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大益茶磚老茶頭06年 その1.

大益茶磚老茶頭06年プーアル茶大益茶磚老茶頭06年プーアル茶
製造 : 2006年
茶葉 : 雲南省西双版納州孟海県大葉種喬木晒青茶
茶廠 : 孟海茶廠
工程 : 熟茶のプーアル茶
形状 : 磚茶
保存 : 広州ー上海ー日本 紙箱
茶水 : 日本京都御所周辺の地下水 
蓋碗できっちり。

お茶の感想:
「老茶頭」というのは、熟茶づくりの堆積発酵のときに、水分を含みすぎた茶葉がくっついて小石のように固まった状態のもので、いわゆる半端モノ。かつてはお茶の専門店にだけ流通していたはずだけれど、孟海茶廠がこれを圧延加工して製品化した『大益茶磚老茶頭06年』がヒットしたせいか、後に老茶頭を意図してつくるような製品も増えてきている。
当店オリジナルの熟茶『版納古樹熟餅2010年』でも老茶頭が少しできた。
【版納古樹熟餅2010年プーアル熟茶 その5】
その他にも、1990年代中期の『醸香老茶頭散茶90年代』や、アウトレットで布朗山古茶樹の老茶頭を出品したことがあった。
【醸香老茶頭散茶90年代】
発酵に活躍する良性の菌類には好気性のものと嫌気性のものとがあって、基本的には好気性のものが多いはずなので、なるべく水分の偏りをつくらないよう丁寧に撹拌する。手間を掛けるほど老茶頭は少なくなる。
なので、個人的にはあまり評価していない。
大益茶磚老茶頭06年プーアル茶
老茶頭の特徴は、発酵がすすんだ茶葉が黒く焦げたようになり、黒々とした茶湯が抽出されること。しかし、色のわりにはあっさりした風味になる。
『大益五級熟茶磚06年』の栄養豊富な大きめの茶葉と同様に、発酵がすすむほどに甘味・旨味が増え、渋味・苦味が少なくなる。そのまま飲んでも甘味・旨味の多いことに気がつきにくいが、ミルクティーにするとわかりやすく現れる。
香りに甘いところがって、パンの酵母や白ビールの酵母を連想させる。

ひとりごと:
大益茶磚老茶頭06年プーアル茶
液体のとろみが強いので、寒い冬のほうが身体が美味しがるだろう。

天福雲南貢餅熟茶00年 その3.

天福雲南貢餅熟茶00年プーアル茶
天福雲南貢餅熟茶00年プーアル茶
製造 : 2000年
茶葉 : 雲南省西双版納州孟海県大葉種喬木晒青茶
茶廠 : 孟海茶廠(国営時代)
工程 : 熟茶のプーアル茶
形状 : 餅茶
保存 : 上海−日本 紙箱密封
茶水 : 日本京都御所周辺の地下水 
蓋碗できっちり。

お茶の感想:
ここでもういちど確かめたくて淹れなおす。
淡く淹れても強い茶気が主張するから、飲んでいる感じがする。
渋味・苦味が効いてキレがよく、ちょっと濃くするとえもいわれぬ薬味の効いた大人の味になる。
熟茶づくりの発酵に活躍する菌類は、新芽や若葉の強い茶気を好まない。どちらかというと成長した若葉・粗葉・茎などに発酵して変化の大きくなる成分がある。
したがって、新芽や若葉は菌類による変化よりも茶葉そのものの成分変化、つまり紅茶に似た性質を併せ持つことになる。実際にこのお茶には紅茶っぽい風味もある。
ひとつのお茶に性質のことなる風味が混在して、味に広がり奥行きが生まれる。
そのバランスが熟茶の味を決める。
だから、熟茶で好みの味を探すなら、ブレンドされている茶葉の等級がひとつの手掛かりになるのだ。

ひとりごと:
天福雲南貢餅熟茶00年プーアル茶
熟茶を飲むとお腹が減る。

大益五級熟茶磚06年 その2.

