プーアール茶.com

巴達古樹青餅2010年 その5.

巴達古樹青餅2010年プーアル茶
製造 : 2010年4月
茶葉 : 雲南省西双版納州孟海県巴達山曼邁寨古茶樹
茶廠 : 農家+孟海の茶廠
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 餅茶
保存 : 西双版納ー上海 紙包み+竹皮 日本紙箱
茶水 : 日本静岡県御殿場市富士山の伏流水ペットボトル
蓋碗できっちり淹れる。

お茶の感想:
6煎めくらいでようやく茶葉がひらく。
だんだん抽出に時間がかかるようになり、淡くなるが、それでも渋味・苦味の姿勢は崩れない。輪郭が存在感を保つので、液体から味わいが消えない。
揉捻は一煎ごとに出る味を均質化する効果がある。煎がつづく理由がそこにある。
2010年はかんばつで、早春の茶葉はとくべつ濃厚な成分を宿したと思うが、濃厚だから煎がつづくとは限らない。

ひとりごと:
カレイはえんがわの柔らかい骨を噛む。
鰭のところの焦げはスパイスになる。
カレイ

巴達古樹青餅2010年 その4.

巴達古樹青餅2010年プーアル茶
製造 : 2010年4月
茶葉 : 雲南省西双版納州孟海県巴達山曼邁寨古茶樹
茶廠 : 農家+孟海の茶廠
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 餅茶
保存 : 西双版納ー上海 紙包み+竹皮 日本紙箱
茶水 : 日本静岡県御殿場市富士山の伏流水ペットボトル
蓋碗できっちり淹れる。

お茶の感想:
さっきの『賀開村古茶樹の散茶2012年』と比べて揉捻の効果に注目してみる。
やはり揉捻には華やかさを抑える効果がある。
主張しない香り。
シャキッとしてだらけない旨味。
4煎め5煎めになっても崩れない姿勢。
底のほうにあって浮き上がらない渋味・苦味。
口にずっと余韻を残して後から後からあふれでてくる茶気。
武士道のようにまっすぐ男前なお茶。
味の好みは思想にかかわるのだ。

ひとりごと:
にごり酒も辛口。
にごり酒は辛口

賀開村古茶樹の散茶2012年 その2.

賀開村古茶樹の散茶2012年
製造 : 2012年4月
茶葉 : 雲南省西双版納孟海県孟混郷賀開村古茶樹
茶廠 : 農家
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 散茶
保存 : 西双版納景洪市乾倉
茶水 : 日本静岡県御殿場市富士山の伏流水ペットボトル
蓋碗できっちり淹れる。

お茶の感想:
製茶のときの揉捻を軽く仕上げるのが最近の流行り。
二煎めにはもう茶葉がキレイに開く。
近年このあたりの茶葉で白茶をつくる試みがあるが、たしかに白茶のように揉捻をしないほうが清淡な風味を得やすい。耐泡(煎が続く)があるから良いということもなくなるだろう。
そうすると、圧延加工には揉捻と同じ効果があるから、散茶のままで売った方が個性は光ることになる。
この華やかなお茶の味は、ひとくちふたくちで十分で、一日ずーっと飲んでいたくなるものではないと思う。それに、何煎めかの出涸らしの味わいは、一煎め二煎めの華やかさとのギャップがありすぎるせいか、魅力が薄いように感じる。

ひとりごと:
夕暮れ時のふわっとした空気。
鴨川

賀開村古茶樹の散茶2012年 その1.

景邁山賀開古茶樹の散茶2012年
製造 : 2012年4月
茶葉 : 雲南省西双版納孟海県孟混郷賀開村古茶樹
茶廠 : 農家
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 散茶
保存 : 西双版納景洪市乾倉
茶水 : 日本静岡県御殿場市富士山の伏流水ペットボトル
蓋碗できっちり淹れる。

お茶の感想:
賀開は布朗山の西の端。老班章の北。
やや白亳の多い品種。
(孟海の研究所の人が視察したときのサンプルを分けてもらったから本物と思う。)
ここの古茶樹のお茶も近年高騰した。
製茶技術が上がって発掘された清淡な風味と果実のような甘い香り。
一煎めを淡く淹れたら甘すぎ。
二煎めをちょっと濃いめにしたら軽快でよくなった。布朗山に近いが、布朗山のお茶ほど苦くない。
お酒に例えたら大吟醸みたいなものだろうか。
華やかすぎて毎日のお茶にはなりにくい気がする。
二日酔いの朝にフルーティーな香りは「うっ」とくる。

ひとりごと:
一軒目はよかった。
二軒目でやめといたらよかった。
金亀

南糯山夏の薫る散茶2012年 その3.

