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易昌號大漆樹圓茶04年 その5.

易昌號大漆樹圓茶04年プーアル茶
製造 : 2004年4月
茶葉 : 雲南省西双版納州孟臘県易武山麻黒村大漆樹古茶樹
茶廠 : 農家+易武山の工房
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 餅茶
保存 : 上海 密封
茶水 : 日本京都御所周辺の地下水
蓋碗できっちり淹れる。

お茶の感想:
前回どうも美味しく淹れられなかったからもういちど。
いや、納得するまで何度でも。
でも、やっぱりうまくゆかない。
易武山のお茶はときどきこうなる。
いったん呪縛にかかるとすぐに抜けられなくなる。
易武山のお茶がこうなりやすいのは、「ゆれ」と呼んでいるやつで、餅茶の部分的なところに品種の偏りがあったり、製茶の偏りがあったりして、泡茶ごとにピントがズレるから。狙えば狙うほどハズすのだ。
こんなときはあっさり淡く淹れるのがよい。
大きめのポットに少なめの茶葉でじっくり煮出すのもよい。
苦味にフォーカスしようとして茶葉が多すぎて、濃くなりすぎているだけなのだ。

ひとりごと:
わかっていてもできない。
易昌號大漆樹圓茶04年プーアル茶

易武山刮風寨陳香餅05年 その4.

易武山刮風寨陳香餅05年プーアル茶易武山刮風寨陳香餅05年プーアル茶
製造 : 2005年
茶葉 : 雲南省西双版納州孟臘県易武山刮風寨古茶樹
茶廠 : 易武山の工房
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 餅茶
保存 : 上海 紙包み+密封
茶水 : 日本京都御所周辺の地下水
蓋碗できっちり淹れる。

お茶の感想:
美味しいなあ。
青臭いような薬味にいったん慣れてしまうと、
繊細なところがちらちら見えてきて味わいがますます深くなってゆく。
紅茶の影があったり、緑茶の光が射したり、烏龍茶の気が漂ったり。
そしてこのお茶独特の液体のコク。
飲んだ後に喉の奥がスースーしてくるクールミント。
繊細な風味の存在を気付かせるために、
最初に一発、ガツンと青臭みのパンチを喰らわすのは効果的かもしれない。
ラオスとの国境にせまる易武山の辺境地帯「刮風寨」、「弯弓」、「一扇磨」。この一帯は現在も瑶族(ヤオ族)の山で、茎が太く長く育つ品種がある。それに青臭みの特徴があると思う。
自然栽培の古茶樹の農地は品種が混生状態となるが、どの茶樹から種をとるか、どこの斜面へ種を植えるか、それをまったく意識しなかったはずがない。
逆に、製茶の技術的な精度を上げようとしたら、茎の太くて長いこのお茶の品種は邪魔になる。
いろんな考え。いろんな試み。
歴史のあるお茶どころはそこが面白い。
【弯弓 瑶族の山】

ひとりごと:
樽生ビール
最近こういう酵母の生きている感じのビール。
たくさん飲んだらげっぷにも汗にも酵母の甘い香り。

易武山刮風寨陳香餅05年 その3.

易武山刮風寨陳香餅05年プーアル茶
易武山刮風寨陳香餅05年プーアル茶
製造 : 2005年
茶葉 : 雲南省西双版納州孟臘県易武山刮風寨古茶樹
茶廠 : 易武山の工房
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 餅茶
保存 : 上海 紙包み+密封
茶水 : 日本京都御所周辺の地下水
蓋碗できっちり淹れる。

お茶の感想:
このお茶は、
樽で熟成させたお酒にも似ている。
琥珀の液体をちびちび味わう。

ひとりごと:
山崎蒸留所山崎蒸留所
また行こうかな。

易武古樹青餅2010年 その7.

易武古樹青餅2010年プーアル茶易武古樹青餅2010年プーアル茶
製造 : 2010年4月
茶葉 : 雲南省西双版納州孟臘県易武山麻黒村大漆樹古茶樹
茶廠 : 農家+易武山の工房
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 餅茶
保存 : 上海 密封
茶水 : 日本京都御所周辺の地下水
蓋碗できっちり淹れる。

お茶の感想:
老茶をいくつか飲んだ後にこの若いのに戻るとフレッシュさが際立つ。
若い生茶の弾けるような爽快感。
まるでジュースみたいにゴクゴク飲める。
暑い日にゴクゴクいきたくなるだろうなと思ってあっさりめに淹れた。
スカッとした。
「生茶の新しいのは喉越しで飲むべし。」
なんて、このお茶の説明ページにも書いていたけれど、
【易武古樹青餅2010年プーアル茶 その4】
考えたみたら、
お茶がフレッシュかどうかは、飲む人のコンディションが決めることだな。

ひとりごと:
昔の人の家
最近昔の人の家を見るのが好き。
人に見せられるような家を残そうと思ったら、お金もいるけど、教養もいるなあ。

易武山刮風寨陳香餅05年 その2.