大益五級熟茶磚06年プーアル茶
製造 : 2006年
茶葉 : 雲南省西双版納州孟海県大葉種喬木晒青茶
茶廠 : 孟海茶廠
工程 : 熟茶のプーアル茶
形状 : 磚茶
保存 : 広州ー上海ー日本 紙箱
茶水 : 日本京都御所周辺の地下水 
蓋碗できっちり。

お茶の感想:
3煎め4煎めになってくると穀物っぽいふくよかさがさらに前に出て、お茶っぽい渋味・苦味がさらに薄れる。とろんとした液体の舌触りや、強い甘味・旨味がお茶ばなれしていて、その点ではじめての人を喜ばせることはできると思うが、毎日飲みだすともの足りなくなるだろう。精彩に欠けると思う。
新芽や若葉は輪郭が不鮮明でぼんやりしていると『天福雲南貢餅熟茶00年』の試飲で書いたけれど、やはり茶気の強さはお茶のお茶たる味の骨格をつくる重要な要素だと思う。
【天福雲南貢餅熟茶00年 その1.】
大益五級熟茶磚06年プーアル茶
4煎め5煎めになってくると、またちがった印象が出てくる。
ここでやっと以前にあった煙燻香が感じられる。煙燻といっても刺激的なものではなくて、熟成で枯れてちょっと甘いようなところもあり、お香を焚いた部屋から漂ってくるようなかすかな存在。麦茶の焙煎香のような主張はない。
透明でとろんとした液体+お香。
これで何煎かいける。

ひとりごと:
道具がよいから削るのが楽しい。
うなぎの目打ち

大益五級熟茶磚06年 その1.

大益五級熟茶磚06年プーアル茶大益五級熟茶磚06年プーアル茶
製造 : 2006年
茶葉 : 雲南省西双版納州孟海県大葉種喬木晒青茶
茶廠 : 孟海茶廠
工程 : 熟茶のプーアル茶
形状 : 磚茶
保存 : 広州ー上海ー日本 紙箱
茶水 : 日本京都御所周辺の地下水 
蓋碗できっちり。

お茶の感想:
ひきつづき2006年の熟茶。
おなじく大益ブランドの孟海茶廠のもので、
「五級」と名が付くくらいなので、5級の茶葉メインでブレンドされているのだろう。
比較的大きく育った茶葉であるが、熟茶の開発ベースとなった生茶の磚茶は、遊牧民の生活のために栄養豊富な長い茎や9級くらいまで成長した粗葉も使用されていたので、それからすると5級はまだ若葉のうちと言える。
若葉が大きく育つと光合成の生産活動が盛んになって成分が変わる。茎には糖質や澱粉質の蓄えが増える。
お茶の渋味や苦味はより強くなるはずだが、発酵によってコクや旨味に変わるものがあるので、わかりやすく味の濃いお茶になる・・・・はず(理屈では)。
孟海茶廠の国営時代の『大益茶磚』の後継モデルだと思う。
【大益茶磚96年プーアル茶】
と、思ってこのページを見たら『大益五級熟茶磚06年』が味比べに登場していた。ここでは熟成年月の浅い熟茶の「鰹節臭」があると書いているが、それから何年か経ってずいぶん印象が変わった。
遊牧民のバター茶はヤカンで煮出して淹れるくらいだから、大きめの葉のこのお茶は洗茶をさっと済ませて1煎めからじっくり抽出する。
この時点で吟醸酒にあるような米の甘い香り。
煙燻香があったと記憶していたがまったく消えていた。
ひとくちすると、とろんとした舌触り。するっとなめらかな喉越し。甘味・旨味が濃いけれど澄んだ綺麗な味。お茶のお茶たる渋味・苦味が少ないので、むしろ薄いと感じる。
お茶の味のどこを見るかでちがってくる。
「大益7562熟茶磚06年」が濃いと感じる人は、お茶の渋味・苦味を見ている。
「大益五級熟茶磚06年」が濃いと感じる人は、お茶の甘味・旨味を見ている。

ひとりごと:
八坂さん八坂さん
散歩。

大益7562熟茶磚06年 その2.