南糯山夏の薫る散茶2012年プーアル茶
製造 : 2012年5月
茶葉 : 雲南省西双版納州孟海県南糯山生態茶
茶廠 : 農家
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 散茶
保存 : 西双版納景洪市乾倉
茶水 : 日本京都御所周辺の地下水
蓋碗できっちり淹れる。

お茶の感想:
このお茶、軽くて良い。
完成度が高い。
「生態茶」と呼ぶのは茶畑の若い茶樹だけれど、
この農家の場合は古茶樹と同じ農地に茶畑があって、無農薬無肥料。
古茶樹との違いは背の高さを超えないように剪定されることだけれど、それよりも品種の違いが大きい。
南糯山の古茶樹は1000年以上も前から混生品種。
対する茶畑のお茶は苗を買ってきて育てるから、例えば「孟海○○号」とか、あるていど品種が選ばれている。
なので、自然のブレンドになる古茶樹のほうが複雑味がある。さらに樹齢が古くて根の深いことによる滋味が加わって、独特の風味となる。
しかし、いくら素材として良くても、お茶としての完成度が高いかどうかはまた別。
現場で試飲して選ぶときは、つい、味の優劣をつけがちになる。優劣は部分的なところの点数の集積になりがちで、全体の完成度を見落とす可能性がある。

ひとりごと:
あじさいは涼しい。
あじさい

南糯山夏の薫る散茶2012年 その2.

南糯山夏の薫る散茶2012年プーアル茶
製造 : 2012年5月
茶葉 : 雲南省西双版納州孟海県南糯山生態茶
茶廠 : 農家
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 散茶
保存 : 西双版納景洪市乾倉
茶水 : 日本京都御所周辺の地下水
蓋碗できっちり淹れる。

お茶の感想:
タイの水から日本の水に換えて、もういちど試す。
やっぱりなあ・・・。
那カのお茶と同じで、この地下水で淹れると苦味が立つ。
軽快な苦味で舌に重くない。
フルーティーな中国茶っぽい華やかさは消える。
日本の煎茶のようなしっとり感はないが、プーアール茶はやっぱり余韻。
後味に残る甘味・渋味・苦味が、ずーっと、まるで飴玉を舐めているみたいに残る。
茶気がじわじわ身体に浸み込んで、暑い日はしゃきっとする。

ひとりごと:
茶盤
受け皿の部分が陶器でできたこの茶盤。(アウトレットで出品中)
はじめはちょっと重いと思ったが、
机の上でまちがって手が当たってもカンタンにはひっくりかえらないし、
安定感があって運ぶときもフラフラしない。
重さは道具の質感の大事なところ。

益木堂那カ古樹純料茶10年 その4.

益木堂那カ古樹純料茶10年プーアル茶
製造 : 2010年3月
茶葉 : 雲南省西双版納州孟海県孟宗山那カ寨古茶樹小葉種
茶廠 : 農家+益木堂
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 餅茶
保存 : 西双版納景洪市乾倉
茶水 : 日本京都御所周辺の地下水 
蓋碗できっちり淹れる。

お茶の感想:
タイの水から日本の水に換えて、那カのお茶をもういちど試す。
見違えるほどすばらしい。
マスカットのような甘い香りが抑えられて、ミントを齧ったような草っぽさが出ている。
お茶の香りを鼻で吸って感じるのではなくて、お茶を飲んだ後の吐く息のほうにそれを感じる。(生茶のプーアール茶は「吐く息の香り」のほうをみることが多い。)
そして苦い。苦味が軽快で上等。やはりこれも高温炒りの成果だと思う。
雲南緑茶にも似た雰囲気があるが、もっと重みがあり、ずっと底の深いところから昇ってくるなにかがある。

ひとりごと:
醸し人九平次 純米大吟醸 別誂
うまいお茶を飲むとうまい酒が飲みたくなる。
酒のつまみにお茶。お茶うけに酒。
みがきにみがいたような酒はとくに、珍味で口を濁すよりはお茶でさっと洗うのがよい。

巴達古樹青餅2010年 その3.

