青毛茶に仕上げたのを仕入れることもできる。
何度も通った漫撒山だから、鮮葉の質はわかる。
けれど、昨年のように采茶から圧餅までのすべての工程を見るお茶づくりはもうできないかもしれない。
残念ながら、ホンモノの森は国有林の中にしか残っていない。
その森のお茶の魅力にイカれちゃったので、もうそれ以外は考えたくないのだ。
鮮葉
今年の春、北京の茶友が刮風寨で茶葉の等級を分ける手法を試みた。
一日かけて采茶した鮮葉を、その日の夜にアルバイト3人が大きく育った葉や茎の部分を取り除いて、柔らかい小さな新芽・若葉だけにする。次の日の早朝に萎凋を終えて殺生する。
鮮葉のうちに小さな新芽・若葉だけを揃えてから萎凋・殺青するのがミソで、なぜかというとカタチや大きさが揃うほど茶葉の含水量が均一にできて、殺青の火の通り具合も、揉捻のよじれ具合も、均一にできるから。均一といっても大きく育った葉や長い茎が多いものと比べたらまだましという程度で、茶畑の茶葉のようには揃わない。
それでも、殺青のムラとなる焦げや生焼けを減らしたり、揉捻で葉に傷をつける原因になる硬くて捩れにくい葉や茎を減らしたり、製茶がキレイに仕上がる効果は容易に想像できる。
一度は試してみたかった手法で、自分はまだできていない。その効果に興味がある。
この実験の費用的な負担を少なくするために、樹齢の若い生態茶を使用している。よいアイデアだと思う。
昨年の秋に見学したところで、刮風寨の村から近いこの森のお茶。
生態茶と森
ほんとうは古茶樹でそれをしたいところだが、高価になるし、もし上手にできてもさらに高価になるのを追いかける消費者はほとんどいないし、需要はないだろう。つくり手のエゴや夢の空回りでできるお茶かもしれない。
刮風寨の生態茶の多くは、茶王樹や茶坪の古茶樹の種を採取しているので、漫撒山の大葉種の古い品種が維持できている。なので茶葉の大きさやカタチは似ているし、効果を確かめるには十分。
試飲したところ、味も口感も充実していた。透明感があって、生態環境の良さが素直に現れている。写真を撮り忘れた。
やや香りが弱い気がした。しかし、これは今年の春のお茶の特徴なので仕方がない。
昨年の刮風寨の生態茶を飲んでみた。
+【刮風生態青餅2018年】
餅面
今年の春の味を覚えているうちにすぐに飲み比べたかったけれど、西双版納にサンプルを残していなかった。
移動に日数がかかって10日間くらい空いてしまった。
けれど、飲んですぐにわかった。
昨年のほうがお茶の味は薄く口感は軽い。
今年のほうがお茶の味が濃く口感が重い。
もしも西双版納で飲み比べたら、今年の春のほうに軍配を上げたかもしれない。
茶壺
しかし、ここでちょっと考えた。
どこか心にひっかかるものがあった。
もしかしたら、この見方はあくまでも産地の価値観であって、遠く離れた消費地の価値観ではないような気がしたから。
お茶づくりは、産地が半分、消費地が半分。
自分自身が身を置く場所によって別人になっている。
味が薄くて口感が軽いことがマイナスポイントにはならない。独特の味わいが生じている。舌や鼻の味わいではなくて、心を動かす印象の味わい。春の陽気とちょっと冷たいような風を表現するなら昨年のお茶だろう。
味が濃くて口感が重いと、味そのものに気を取られて印象は薄れる。
こういう見方が現地ではできない。その審美眼はない。
都市生活に身を置いていろんな文化に触れているうちに、ちょっとずつ勘が戻ってきて、見え方が変わってきて、やっと気付く味わい。
茶湯
産地の農家や地元の茶商にわかるわけがない。お茶は飯のタネでしかない彼らが評価するのは味も口感も香気もすべてにおいてボリュームのある実質的に分かりやすい品質であり、印象の味わいについて語ることなどない。
おかしなことに、情報技術が進化した現在は都市も産地も同じ価値観が普及している。SNSなどで情報がリアルタイムで拾えて、現場のナマな情報がチカラを持って、みんなが田舎者の立場になってお茶を評価する。
ものごとを見たり考えたりするのに影響を与える社会環境は、産地と都市とでは大きく異なる。心理的な立ち位置は違うはずなのに、見る角度がそれぞれ違うはずなのに、同じものを見て同じ評価をしているかのように錯覚する。
産地と消費地が距離的にも心理的にも離れたギャップから生じたファンタジーは、もう過去の遺産。

ひとりごと:
中二(中学二年生)の甥っ子に、中二病だと診断された。
難しい理屈をこねたり、違いがわかると背伸びした自己主張をしてみたり、無駄なエネルギーを消費している。
たしかに症状が一致している。
みんなが中二病になったら面白いのにな。


茶想

試飲の記録です。

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