大益7562熟茶磚06年プーアル茶大益7562熟茶磚06年プーアル茶
製造 : 2006年
茶葉 : 雲南省西双版納州孟海県大葉種喬木晒青茶
茶廠 : 孟海茶廠
工程 : 熟茶のプーアル茶
形状 : 磚茶
保存 : 広州ー上海 紙箱
茶水 : 日本京都御所周辺の地下水 
蓋碗できっちり。

お茶の感想:
半日かけて、5煎、6煎、7煎くらいまで飲んだ。
じっくり抽出すればまだ味わえそうだったけれど、もう十分。
最後までクリアーな味。
お茶の渋味・苦味が抜けて、穀物風味だけになってゆく。お茶漬けのお茶みたいな感じだろうか。腹にやさしそう。
香りは煎を重ねるほどに軽快。最後のほうは菊の花のような解毒の雰囲気さえあった。
生茶はともかく、熟茶については「孟海茶廠」と「下関茶廠」の2大メーカーの安定感はすばらしい。
ちなみに元祖「7562茶磚」は生茶であった。
しかも下関茶廠であった。
【7562磚茶プーアール茶】

ひとりごと:
手水舎(ちょうずや)
手水舎(ちょうずや)

大益7562熟茶磚06年 その1.

大益7562熟茶磚06年大益7562熟茶磚06年プーアル茶
製造 : 2006年
茶葉 : 雲南省西双版納州孟海県大葉種喬木晒青茶
茶廠 : 孟海茶廠
工程 : 熟茶のプーアル茶
形状 : 磚茶
保存 : 広州ー上海 紙箱
茶水 : 日本京都御所周辺の地下水 
蓋碗できっちり。

お茶の感想:
雨の日は熟茶のほっこり味。
今回試飲するのは過去に当店本部で扱ったことのあるほう。
【大益7562磚茶06年プーアル茶】
卸売部で同じのを扱っているが、これは保存場所がちがう。雲南省の昆明の海抜1900メートル以上なのでやや空気が薄い。そして広州や上海よりも乾燥している。
基本的に乾燥状態で保存しているので大差はないだろうと思う。
磚茶(レンガ型の圧延茶)は硬いからうなぎの目打ちを斜めに入れて欠片をひろう。
そのまま蓋碗に入れて湯を注ぐ。
欠片をほぐす手もあるが、何煎かするうちに茶葉が湯でふやけてほぐれてくるのが好きなのだ。
大益7562熟茶磚06年プーアル茶
一煎めは淡い。
バニラのような甘い香りがかすかにある。
麦茶や番茶みたいにスッキリ透明で、泥臭味なんてまったくない。
二煎めはちょっと濃くした。それでも透明感ばっちり。穀物系のコクが少し加わる。
バランスが良くて甘いほうへも苦いほうへも振れない。
三煎めはもうちょっとじっくり煮出してみたら、渋味と苦味、そして奥のほうに薬草っぽい香りが加わって爽快感すら出てくる。
チョコレートが食べたい。

ひとりごと:
雨
しとしとぴっちゃん。

易昌號大漆樹圓茶04年 その5.

易昌號大漆樹圓茶04年プーアル茶
製造 : 2004年4月
茶葉 : 雲南省西双版納州孟臘県易武山麻黒村大漆樹古茶樹
茶廠 : 農家+易武山の工房
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 餅茶
保存 : 上海 密封
茶水 : 日本京都御所周辺の地下水
蓋碗できっちり淹れる。

お茶の感想:
前回どうも美味しく淹れられなかったからもういちど。
いや、納得するまで何度でも。
でも、やっぱりうまくゆかない。
易武山のお茶はときどきこうなる。
いったん呪縛にかかるとすぐに抜けられなくなる。
易武山のお茶がこうなりやすいのは、「ゆれ」と呼んでいるやつで、餅茶の部分的なところに品種の偏りがあったり、製茶の偏りがあったりして、泡茶ごとにピントがズレるから。狙えば狙うほどハズすのだ。
こんなときはあっさり淡く淹れるのがよい。
大きめのポットに少なめの茶葉でじっくり煮出すのもよい。
苦味にフォーカスしようとして茶葉が多すぎて、濃くなりすぎているだけなのだ。

ひとりごと:
わかっていてもできない。
易昌號大漆樹圓茶04年プーアル茶

易武山刮風寨陳香餅05年 その4.