巴達古樹青餅2010年プーアル茶
製造 : 2010年4月
茶葉 : 雲南省西双版納州孟海県巴達山曼邁寨古茶樹
茶廠 : 農家+孟海の茶廠
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 餅茶
保存 : 西双版納ー上海 紙包み+竹皮 日本紙箱
茶水 : 日本京都御所周辺の地下水 
蓋碗できっちり淹れる。

お茶の感想:
高温炒りがうまくゆくと雑味を残さない。
このお茶はサッと湯を切り淡いくらいが美味しい。
煮出して色がしっかり出ると、甘味に渋味・苦味が勝てなくなる。
6煎も7煎もしてゆくと茶湯の色は薄くなるけれど、液体にはしっかりした存在感があって、まだいくらでもイケる気がする。

ひとりごと:
鮒鮓は、お土産ではなく自分で食べるのなら、卵のない雄で十分。安いから。発酵がしっかりしたものは硬いひれの部分に魚の嫌な臭いが残っていないと思う。ちょっと高くてもやっぱり老舗の店はハズさない。
鮒鮓

巴達古樹青餅2010年 その2.

巴達古樹青餅2010年プーアル茶
製造 : 2010年4月
茶葉 : 雲南省西双版納州孟海県巴達山曼邁寨古茶樹
茶廠 : 農家+孟海の茶廠
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 餅茶
保存 : 西双版納ー上海 紙包み+竹皮 日本紙箱
茶水 : 日本京都御所周辺の地下水
蓋碗できっちり淹れる。

お茶の感想:
水や茶器が変わったが、
一煎めの「砂噛み味」がここでもある。(嫌な味ではない)
三煎めくらいからそのクセはなく、甘いお茶になる。ちょっと油断して煮出してしまうと甘すぎるくらいになる。
はじめのクセのある部分と、抽出されて出てくる強い甘味と、もうちょっとうまく混ざるように淹れ方を調整するとすばらしくなる。これをピタッと合わせたいから蓋碗の出番。

ひとりごと:
タイの空港の近くのレストランで魚のすり身を揚げた料理を注文。
ソースは甘酸っぱ辛いやつ。衣にまでやや甘い味付け。
全体的に甘味が強すぎて締りがないが、上に乗せてある皮つきライムの薄切りをいっしょに齧ると、強い酸味と苦味で甘味が相殺され、隠れた塩味が利いてくる。ピリピリの唐辛子に「シーシー」言いながらビールがすすむ。
食材は違えど、この味の構成がタイ北部のいろんな料理にある。甘くて辛くて涼しい。
タイ北部の料理

巴達古樹青餅2010年 その1.

巴達古樹青餅2010年プーアル茶
製造 : 2010年4月
茶葉 : 雲南省西双版納州孟海県巴達山曼邁寨古茶樹
茶廠 : 農家+孟海の茶廠
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 餅茶
保存 : 西双版納ータイ北部の町 紙包み+紙箱密封
茶水 : メコン川の水道水を浄水器に通して甕に溜めたもの 
コーヒー用のグラスポットでたっぷりつくって水筒に入れる。移動中に飲む。

お茶の感想:
口に含んだとたん砂を噛んだみたいな味がしてびっくりした。
2杯めからは普通のお茶になった。
昨日までの華やかな那カの味とのギャップでそう感じたのだろう。
3杯4杯と飲んでゆくほどに調子を上げてするする喉をとおる。
高温で炒ったことによる風味だと思う。同じ茶葉の2009年の餅茶があったが、これよりも甘く濃い感じの風味だった。
風味を閉じ込めたような印象の高温炒りによる仕上がり。よいと思う。

ひとりごと:
移動のバスの屋根。
巴達古樹青餅2010年プーアル茶巴達古樹青餅2010年プーアル茶
延々とメコン川流域の穀倉地帯をゆく。


茶想

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