易武刮風寨陳香餅05年プーアル茶
易武刮風寨陳香餅05年プーアル茶
製造 : 2005年
茶葉 : 雲南省西双版納州孟臘県易武山刮風寨古茶樹
茶廠 : 易武山の工房
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 餅茶
保存 : 上海 紙包み+密封
茶水 : 日本京都御所周辺の地下水
蓋碗できっちり淹れる。

お茶の感想:
複雑怪奇と言ったけれど、
このお茶はおそらく万人に等しく複雑怪奇なのであって、
味覚の優れた人にだけしか感じとれないという難しいものではない。
ただ、このお茶の味には未知との遭遇がある。
例えば、まだ食べたこともない山菜やキノコ。
山歩きしているときに間違って潰してしまった緑の虫の臭い。
いろんな風味がスパイスになっているけれど、お茶のお茶たる甘味と苦味と清涼感がしっかり支えるから大丈夫。
いつもとはちがうものに心の準備も無くふいに出会ってしまった時、
どういうふうに受け入れるか、あるいは受け入れないか。
出会うタイミングもある。
旅先だったら面白いけれど、通勤中なら面倒だとか。
そう。たぶんこのお茶の味は人に「迷い」を与えるのだ。

ひとりごと:
夜景
フェリーニの映画『ローマ』のシーンを思い出した。

易武山刮風寨陳香餅05年 その1.

易武刮風寨陳香餅05年プーアル茶
製造 : 2005年
茶葉 : 雲南省西双版納州孟臘県易武山刮風寨古茶樹
茶廠 : 易武山の工房
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 餅茶
保存 : 上海 紙包み+密封
茶水 : 日本京都御所周辺の地下水
蓋碗できっちり淹れる。

お茶の感想:
包み紙を開けたとたんスイカの甘い香り。
そして陳香。
陳香は香港の老舗の茶廠の倉庫から出てきたところの香り。
煎じてくちにすると複雑怪奇。
いろんな味が混じらずにごちゃごちゃしていて、どこにフォーカスを絞って良いのやら迷う「清明上河図巻」みたいだが、底のほうにあった苦味がでてくるとオーケストラのチューニングみたいにそれらをひとつにしてしまう。
この複雑味、その面白さ。
はじめて出会う味のはずなのに、すでに知っていたような気もする。
人はその味に知覚していない自分の可能性を見てしまう。
このお茶は、当店の「卸売部」でしばらく出品していた。
易武山の個人が「刮風寨のお茶があるのでいちど味見してほしい。」というので試飲した。そのとき(2009年)はまだ散茶で、湿った茶葉の臭いがしたので、しっかり干してすぐに圧延加工するように伝えた。
つぎに易武山へ行くと、すでに広東の茶商が買った後で、少ししか残っていなかった。
餅茶になってからのを試飲したときに「しまった!」と思った。
散茶の時に気付かなかったが、おそらく金花カビがついていた。金花は微生物発酵の黒茶づくりに活躍する麹菌のグループ。
さらにその後、刮風寨(ヤオ族の聖地)のことを知ってから、もういちど後悔することになる。

ひとりごと:
易武刮風寨陳香餅05年プーアル茶
刮風寨の村へは、道もだんだん良くなってきているし、僕の体力でも行けるだろう。
しかし、ほんとうの古茶樹のある山はそこからさらに8時間歩く。ラオス国境に迫る海抜2000メートル。鉄鍋を担いで入って山小屋に数日泊まり込んでのお茶づくりが行われていた。

黄印7572七子餅茶99年 その3.

黄印7572七子餅茶99年プーアル茶
黄印7572七子餅茶99年プーアル茶
製造 : 1999年
茶葉 : 雲南省西双版納州孟海県大葉種喬木晒青茶
茶廠 : 孟海茶廠(国営時代)
工程 : 熟茶のプーアル茶
形状 : 餅茶
保存 : 上海−日本 袋密封
茶水 : 日本京都御所周辺の地下水 
蓋碗できっちり。

お茶の感想:
6煎めから。
熟茶の老茶は何煎でも永久にいけそうな気がする。
白湯にほんのちょっと香りがついているだけなのに魅力的な液体。
味にならないなんらかの成分を感じ取っているのだろう。
香りはそんなに特別でもない。
焼き芋の皮のようなどこかなつかしい焦げ味。
それともうひとつは、仏教のお香の伽羅や沈香のような清浄の香り。
焼き芋の焦げ味は、おそらく原料の晒青毛茶にあったもの。
清浄の香りは、おそらく14年もの歳月で何かが焦げてできたもの。
いずれにしても焦げ味がポイント。
これをうまく迎え入れるようにしなければ。

ひとりごと:
夕涼み
夕涼み
夕涼み。

黄印7572七子餅茶99年 その2.