易武山刮風寨陳香餅05年プーアル茶易武山刮風寨陳香餅05年プーアル茶
製造 : 2005年
茶葉 : 雲南省西双版納州孟臘県易武山刮風寨古茶樹
茶廠 : 易武山の工房
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 餅茶
保存 : 上海 紙包み+密封
茶水 : 日本京都御所周辺の地下水
蓋碗できっちり淹れる。

お茶の感想:
美味しいなあ。
青臭いような薬味にいったん慣れてしまうと、
繊細なところがちらちら見えてきて味わいがますます深くなってゆく。
紅茶の影があったり、緑茶の光が射したり、烏龍茶の気が漂ったり。
そしてこのお茶独特の液体のコク。
飲んだ後に喉の奥がスースーしてくるクールミント。
繊細な風味の存在を気付かせるために、
最初に一発、ガツンと青臭みのパンチを喰らわすのは効果的かもしれない。
ラオスとの国境にせまる易武山の辺境地帯「刮風寨」、「弯弓」、「一扇磨」。この一帯は現在も瑶族(ヤオ族)の山で、茎が太く長く育つ品種がある。それに青臭みの特徴があると思う。
自然栽培の古茶樹の農地は品種が混生状態となるが、どの茶樹から種をとるか、どこの斜面へ種を植えるか、それをまったく意識しなかったはずがない。
逆に、製茶の技術的な精度を上げようとしたら、茎の太くて長いこのお茶の品種は邪魔になる。
いろんな考え。いろんな試み。
歴史のあるお茶どころはそこが面白い。
【弯弓 瑶族の山】

ひとりごと:
樽生ビール
最近こういう酵母の生きている感じのビール。
たくさん飲んだらげっぷにも汗にも酵母の甘い香り。

易武山刮風寨陳香餅05年 その3.

易武山刮風寨陳香餅05年プーアル茶
易武山刮風寨陳香餅05年プーアル茶
製造 : 2005年
茶葉 : 雲南省西双版納州孟臘県易武山刮風寨古茶樹
茶廠 : 易武山の工房
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 餅茶
保存 : 上海 紙包み+密封
茶水 : 日本京都御所周辺の地下水
蓋碗できっちり淹れる。

お茶の感想:
このお茶は、
樽で熟成させたお酒にも似ている。
琥珀の液体をちびちび味わう。

ひとりごと:
山崎蒸留所山崎蒸留所
また行こうかな。

易武古樹青餅2010年 その7.

易武古樹青餅2010年プーアル茶易武古樹青餅2010年プーアル茶
製造 : 2010年4月
茶葉 : 雲南省西双版納州孟臘県易武山麻黒村大漆樹古茶樹
茶廠 : 農家+易武山の工房
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 餅茶
保存 : 上海 密封
茶水 : 日本京都御所周辺の地下水
蓋碗できっちり淹れる。

お茶の感想:
老茶をいくつか飲んだ後にこの若いのに戻るとフレッシュさが際立つ。
若い生茶の弾けるような爽快感。
まるでジュースみたいにゴクゴク飲める。
暑い日にゴクゴクいきたくなるだろうなと思ってあっさりめに淹れた。
スカッとした。
「生茶の新しいのは喉越しで飲むべし。」
なんて、このお茶の説明ページにも書いていたけれど、
【易武古樹青餅2010年プーアル茶 その4】
考えたみたら、
お茶がフレッシュかどうかは、飲む人のコンディションが決めることだな。

ひとりごと:
昔の人の家
最近昔の人の家を見るのが好き。
人に見せられるような家を残そうと思ったら、お金もいるけど、教養もいるなあ。


茶想

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