黄印7572七子餅茶99年プーアル茶
製造 : 1999年
茶葉 : 雲南省西双版納州孟海県大葉種喬木晒青茶
茶廠 : 孟海茶廠(国営時代)
工程 : 熟茶のプーアル茶
保存 : 上海−日本 袋密封
茶水 : 日本京都御所周辺の地下水 
蓋碗できっちり。

お茶の感想:
4煎めくらいになると色も薄れて、
じっくり抽出してみたら茶湯がとろんとしきて泡ができた。
茎の部分のでんぷん質や糖質が抽出されるからだろうか。
1煎、2煎、3煎、4煎と、それそれ抽出される成分のバランスがちがって、さらに熱による変化もあって、味わいもちがってくる。
5煎、6煎になると、もう味は薄いけれど、とろんとした液体の質感や、かすかに残る小豆の香りが存在感を維持させる。
煎がつづくのは、茶葉の持つ成分の多いこともあるけれど、その成分がどういう形となって現れるかが大事。
熟茶は長年寝かせるほどに澄んでくるから、その結果があまりにもフラットになりすぎると面白くないので、茶商の倉庫熟成がある。
このお茶の小豆の香りはその賜物だと思う。

ひとりごと:
黄印7572七子餅茶99年プーアル茶
二日酔いは熟茶がよいみたい。
すーっと消えた。

下関銷法沱茶90年代 その2.

下関銷法沱茶90年代プーアル茶
製造 : 1998年頃
茶葉 : 雲南省臨滄茶区大葉種喬木晒青茶
茶廠 : 下関茶廠(国営時代)
工程 : 熟茶のプーアル茶
形状 : 沱茶
保存 : 香港ー広州ー上海 紙包みのまま
茶水 : 日本京都御所周辺の地下水 
蓋碗できっちり。

お茶の感想:
薄くて美味しい。
味が濃いというキーワードが、
最近の食品業界で流行っていると昨年のニュースで知った。
その観点からすると、下関の熟茶よりも孟海の熟茶に軍配が上がるだろう。
しかしこのお茶を高く評価する。
薄くて美味しい。
薄くて上等。
薄いけれどまた飲みたくなる。
薄いからこそいろんな味が見えてくる。
茶葉の質といい、製茶の技術といい、発酵の仕上がりといい、長期熟成といい、すべてにおいてよく出来ている。奇跡と言ってもよいほど。その結果が薄いのだから、それはもう良いにきまっているのだ。

ひとりごと:
下関銷法沱茶90年代プーアル茶
大衆の評価で美味しいお茶など見つかるものか。

下関銷法沱茶90年代 その1.

下関銷法沱茶90年代プーアル茶
下関銷法沱茶90年代プーアル茶
製造 : 1998年頃
茶葉 : 雲南省臨滄茶区大葉種喬木晒青茶
茶廠 : 下関茶廠(国営時代)
工程 : 熟茶のプーアル茶
形状 : 沱茶
保存 : 香港ー広州ー上海 紙包みのまま
茶水 : 日本京都御所周辺の地下水 
蓋碗できっちり。

お茶の感想:
1998年頃の熟茶。
塩っぽい。(水の相性かな。)
軽い。
雲南大理下関茶廠のつくる熟茶は風味が軽い。
孟海の重い熟茶を飲んだ後に下関の熟茶を飲むととくに軽く感じる。
臨滄茶区の茶葉の特性もさることながら、しっかり火を入れる殺青(鉄鍋炒り)をする地域的な傾向が、発酵の工程にも影響し、この軽い風味につながると思う。
見るからに栄養たっぷりな若葉や茎の部分をたっぷり含みながら、くちあたり、のど越しはすっと消えて、ひかえめな沈香だけを残す。
下関茶廠はもともとチベットや青海へ向けて沱茶や磚茶の流通が多く、仏教徒も好んで飲んでいるから、やはりその地域の味の嗜好がお茶にも影響していると思う。
【下関銷法沱茶90年代プーアル茶】
説明文章を書いたのは2008年だが、熟成してさらに澄んだ風味に変化した。

ひとりごと:
プーアール茶の茶商は良いお茶を見つけたら、
いかに売るかということよりも、いかに売らないかを考える。
下関銷法沱茶90年代プーアル茶


茶想

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